主題歌は「摩天楼ブルース」
作曲:筒美京平
編曲:船山基紀
ヒット間違いなしの組み合わせです。
東京JAP 「摩天楼ブルース 」 - YouTube
東京JAPは、この「摩天楼ブルース」以外はあまり記憶にないです。
メンバーの一人、赤坂泰彦さんはその後活躍されていましたね。
「少女に何が起ったか」みんなの感想は?
連ドラ初主演の小泉今日子が薄幸のヒロインを堂々と演じていますが、キョンキョンを取り巻く人々のキャラクターの濃さは、大映テレビならではです。夜中に現れては「うす汚ねぇシンデレラ」といたぶる石立鉄男演じる刑事、窓辺から見守る謎の男・宇津井健、まだ新人だった賀来千香子のいじめはもちろん、キョンキョンの父・風間杜夫の指先まで力のこもった遺影まで見逃すことはできません。
大映テレビの名作が次々とDVD化され、嬉しく思います。最終回にすべての謎が解決したときの脱力感を味わいましょう。
過剰で極端な演出で数々の怪作を生んできた大映テレビが放った決定版。
70年代の『赤いシリーズ』と80年代の『スチュワーデス物語』を足して2で割って挙げ句答えを見失ったような迷作。
心象風景や独り言を全て大声で発する主人公を中心に、登場人物の一人残らず尋常ではないテンションで叫き、動き回る。今時、学芸会の小芝居だってここまで大袈裟ではないし、やかましくはない。
中でも「薄汚ねぇシンデレラ」という、大映ドラマ史上でも屈指のキラーフレーズを放った石立鉄男の怪演ぶりは、思わず目を覆いたくなるようなキレっぷりのはしゃぎっぷりだ。
あの狂気にはさすがのキニスキーでさえお手上げレベルだ。一方で、静かに激しく狂ってみせる宇津井健も勿論外せないのは云うまでもない。
メロドラマの臨界点を越えると、どういった陰惨な結果を招くのか、本作はそれを露呈している。始めから終わりまで常にマックスな状態のクライマックスの連続の為、返ってメリハリが無くなる有様で、いったい何の騒ぎなのか、と呆れている内に迎える急転直下の嵐のようなハッピーエンド。強引過ぎて恐怖さえ漂わせるエンディング。そしてドラマの進行とは何の関連性を見いだせない東京JAPの『摩天楼ブルース』で締めくくる一連。いったい何が起こったらこんなことになるのか。それを知りたい。
雪がピアノで弾いていた曲
トルコ行進曲 Turkish March (Mozart) - YouTube
ショパン「革命」 フジコ・ヘミング UPC-0398 - YouTube
ベートーヴェン:Pfソナタ第23番「熱情」第3楽章:バックハウス(Pf) - YouTube
きっと「少女に何が起ったか」を観たら、もっとピアノが弾きたいとか弾けるようになりたいと思うはずです。