エスカレーターを舞台に壮絶な銃撃戦を繰り広げ、なんとか彼らを片づけたカリートはゲイルの元へと急ぐ。ホームまで行き、列車に乗ろうとした時、そこに以前罵り、痛めつけたベニー・ブランコが現れ、カリートは冷笑を浮かべたブランコに撃たれてしまう。何発も腹部に銃弾を撃ち込まれ、倒れ込むカリート。
ブランコがホームにいたのは、用心棒パチャンガがカリートの行動情報を漏らしていたのだ。しかし、直後そのバチャンガもブランコに必要ないと撃たれる。
意識が段々と遠のくカリートに泣きつくゲイル。朦朧とした中、カリートはゲイルに金を託し、「お腹の子供と2人で街を出ろ」と言い残す。その後、今までの出来事が走馬灯のように駆け巡る中でカリートは静かに息を引き取る。
そんな彼が最期に見たものは、かつて夢見たパラダイスを写し出した看板だった。
ブランコがホームにいたのは、用心棒パチャンガがカリートの行動情報を漏らしていたのだ。しかし、直後そのバチャンガもブランコに必要ないと撃たれる。
意識が段々と遠のくカリートに泣きつくゲイル。朦朧とした中、カリートはゲイルに金を託し、「お腹の子供と2人で街を出ろ」と言い残す。その後、今までの出来事が走馬灯のように駆け巡る中でカリートは静かに息を引き取る。
そんな彼が最期に見たものは、かつて夢見たパラダイスを写し出した看板だった。
via pds.exblog.jp
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デ・パルマ流の撮影方法
クライマックスの銃撃戦が行なわれるエスカレーターは、ニューヨークのグランド・セントラル駅に実在する。映画では非常に長いエスカレーターに思えるが、実際はかなり短い。これはデ・パルマの得意する撮影テクニックであり、アンタッチャブル (映画)の乳母車のシーンにもその手法が使用されている。
作品データ
監督 ブライアン・デ・パルマ
脚本 デヴィッド・コープ
出演 アル・パチーノ、ショーン・ペン、ペネロープ・アン・ミラー等
公開 1994年 ※アメリカは1993年公開
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
時間 144分
脚本 デヴィッド・コープ
出演 アル・パチーノ、ショーン・ペン、ペネロープ・アン・ミラー等
公開 1994年 ※アメリカは1993年公開
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
時間 144分
2005年にカリート・ブリガンテの若き日の姿を描いたクライムアクション『カリートの道 暗黒街の抗争』が公開されている。
デ・パルマとアル・パチーノのコンビではないが、こちらも良作と言われている。
アル・パチーノは年齢を重ねて渋みが増していく。本作のアメリカ公開の前年1992年には悲願のアカデミー主演男優賞を『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』の演技で獲得している。
90年代前半は脂の乗り切った頃で、本作でも焦燥感と希望がまみれた”元麻薬王”の悲哀を圧巻の演技を見せてくれた。
デ・パルマとアル・パチーノのコンビではないが、こちらも良作と言われている。
アル・パチーノは年齢を重ねて渋みが増していく。本作のアメリカ公開の前年1992年には悲願のアカデミー主演男優賞を『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』の演技で獲得している。
90年代前半は脂の乗り切った頃で、本作でも焦燥感と希望がまみれた”元麻薬王”の悲哀を圧巻の演技を見せてくれた。