驚異の脚力、主演のレオン・タンの足技が凄い!
本作の主人公タンを演じたのは、カンフー・スターのレオン・タン。
日本の映画ファンにはジャッキーチェンの未公開作品『ジャッキーチェンの秘龍拳』で主役をやった俳優、と言った方が分かりやすいだろうか?
日本の映画ファンにはジャッキーチェンの未公開作品『ジャッキーチェンの秘龍拳』で主役をやった俳優、と言った方が分かりやすいだろうか?
ミドルエッジ世代には懐かしい、あの名作『帰ってきたドラゴン』で主演の二人が披露していた、狭い路地の壁に両足をかけて、そのまま少しずつジャンプしながら壁を上っていく!という驚異の技「壁虎功」!実はその「壁虎功」の第一人者が、このレオン・タンなのだ。
この『空飛ぶ十字剣』では、壁ではなく二本の木の間を足の力だけで高く登って行く!という荒業を見せてくれるレオン・タン。
本作ではこのシーン以外にも、彼のその自慢の足技を存分に楽しむことが出来る。
本作ではこのシーン以外にも、彼のその自慢の足技を存分に楽しむことが出来る。
そもそも、タイトルの十字剣って何?
その名前だけでも最強の武器っぽい、空飛ぶ十字剣。実はそれは、敵のラスボスであるツァオが普段着ている、鎖かたびらの様な防具のこと。身に着けていたこの防具を広げて、片手で回し始めると遠心力で画像の様に広がるのだ!
映画の内容的には、英語タイトルの『DYNASTY(王朝)』が現す通りの時代劇なのだが、奇想天外な武器や秘密兵器が登場する本作の内容は、日本の『仮面の忍者赤影』を連想させて、当時の子供たちにも大人気だったのだ。
防具としても最強でありながら、広げて飛ばすと最強の武器にもなるという、この十字剣の威力!
果たしてこの最強の武器に、主人公のタンがどうやって立ち向かうのか?その勝敗の行方が非常に気になるところだ。
果たしてこの最強の武器に、主人公のタンがどうやって立ち向かうのか?その勝敗の行方が非常に気になるところだ。
最後に
劇場公開後、東京12チャンネル(現在のテレビ東京)の『木曜洋画劇場』で放送された際に、やっと憧れの『超立体映画」』の全貌に触れられた、というミドルエッジ世代の方も多いはずの本作。
確かに、最近の3D技術の進歩の前には比較対象にもならないクオリティだが、やはり当時のままの『超立体映画』として、一度は体験してみたい!と思うのも事実。70年代に咲いたこの異色の作品の一日も早いソフト化と、イベントなどの特別上映が実現することを願って止まない。
確かに、最近の3D技術の進歩の前には比較対象にもならないクオリティだが、やはり当時のままの『超立体映画』として、一度は体験してみたい!と思うのも事実。70年代に咲いたこの異色の作品の一日も早いソフト化と、イベントなどの特別上映が実現することを願って止まない。