「時の扉」でミリオンセラーを記録!
1993年2月、4枚目のシングル「時の扉」を発表。4月にはシングルと同タイトルの2枚目のアルバム『時の扉』を発表。いずれもオリコンチャート1位、ミリオンセラー記録の大ヒットとなり、日本の音楽界においてトップアーティストとしての地位を確立する。
WANDS 時の扉 (Toki No Tobira) MV - YouTube
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ハードなギターリフとともにサビから始まる大ヒットシングル「時の扉」。あの時代を生きた人で聞いた事ない人はいないでしょう。でも私はちょっと、「時の扉」ってT-BORANの曲だったかな?とか思ってました。ちょっとだけ。
WANDSの時代到来
1993年度は、シングル4,112,008枚・アルバム3,187,564枚の売り上げを記録し、第8回日本ゴールドディスク大賞を受賞した。以降1995年まで、シングル「愛を語るより口づけを交わそう」「世界が終るまでは…」、アルバム『Little Bit…』『PIECE OF MY SOUL』が、それぞれミリオンセラーを記録。シングル「恋せよ乙女」「Secret Night 〜It's My Treat〜」もオリコンチャート1位獲得のヒットとなった。
WANDS 愛を語るより口づけをかわそう (Ai wo Kataru Yori Kuchizuke wo Kawasou) MV - YouTube
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WANDS 恋せよ乙女 (Koiseyo Otome) PV - YouTube
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出す曲がことごとくミリオンセラーを記録するというまさにWANDSの時代。町を歩けばどこかで必ずWANDSを耳にしていました。THE BLUE HEARTSやジュンスカが大好きな私にとっては少し物足りない時代でしたが、今でもWANDSの曲は全部歌えます。そう、結局いい曲って忘れないんですよね!
変化した音楽性
WANDS SAME SIDE MV - YouTube
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1995年12月、10枚目のシングル「Same Side」を発表。セカンドシングル以来のメンバーのみの手によるシングル曲で、上杉が志向する欧米的な流れであるニルヴァーナオルタナティブのサウンドを如実に示すものであったが、当時の日本での売れ筋J-POP路線とは一線を画していたため前作から売上を落とす結果となった。現在ファンの間では再評価され、上杉自身も「この曲が今の自分の音楽の原点となった。」と発言している。
確かに私はこの曲をあまりよく覚えていません。それまでの分かりやすく盛り上がるサビを持つ歌謡曲ライクなシングルとは違い、唸るような太い声が印象的な曲です。
上杉昇と柴崎浩の脱退と第3期WANDS
1996年2月、11枚目のシングル「WORST CRIME 〜About a rock star who was a swindler〜/Blind To My Heart」を発表後、長戸大幸が求めるWANDSのスタイルと音楽性の違いを理由に 1997年初頭に上杉昇と柴崎浩が脱退(後に2人はal.ni.coを結成)し、活動を休止。ビーイングが「WANDS」の名前を商標登録していた為、残った木村真也はボーカルに和久二郎、ギターに杉元一生を迎え、第3期WANDSとして活動を再開する。
もともと歌謡曲ライクな歌を歌いたいわけではなかったのではないかと思われる上杉昇さんがついにしびれを切らして脱退。しかしその後の第3期WANDSは、もはやWANDSとして活動して行けるだけの要素を満たしていなかったのかもしれません。
解散
1997年9月、当時デビュー直後であった小松未歩の楽曲提供により、12枚目のシングル「錆び付いたマシンガンで今を撃ち抜こう」を発表。その後も坂井泉水やGARNET CROWとしてのデビュー前のAZUKI七からの楽曲提供を受け、シングル4枚、オリジナルアルバム1枚を発表したが、2000年3月、公式サイト上で「解体」(解散)を表明。
上杉昇と柴崎浩を失ったWANDSは音楽的にもファンにとってもすでにWANDSではなかったような気がします。
解散後
WANDSのメンバーとして活動した全てのミュージシャンは現在もそれぞれの道で音楽活動をしていますが、上杉さんの変貌ぶりはなかなかのインパクトです。