90年代に”渋谷系”ミュージックを牽引した永遠のポップ王子『カジヒデキ』
2017年2月1日 更新

90年代に”渋谷系”ミュージックを牽引した永遠のポップ王子『カジヒデキ』

1996年にソロデビューしてからコンスタントに作品をリリースし続けるシンガーソングライターのカジヒデキさん。爽やかでポップなメロディは当時も今も変わりません。

6,505 view

1990年代後半の”渋谷系”音楽を牽引した

カジヒデキ

カジヒデキ

本名:加地 秀基
生年月日:1967年5月8日
出身地:千葉県富津市
1967年5月8日生まれ、千葉県富津市出身のシンガーソングライター『カジヒデキ』さん。1989年に結成した男女混成バンド『bridge』にてベースを担当。1993年にアルバム「Spring Hill Fair」をリリースしました。1995年に同バンドは解散し、その後、1996年8月に「マスカットe.p.」でソロデビューを果たします。1997年にはオリジナルアルバム「MINI・SKIRT」をリリース。「ラ・ブーム ~だって MY BOOM IS ME~」など数々の ヒット曲を放ち、90年代後半の”渋谷系”と呼ばれたミュージックシーンの牽引役の一人となりました。
カジヒデキさんは、そのポップでキャッチーな音楽性とキャラクターが幅広い音楽ファンの支持を受け、一躍人気ミュージシャンに。また、他アーティストの楽曲提供やプロデュースなども多数手がけながら、コンスタントにアルバムなど音楽ソースのリリースを重ね、2012年3月には自身のレーベル「BLUE BOYS CLUB」を立ち上げるなど活躍。

ミュージシャン活動の枠を超え、DJイベント「BLUE BOYS CLUB」を主宰。TBSラジオ「オーディナリーミュー ジック」、bayfm「SPACE SHOWER MUSIC RADIO」渋谷のラジオ「渋谷のラジオ の渋谷系」などのパーソナリティを務めたり、音楽フェス「PEANUT CAMP」のキュレーションなど、 音楽の紹介者としても幅広く業界に貢献しています。

”渋谷系”と呼ばれるアーティストのひとりに

渋谷系とは?…主なアーティスト

1980年代のニューウェーブやギターポップ、ネオアコ、ハウス、ヒップホップ、1960年代・1970年代のソウル・ミュージックやラウンジ・ミュージックといったジャンルを中心に、幅広いジャンルの音楽を素地として1980年代末頃に登場した都市型志向の音楽であるとされる。
ミュージシャン自身は「渋谷系」への区分を喜ばないことが多かったが、多くの音楽的要素を取り込んだ彼らの音楽を表現する言葉としてよく用いられた。
カジヒデキ

カジヒデキ

ピチカート・ファイヴ(小西康陽・野宮真貴)

ピチカート・ファイヴ(小西康陽・野宮真貴)

ORIGINAL LOVE(田島貴男)

ORIGINAL LOVE(田島貴男)

フリッパーズ・ギター(小山田圭吾・小沢健二)

フリッパーズ・ギター(小山田圭吾・小沢健二)

2008年には映画『デトロイト・メタル・シティ』 へ楽曲提供も

映画『デトロイト・メタル・シティ』

映画『デトロイト・メタル・シティ』

2008年8月23日より、実写映画が全国東宝系にて公開

キャッチコピーは、「僕がしたかったのは…こんなバンドじゃない!!」
2008年に公開された映画『デトロイト・メタル・シティ』に出演。『SATSUGAI/甘い恋人 〜for the movie〜』などの楽曲を提供。オリコン最高7位を記録しスマッシュヒットに。また、カジヒデキさんをモチーフとしたキャラクターが登場し、当時話題になりました。

カジヒデキ - 甘い恋人

そんな彼のアルバムディスコグラフィ コンスタントに作品を発表

”渋谷系”と呼ばれた彼のCDのジャケットデザインの中には、1960・70年代のデザインを引用し解釈しなおした斬新なものも。年月を経てもなおオシャレな作品ばかりです。
『MINI・SKIRT』

『MINI・SKIRT』

1.ラ・ブーム~だってMY BOOM IS ME~
2.マスカット
3.ベイビー・ベイビー、ミー・ミー・ミー
4.ポニーテールの頃
5.トウキョウ・トゥ・ロンドン
6.ボブの匂い
7.ウィークエンダーズ
8.ハートじかけのオンガク
9.ポップ・ソングをつくろう
10.ブルー
11.たまごの中の欲望 *イライザ・アンド・ザ・マスカット・スマイル~リプライズ~
12.君のハートのナチュラル
13.ランブラーでランデブー
14.夏物語
15.@曲名クレジットなし@
50 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

今なお色褪せない歌声と美貌で活躍する女性シンガーソングライター『遊佐未森』

今なお色褪せない歌声と美貌で活躍する女性シンガーソングライター『遊佐未森』

日本のバブル真っ只中の1988年にシンガーソングライターとしてデビューを飾った遊佐未森さん。50歳を超えた現在でもコンスタントに活躍される彼女についてまとめました。
gogo-one | 13,812 view
90年代渋谷系を代表する不朽の名盤!小沢健二『LIFE』のアナログレコードが再発決定!!

90年代渋谷系を代表する不朽の名盤!小沢健二『LIFE』のアナログレコードが再発決定!!

ローソンエンタテインメントが運営するアナログレコード専門店「HMV record shop 渋谷」が2014年8月のオープンから10周年を迎えるのを記念し、10周年企画の第一弾として小沢健二のアルバム『LIFE』のアナログレコードの発売が決定しました。発売予定日は8月31日。
隣人速報 | 124 view
Spiral Lifeがデビュー30周年!記念CD BOX『A Generation of 1993-1996』が発売!

Spiral Lifeがデビュー30周年!記念CD BOX『A Generation of 1993-1996』が発売!

タワーレコードより、音楽ユニット・Spiral Lifeのデビュー30周年を記念したCD BOX『A Generation of 1993-1996 ~ふたたび新しい旅に出る~』が発売されます。
隣人速報 | 218 view
谷村有美のミュージックビデオがYouTube公式チャンネルで公開開始!!

谷村有美のミュージックビデオがYouTube公式チャンネルで公開開始!!

1987年にデビューし、キュートなルックスとクリスタルな歌声で80~90年代を駆け抜けたシンガーソングライター・アイドル、谷村有美。そのソニーミュージック在籍時代のミュージックビデオが、谷村有美本人のYouTube公式チャンネルで公開中となっています。
隣人速報 | 950 view
小沢健二の初期の名盤「犬は吠えるがキャラバンは進む」が2枚組CDとなって再発!待望のニューシングルも発表!!

小沢健二の初期の名盤「犬は吠えるがキャラバンは進む」が2枚組CDとなって再発!待望のニューシングルも発表!!

シンガーソングライターの小沢健二がこのたび、1993年発表のファーストアルバム「犬は吠えるがキャラバンは進む」の再発盤をリリースすることが明らかとなりました。
隣人速報 | 544 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト