当時日本初のサッカーゲームがファミコンで発売!ウィイレの原点はここに!?
2016年9月20日 更新

当時日本初のサッカーゲームがファミコンで発売!ウィイレの原点はここに!?

今では実在する選手を操作できたり、超リアルに楽しめるようになったサッカーゲーム。昔はドット絵が可愛く動き、えげつないシュートを決めていた!? 今考えれば単純、しかし面白かったファミコン「サッカー」の魅力を、30年の時を経た今振り返ります!

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サッカーのゲームなんて、当時は画期的でした!!

まだまだ野球全盛の時代、あるものがきっかけでサッカー少年が増加

 1983年に発売された任天堂ファミリーコンピュータ。やはり初のスポーツゲームソフトにはベースボールが選ばれました(同年発売)。当時はJリーグもなく、日本でサッカーはまだまだ少数派のスポーツ。グラウンドでは野球部が幅を利かせ、サッカー部は隅っこでゴールに蹴り込むぐらいしかできなかった時代です。

 そんな中、高橋陽一先生の漫画「キャプテン翼」の人気に伴い、少年サッカー人口は飛躍的に増加。「ボールはトモダチ」等の名言と共に、若林源三の真似をするキーパーや「ツインシュート」を練習する子供達がそこら中で見られるようになりました。
少年達の間で大流行

少年達の間で大流行

「サッカー」発売の2年前、1983年にテレビアニメ化。
ドリブルしていると地平線からゴールが見えてくる。
翼君・岬君に憧れたものです。

満を持して「サッカー」ついに発売!!

ファミコン発売から約2年、1985年4月に「サッカー」がついに発売!!
世のサッカー少年達を虜にしたゲームのデビューです。
1985年4月9日に発売

1985年4月9日に発売

ファミコンのスポーツゲームソフトとしては、ベースボール・ゴルフ・テニスに次いで4番目のデビュー!
『サッカー』は、1985年4月9日に任天堂から発売されたファミリーコンピュータ用スポーツゲームである。
サイドビュー横スクロール型画面のグラウンドで、単純にサッカーをプレイしていくという内容。ファミコン初のサッカーゲームで、その後の各種サッカーゲームの基本となった。1人用でコンピュータと対戦するほか、2人用でプレイヤー同士の対戦プレイもできる。

電源を入れたら、ワクワクの始まり!

タイトル画面

タイトル画面

軽快なBGMと共に、パチンコ屋のネオンみたいに「SOCCER」の文字が光るタイトル画面。

ドキドキのチーム選択画面、日本は・・・ピ、ピンク!?

 電源を入れてスタートボタンを押すと、まずチーム等の選択画面。

 USA(アメリカ)、GBR(イギリス)、FRA(フランス)、FRG(西ドイツ)、BRA(ブラジル)、JPN(日本)、ESP(スペイン)の7チームから好きなチームを選びます。チームによってスキルが違うなどという事は全くありません(笑)。個人的には、イギリスの黒いユニフォームが強そうだったので好きでした。そして日本はなぜかピンク!?・・・選んだことは数える程しかありませんでした。ちなみに対CPU戦では相手チームは選べません。

 そしてレベルの選択ですが、レベルと言うより選手・ボールのスピードが変わる感じです。5(最高レベル)が動きが早くて本物っぽく見えました。

 最後に試合時間の選択。ゲーム上で時間はかなり短縮されていてものすごい勢いでカウントダウンするので、30分ハーフくらいが一番楽しめたと思います。(本当の45分ハーフだったら、後半のいい時間帯で親に怒られます)

 いよいよ、試合開始!どっちが先攻かは始まるまでわからない・・・ドキドキの瞬間です。
セレクト画面

セレクト画面

音楽が変わり、設定画面へ

ついにキックオフ! あれ?人数が・・・ま、いっか(笑)

データ量の小さいファミコンソフト、コントローラには十字キーとA・Bボタンしかありませんので、操作はいたって単純。チームの人数においては、キーパー+フィールド5人の6対6です。フォワード3人とディフェンス2人といったイメージですね。画面が分割されているせいか、さほど違和感はありませんでした。歓声とともにキックオフ!
緊張のキックオフ!

緊張のキックオフ!

画面は自陣・センター・敵陣の3画面を横スクロールで移動します。ボールを持ったらドリブル開始。フェイントやタックルとかはなく、ドリブルの方向転換だけで相手を抜き去ります。選手によってスキルが違うなどという事は全くない(むしろみんな同じで見分けがつかない)ので、全員が主役です!パスを繋いで相手ゴールを目指します。
相手ゴールまで一直線!

相手ゴールまで一直線!

ボールを持ったら、ドリブル・パスを駆使して敵陣へ攻め込む!
Aボタン(本来はシュートボタン、弾道が低い)をうまく使用した芸術的なスルーパスや、少し難しいダイレクトシュートが決まろうものなら、自然と「自己実況中継」にも熱が入ります。
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