ロック界を背負って立つカリスマ姉御ことクリッシー・ハインド率いるプリテンダーズ
2016年7月26日 更新

ロック界を背負って立つカリスマ姉御ことクリッシー・ハインド率いるプリテンダーズ

ロック界では男性メンバーの中に女性が1人、しかも、その女性がリーダーをつとめるバントというのは非常に少ない。女性リーダーには、かなりのカリスマ性が求められるようです。プリテンダーズのクリッシー・ハインドはその限られた1人です。頼りになります!

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ラーニング・トゥ・クロール

ラーニング・トゥ・クロール

1984年リリース

【収録曲】
1. Middle Of The Road
2. Back On The Chain Gang
3. Time The Avenger
4. Watching The Clothes
5. Show Me
6. Thumbelina
7. My City Was Gone
8. Thin Line Between Love And Hate
9. I Hurt You
10. 2000 Miles
本作は地獄からの復活作・最高傑作と成るのだが、全曲が新メンバーでの録音では無く、元Rockpileのギター/Billy Bremnerさん 
Rumoreのベーシスト/Andrew Bodnerさん、鍵盤のPaul Carrackさんらパブ・ロックの猛者達にHelpを仰いだ所が 60年代Rockへのオマージュ溢れるクリッシーさんらしい!
クリッシー・ハインドはシンプル・マインズのヴォーカリストであったジム・カーと再婚し、プリテンダーズは新メンバーに、ロビー・マッキントッシュ(Gui)とマルコム・フォスター(Bass)を迎え入れて活動を再開します。

しかしそれもつかの間、1986年にはオリジナル・メンバーのマーティン・チェンバースとマルコム・フォスターがバンドを去り、代わりにブレア・カニンガムとT・M・スティーブンスが加入します。
そしてもうひとりP-ファンク界の大物バーニー・ウォーレルが参加し、アルバム「ゲット・クロース( Get Close)」が制作されました。
このアルバムからは、シングル「Don't Get Me Wrong」が世界的に大ヒットしています。
ゲット・クロース

ゲット・クロース

1986年リリース

【収録曲】
1. マイ・ベイビー
2. チェンジ・マイ・ライフ
3. 月の光
4. ダンス
5. 愛の伝説
6. ドント・ゲット・ミー・ロング
7. アイ・リメンバー・ユー
8. 魂の値
9. チル・ファクター
10. ヒム・トゥ・ハー(聖歌)
11. 鏡の部屋

ドント・ゲット・ミー・ロング

The Pretenders - Don't get me wrong (HD 16:9)
その後も相変わらずバンド・メンバーは固定されず、ツアーの途中でT・M・スティーブンスとバーニー・ウォーレルが早々に脱退。
代わってマルコム・フォスターが呼び戻され、キーボードにはルパート・ブラックが抜擢されます。
これで落ち着くかと思われた矢先にロビー・マッキントッシュが脱退してしまい、ザ・スミスのギタリストだったジョニー・マーが加入するなどクリッシー・ハインド以外のメンバーは短期間で入れ替わっていきます。
プリテンダーズ

プリテンダーズ

ジョニー・マー(右手前)加入時のプリテンダーズです。
カッコイイですね。
パックト!

パックト!

1990年リリース

【収録曲】
1. ネヴァー・ドゥ・ザット
2. メイク・ア・パクト
3. ミリオネアーズ
4. メイ・ディス・ビー・ラヴ
5. ノー・ギャランティー
6. いつなのかしら?
7. センス・オブ・パーパス
8. ダウンタウン
9. ミス・ユー
10. ホールド・ア・キャンドル
11. クリミナル
90年発表のオリジナルアルバム通算5枚目。
前作からは3年半ものインターバルの末、発表された。
正直、プリテンダーズの評価が高いのは初期であって、
このアルバムなどはほとんど忘れられている感じさえある。
しかし、これが実にいいアルバムで聴く価値は充分ある。
プロデュースはミッシェル・フルーム。
当時注目されたのは、正式加入も噂された元スミスのジョニー・マーとの共作曲が含まれていたことだろうか。
全体のトーンとしては、激しいロックンロールよりもミディアム~スローテンポの曲が印象に残る。
繊細なギターサウンドをバックにしたクリッシー・ハインドの情感たっぷりの歌。
激しさよりも円熟味が目立つ内容となっている。
飽きることなく、長く聴き続けることができるアルバムだと思う。
このアルバム「パックト! (Packed!)」は決して悪くない。ただプリテンダーズというよりもクリッシー・ハインドのソロ・プロジェクトという感じが漂い始めています。
当時ギター・ヒーローとして話題のジョニー・マーの参加は嬉しい限りですが、そのジョニー・マーも早々に居なくなってしまいます。

1994年~2000年代前半にかけてはメンバーも固定され安定した活動が行われました。
現在のところ最新作は2008年発売の「Break Up the Concrete」ですが、これからもまだまだ素晴らしい曲を沢山聞かせてほしいです。
Break Up the Concrete

Break Up the Concrete

2008年リリース
う~ん、出だしから格好良い!!とりあえず1枚というのならこれ!!
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