ワタシハシンゴ
新入居者の謎のシーツの中身当てに電話が鳴ります。ここで始めてロボットは自分の名前を名乗ります。シーツの中身は何もなく、実はこの夫婦の娘は動くこともしゃべることもできない状態で、クローゼットの中にいるのですが、真悟からの電話に受け答えする娘に驚く夫婦。真悟の起こした奇跡のひとつです。
via naruseriri
母の名前は「真鈴」父の名前は「悟」。二人の名前を合わせて「真悟」。真悟は自分でそう名づけました。
そして、父の言葉を届けるため、イギリスにいる母のもとへ向かい続けます。
そして、父の言葉を届けるため、イギリスにいる母のもとへ向かい続けます。
その頃、まりんは・・・
ロビンに狙われる
ロビンというイギリス人の少年に愛されるまりん。このロビンは、歪んだ愛情でまりんを地下室にとじ込め、核爆発でみんな死んだと嘘を吹き込み、その後砂漠を通って聖地エルサレムでまりんと結婚しようとします。
船でイギリスを目指す真悟は、まりんの危機を感じています。その間に真悟は全ての機械と繋がって「三角」になり、全ての生き物と繋がり「マル」になります。つまり、真悟は「地球」になったのです。
まりんをかばう真悟
ロビンめがけたミサイルが、誤ってまりんに当たりそうになり、まりんを守る真悟。人間の姿をしていますが、これは真悟の精神で、まりんはその存在が見えていません。まりんは無事でしたが、この時、まりんの子供時代は終わりを告げました。
via naruseriri
その頃、さとるは・・・
サトル、ワタシハイマモアナタガスキデス。マリン。
今度は新潟にいるさとるに、この言葉を届けに行く真悟。さとるの言葉は結局、まりんに伝えられず、返事ももらっていません。これは真悟が考えた、嘘の伝言です。地球になった真悟は、悪意や嘘を覚え、罪悪感を抱きながらも、この言葉を伝えにさとるのもとへ行きます。
via naruseriri
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さとるに後一歩で会える所で、さとるは佐渡島に行く船に乗り込み旅立ってしまいます。そこでは人類間引きの実験がされており、次々と殺人が行われます。その間真悟は、さとるが帰ってくるのを港で待っています。
真悟の最後
マジか・・・ミュージカルに!?
2016年12月~1月に高畑充希×門脇麦W主演で『わたしは真悟』がミュージカルに!! [2][3]。 東京・新国立劇場中劇場ほかで上演される。
via eplus.jp
さいごに
「わたしは真悟」は前編を通して、真悟の、思い出を語るような口調のモノローグで物語が進みます。真悟はさとるとまりんが生み出した人工知能であり、地球であり、二人の子供です。ですがそのことに、さとるとまりんは最後まで気づきません。ただ父から母へ、母から父への大切な言葉を届けるために行動します。その姿にジーンとし、まさに愛の物語だと感じます。
未読の方は、是非ご一読を。
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