溥儀の家庭教師レジナルド・ジョンストンの著書「紫禁城の黄昏」は、映画にも登場しますが、家庭教師としてついていた当時の、紫禁城の様子を描いたものです。イギリス人ジョンストンの目から見た中国や紫禁城ですが、政治犯収容所での尋問の際にも使われたようです。
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「ラストエンペラー」の実在の主人公
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皇帝として即位してから、紫禁城を出るまでは、外界と隔絶された生活の中、家庭教師のジョンストンの存在が唯一外の世界を教えてくれる存在でした。
皇帝として即位し、皇帝として教育されて育った溥儀にとっては、日本軍の傀儡と言われても、皇帝となるのは当然のことだったのかもしれません。自分の理想とする国を作る夢は果たせませんでしたが、一国民として見る紫禁城は、どう映っていたのでしょうか。
皇帝として即位し、皇帝として教育されて育った溥儀にとっては、日本軍の傀儡と言われても、皇帝となるのは当然のことだったのかもしれません。自分の理想とする国を作る夢は果たせませんでしたが、一国民として見る紫禁城は、どう映っていたのでしょうか。
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乳母や夫人たちの妖艶な様、故宮の生活を捉えた圧倒的スケール、崩れ落ちていく生。
激動の時代を、皇帝として生き、庶民として死んでいった男の物語。
人生は本当に分からない。個人の意思が介在する余地なんてあるのだろうか、と思うほどに。
だが生きる。そんな力強さをもらった。
舞台となった紫禁城の現在の様子
溥儀は、300年以上続く清朝の最後の皇帝でしたが、秦の始皇帝から始まる2000年以上続く専制政治の最後の皇帝でした。
映画の中の中国人が、英語で話すことに違和感を感じる方も多いようです。史実とは違う部分もあり、西洋人の中の和服のイメージなど、細かい部分は突っ込みたくなる部分もありますが、それを抜きにしても見る価値のある映像だと思います。
映画の中の中国人が、英語で話すことに違和感を感じる方も多いようです。史実とは違う部分もあり、西洋人の中の和服のイメージなど、細かい部分は突っ込みたくなる部分もありますが、それを抜きにしても見る価値のある映像だと思います。