漫画の「孤独のグルメ」 独り飯の達人・五郎の「はふはふ、むしゃむしゃ」が食欲をそそる人気コミックです!
2016年4月1日 更新

漫画の「孤独のグルメ」 独り飯の達人・五郎の「はふはふ、むしゃむしゃ」が食欲をそそる人気コミックです!

近年人気を集めている「孤独のグルメ」。実は90年代中盤に連載されていたのをご存知ですか?愛煙家の主人公が食後の一服を楽しむ場面は、分煙や全面禁煙の進む昨今では難しいんだろうなと、時代を感じる描写もまた懐かしく思えます。

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「孤独のグルメ」の連載は20年以上も前!

扶桑社の月刊パンジャ誌上で1994年から1996年にかけて連載。1997年に単行本、2000年に文庫本、2008年に新装版が発売された。

2008年の朝日新聞記事などによると、10年間「気が付いたら在庫が無くなった」という、じわじわと売れ続けるスタイルで、2008年には累計10万部を突破。同年4月、特別編を収録した新装版が発売された。

その年以降、「SPA!」にて不定期に新作が掲載。2015年に18年ぶりの「2巻」が刊行される。
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孤独のグルメ 【新装版】

扶桑社 2008/4/22発売
輸入商を営んでいる独り身の男を主人公とし、仕事の合間にふと立ち寄る飲食店の食事の様子を、主人公の独白により細かく描写していくグルメマンガ。

実在の飲食店をモデルに、「ぶた肉いため」「回転寿司」「焼きまんじゅう」など庶民的な食事を描くことがほとんどであり、イタリア、フランスほか各国でも翻訳版が発売されている。
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孤独のグルメ 第2巻
扶桑社 2015/09/28発売
原作は久住昌之、作画を谷口ジローが担当。

2012年1月よりテレビ東京にてドラマ化され、Season5まで製作されています。
Season5の第7話(ジンギスカン鍋)では、深夜枠ながら5%もの視聴率を獲得。
更なる続編も期待されるヒット作として成長しています。

「孤独のグルメ」を堪能する主人公

個人で雑貨輸入商を営んでいる井之頭五郎(いのがしら ごろう)が、仕事の合間に立ち寄った店で食事をする様を描いたグルメ漫画。

主人公が訪れる場所は高級料理屋などではなく、大衆食堂のような店がほとんどである。また、出先での食事がメインのため、出張など(7話・19話・特別編)を除けば大半が東京を中心とする関東の店となっている。

料理の薀蓄を述べるのではなく、ひたすらに主人公の中年男が独りで食事を楽しむシーンと心理描写を綴っているのが特徴。ドラマティックな展開などは少なく、あたかもドキュメンタリーのごとく淡々とストーリーが流れていく。
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「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」

川崎の工業地帯にて独り焼肉

食べ歩きに駆り立てる哲学

「時間や社会にとらわれず幸福に空腹を満たすとき、つかの間、彼は自分勝手になり、自由になる。誰にも邪魔されず、気を使わず物を食べるという孤高の行為。この行為こそが現代人に平等に与えられた最高の癒しと言えるのである」

※TVドラマ版のオープニング・ナレーションより引用
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「ぶた肉いため」と「とん汁」を頼み、ぶたがダブってしまう五郎。
この手のチョイスミスが多いです。

料理の組み合わせにこだわり、食べながらも頭の中では常に独り言を言っています。

「このおしんこは正解だった」
至極美味しさを感じる瞬間です。
独身貴族を地で行く主人公の五郎。すぐに腹が減るのが特徴です(笑)

料理を作る発想はなく、自分の腹が何の料理を求めているかを確認しつつ、店を選んでいきます。
彼にとって、料理はあくまでも食べるものであり、その時間こそが至福なのです。

どんなに仕事が忙しくても、食を堪能する姿勢に、現代人が忘れがちな食のありがたみを感じる事になります。五郎のその姿勢こそ「グルメ」ではないでしょうか。

独り飯の達人 井之頭五郎

井之頭五郎とは?

孤高で自由な生き方をモットーとし、結婚や店を構えることについては「人生が重たくなる」として敬遠している。自分なりの食事に対する信念をいくつも持っており、これに則って食事を楽しんでいる。

現在、特定の恋人はいない。回想では「小雪(さゆき)」という名の女優を始め、数人の女性と交際経験がある。
詳しい家族構成は不明だが、離婚して出戻った姉がおり、その姉の子、太(ふとし)は高校球児。

愛煙家で、食事が終わった後に一服つけるのが癖。
アルコールに関しては全くの下戸(ただし酒呑みや彼らの醸す雰囲気を嫌っているわけではない)。
甘党であり、特に和菓子系の甘い物には目が無い。
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お酒のない店だけど大丈夫かと聞かれて
「なくてけっこう コケコッコー」

たまにオヤジギャグを炸裂させる五郎

食べる行為に特化した作品

本作の特徴の一つに、主人公・五郎の半生がほとんど描かれない点があります。
どのような土地で生まれ、どのような人生を歩んできたのかといったキャラ設定上、当然と思われる人生背景が省略されています。

前述の恋人に関する話のように、断片的に描かれる場合もありますが、それが物語に展開を与えるような事はありません。
あくまでも食を楽しみ、食により孤独な自分を癒すための物語なのです。

原作者の久住昌之は、フランスの評論家に「主人公のバックボーンがミステリアスである点が面白い」と言われたそうです。

実際には、五郎の設定をかなり綿密に設定しています。
ですが、久住としてはキャラがバックボーンを背負って食べているなんて、読者にとってはどうでもいい事という考えのようです(笑)
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「焦るんじゃない 俺は腹が減っているだけなんだ」

「美味しい物を食べられれば、十分に幸せを満たしてくれる」という点が、この漫画のテーマの一つではないでしょうか。
出典 p.twpl.jp
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