食を邪魔する者には特盛りの鉄拳制裁!!
第12話 東京都板橋区 大山町のハンバーグ・ランチ
ランチタイムという事もあり、店内には多くのお客さん。
五郎はいつものように注文を決め、出てきた料理を堪能し始めます。
しかし、入店時より気になっていた店長による中国人留学生へのイビリ方。
周囲のお客さんは我関せずと、食事を終え、そそくさと店を出ます。
店内に客は五郎だけが残されます。
そして、店長の理不尽さに我慢し切れなくなった五郎。
箸を置き、カウンターにお札を叩きつけ、「人の食べている前であんなに怒鳴らなくたっていいでしょう」
と文句を言います。
すると店長は反省する様子もなく、「帰れ 帰れ」と五郎をあしらいます。
すぐさま「・・・・・・あなたは客の気持ちを全然まるでわかっていない!」と言い返す五郎。
しかし、店長は「なにをわけのわからないことを言ってやがる」と聞く耳を持ちません。
再度「出ていけ!」と言い、手の平を五郎に打ち当てます。
すると、店長の手を掴み、逆に関節技を決めてしまう五郎。(祖父が古武術の館長で、しっかりと叩き込まれた為)
痛がる店長「がああああ」
その様子を見ていた留学生が一言。
「やめて!それ以上いけない」
どこかやるせない表情で店を後にする五郎でした。
美味しそうな料理の絵
原作者・久住昌之による絵の解説
第3話の「豆かん」が、これまたすごい。ペンで描いたモノクロの絵で、場をこんなにもたせることができる谷口さんの画力に、ただただ圧倒されました。他の人ではとてももたないでしょう。ほら、この絵なんて、モノクロなのにお茶が緑に見えるでしょ。
作画・谷口ジローの綿密な描写
その原作者が唸る程に、一枚絵で表現してしまう作画の谷口ジローも流石です!
食後の一服は欠かせない!
「ふう~~」と煙を吐き出す所までが、彼の食の作法なのでしょうね。
原作初期は90年代という事もあり、所構わずタバコを吸っていたが、昨今の禁煙ブーム、嫌煙の流れに伴い最近の新作やドラマでは携帯灰皿持参、禁煙の店では大人しく外で吸う、喫煙可の店でも店の人にタバコを吸ってよいか聞くといった喫煙者の鑑的行動を見せている。
きちんと台詞が入ってなくてスイマセン