えっ、自分で募集?「佐々木倫子にネタを送ってあげよう!」
「動物のお医者さん」の連載開始にあたって、作者の佐々木さんは雑誌の広告を使って「佐々木倫子にネタを送ってあげよう!」と、「獣医学部あるある」や「動物あるある」のネタを募集しました。
作者自ら呼びかけるネタ集め!
本人も「カケ」だったと述懐しているように、作り手もハラハラのスタートだったようです。
(白泉社文庫『動物のお医者さん』2巻の巻末に「Making of 動物のお医者さん」で紹介)
結果的には全国から、動物にたずさわる人たち(獣医、学生、ペットの飼い主など)のエピソードがたくさん集まりました。良かったですね。
それらをもとに取材を重ね、作品に反映されていったそうです。
佐々木さん自身北海道出身。
「北海道あるある」も含めて、様々な「あるある」が、フィクションのマンガにリアリティーを持たせていたようです。
作者自ら呼びかけるネタ集め!
本人も「カケ」だったと述懐しているように、作り手もハラハラのスタートだったようです。
(白泉社文庫『動物のお医者さん』2巻の巻末に「Making of 動物のお医者さん」で紹介)
結果的には全国から、動物にたずさわる人たち(獣医、学生、ペットの飼い主など)のエピソードがたくさん集まりました。良かったですね。
それらをもとに取材を重ね、作品に反映されていったそうです。
佐々木さん自身北海道出身。
「北海道あるある」も含めて、様々な「あるある」が、フィクションのマンガにリアリティーを持たせていたようです。
ネタ2 組織学の試験で、顕微鏡をのぞいて30秒ごとに移動しながら回答を書くという試験。
セットされた40コの顕微鏡に、40人の学生がはりついて、ぐるぐるまわりながら組織片の名前を書いていく。
本当にあるんだ、そんな試験・・・。
セットされた40コの顕微鏡に、40人の学生がはりついて、ぐるぐるまわりながら組織片の名前を書いていく。
本当にあるんだ、そんな試験・・・。
マンガが現実の世界に与えた影響
「動物のお医者さん」人気は、獣医という仕事への関心も高め、結果的に北海道大学獣医学部への受験希望者を大増加させてしまいました。
面接の時、試験官の方が「君も『動物のお医者さん』?」という質問が連発されたそうです。
面接の時、試験官の方が「君も『動物のお医者さん』?」という質問が連発されたそうです。
獣医系大学に志望者が殺到した時期 漫画「動物のお医者さん」の凄まじい影響力 | +獣医のペット病院ウラ話!?
現場で活躍している獣医さんからの視点で、医学知識や経験に基づいて「動物のお医者さん」のお話を鋭く分析されています。素人では気づかない興味深いお話がたくさん載っているサイトです。
最近では、『銀の匙 Silver Spoon』という、やはり北海道を舞台にした農業高校のお話が人気で、農業高校ブームになり、入学希望者が増えたそうです。
via www.bing.com
ただ、今のようにネットが普及していなかったあの頃、マンガだけで影響を与えた「動物のお医者さん」は、やはりすごい作品だったのだと思います。
「なんだか最近、あんまり読みたい本がないなあ。」という方に、ぜひ手に取って読んでいただけたらと思います。
「なんだか最近、あんまり読みたい本がないなあ。」という方に、ぜひ手に取って読んでいただけたらと思います。