どうしてこうなった!?一度見たら忘れられない「鳥刺し踊り」!!
2018年1月21日 更新

どうしてこうなった!?一度見たら忘れられない「鳥刺し踊り」!!

ミドルエッジ世代にはおなじみのアイス「パナップ」ですが、あのCMで流れる”パパパパ~♪”はオペラ『魔笛』の中の「鳥刺しパパゲーノの歌」です。今回はこの鳥刺しにまつわる伝統芸能「鳥刺し踊り」について。一度見たら忘れることが出来ません♪

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いきなりコチラの動画をご覧ください

鳥刺し踊り

2018年1月。何気に結構寒い日々が続きます。
そんな寒い日にコタツで食べるアイスの美味しいことと言ったら・・・。

ミドルエッジ世代にはおなじみのアイス「パナップ」。グリコ(江崎グリコ)を代表するアイスの1つではないでしょうか。ちなみに、「パナップ」とはパフェ+カップの造語で、パフェのような美味しさを追求したようです。

さておき、そのパナップといえば、有名なCMソングが頭に浮かびます。パパパパ歌って、最後に♪パパパパパパ パナップ・・・結構口ずさみませんでしたか?私はよく歌っていました。

♪パパパパパパ パナップ♪でお馴染みのCMソング

この♪パパパパはヴォルフガング・アマデウス・ モーツァルトが1791年に作曲したオペラ『魔笛』の中の鳥刺しパパゲーノの歌。もう少しキチンと書くと『魔笛』第2幕フィナーレ よりパパゲーノとパパゲーナの二重唱を元ネタにしたものです。お互いが♪パパパパ歌いあうシーンですが、今回のコラムで注目したいのは♪パパパパではなく、「鳥刺し」部分。鶏肉の刺身の略称ではありません(笑顔)

鳥刺しとは

鳥刺しという御仕事を知っている人は、現代社会では稀だと思います。ウィキペディアには
鳥刺し(とりさし)は、鳥黐などを使用して鳥類を捕獲する行為、およびそれを生業とする人。古くから職業として成立しており、イソップ童話やモーツァルトのオペラ『魔笛』などにも登場する。また、狩猟の仕草を踊りや舞にした伝統文化が鳥刺舞、鳥刺し踊りなど各地に存在する。
と紹介されております。

そう!西洋に限らず、日本にも鳥刺しは実在しておりました。江戸時代では鷹匠に仕え、タカのエサになる鳥を捕まえていたとも。サオを持っている姿が特徴的で、浮世絵に取り上げられたりもしております。そして、このサオ持ち鳥刺し姿が地域の民俗芸能の中に残っています。

長崎県に伝わる「鳥刺し踊り」

特に有名な芸能が長崎県雲仙市国見町神代(こうじろ)穂高地区に伝わっております「鳥刺し踊り」。鳥を捕まえようとする姿を踊りにしたものです。現地で伝承されているこの芸能・・・これは動画でぜひ見ていただきたい!サオを持つとかそういうレベルではなく、「どうしてこうなった」的なスタイルなんです。説明するより画像を見てほしい、もう。一回見たら忘れないから!

鳥刺し踊り

文章で書くと、顔に白い布を巻き、裸体に9尺フンドシ(約2メートル73センチだそうです)を何と言うか微妙に「見えない」感じに体に巻きつけ、そしてサオを持つ・・・要するにほぼ裸芸です。伝承によると、延享4年(1747年)に佐賀本藩の名代として神代鍋島家の鍋島茂興さんが上洛した時に踊りを習ったのが始まりらしいのですが、そんな由来が頭から吹っ飛ぶ見栄えです。

昨今テレビなどで裸芸を見る機会が増えております。けしからんと顔をしかめる人もいらっしゃるかもしれませんが、楽しいことは楽しい・・・それで良いじゃないですか(笑顔)長崎の鳥刺しのような伝統された芸能もあるのですから(ホホエミ)。
13 件

思い出を語ろう

     
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  • ポン酢 2018/1/21 18:02

    なんじゃこりゃ?
    赤い変態仮面じゃね?

    歯なし 2018/1/21 15:34

    これ、ちょっと前に四コマ漫画形式で紹介されて紹介した方が困惑したって話がありましたね。
    現存するんだって驚きました。

    すべてのコメントを見る (2)

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