【ライオネル・リッチー】1980年代一世を風靡した全米ナンバーワン曲5選
2023年2月6日 更新

【ライオネル・リッチー】1980年代一世を風靡した全米ナンバーワン曲5選

ライオネル・リッチーは、1980年代に最も活躍した世界的アーティストの一人です。コモドアーズ脱退後にソロデビューを果たすと、いきなり大ヒット。その後売り出すシングルもことごとくヒットし、1980年代だけで5曲の全米ナンバーワンヒットを記録しました。今回は、そのナンバーワン曲5選をご紹介します。

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コモドアーズからソロへ

ライオネル・リッチーは、1968年から10年以上、コモドアーズのリードボーカルとして活躍していました。1981年にダイアナ・ロスとのデュエットが実現すると、翌1982年、ソロに専念するため、コモドアーズを脱退します。ソロデビュー後は、アルバム、シングル共に大ヒットし、1980年代、約一年おきに5曲のナンバーワン曲が誕生しました。その全曲をご紹介します。

エンドレス・ラブ(1981年)

ライオネル・リッチーのソロ活動最初の曲となったのが、ダイアナ・ロスとのデュエット曲『エンドレス・ラブ』です。作詞・作曲・プロデュースはすべてライオネル・リッチーが手がけ、ブルック・シールズ主演の映画『エンドレス・ラブ』の主題歌として制作されました。

全米シングルチャートでは、1981年に9週連続ナンバーワンを獲得し、年間チャートでも2位に輝きました。ビルボード誌は後に、本曲を "史上最高のデュエット曲" と評しています。

1994年には、ルーサー・ヴァンドロス&マライア・キャリーが同曲をカバーし、全米2位を記録しています。

『エンドレス・ラブ』

トゥルーリー(1982年)

コモドアーズ脱退後、正真正銘のソロデビュー曲となったのが本曲『トゥルーリー』です。全米シングルチャートでは、1982年4週連続ナンバーワンを獲得し、年間チャートでは、集計期間の影響で、1983年の年間47位に終わっています。第25回グラミー賞では、最優秀男性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞を受賞しました。

ミュージックビデオでは、彼のピアノ弾き語りが見られます。

『トゥルーリー』

本曲は、デビューアルバム『ライオネル・リッチー』に収録されています。同アルバムからは、『ユー・アー』(全米4位、年間29位)『マイ・ラヴ』(全米5位、年間73位)もシングル化されました。

『ユー・アー』

オール・ナイト・ロング(1983年)

デビューシングル、デビューアルバムが共に大ヒットすると、翌1983年、ライオネル・リッチーは、2作目のアルバム『キャント・スロー・ダウン』をリリースします。第一弾シングルの『オール・ナイト・ロング』は、全米シングルチャート4週連続ナンバーワンを獲得し、年間チャートでは、1984年の年間12位を記録しました。

アルバムもまた、全米ナンバーワンを獲得。59週連続でトップ10入りし、年間チャートでは、1984年の年間3位、1985年の年間22位と二年連続で上位ランク入りしています。第27回グラミー賞では、最優秀アルバム賞を受賞しました。

『オール・ナイト・ロング』

ハロー(出逢いの扉)(1984年)

アルバム『キャント・スロー・ダウン』からは、最終的に5曲がシングルカットされ、そのすべてがトップ10入りを果たしました。リリース順とランキングは次の通り。

オール・ナイト・ロング(4週連続1位、年間12位)
ランニング・ウィズ・ザ・ナイト(最高位7位、年間53位)
ハロー(出逢いの扉)(2週連続1位、年間7位)
スタック・オン・ユー(最高位3位、年間32位)
ペニー・ラバー(最高位8位、年間96位)

『ランニング・ウィズ・ザ・ナイト』

そして、アルバムからの2曲目のナンバーワンとなったのが『ハロー(出逢いの扉)』です。「Hello, is it me you're looking for?(やあ、君が探しているのは僕?)」というセリフが印象的で、ミュージックビデオでも、教師と生徒の恋愛ストーリーが見られます。

『ハロー(出逢いの扉)』

セイ・ユー、セイ・ミー(1985年)

1985年は、自身のソロ活動だけでなく、マイケル・ジャクソンと共に、USAフォー・アフリカの『ウィ・アー・ザ・ワールド』作詞・作曲するなど、最も活躍した一年でした。

そして、その年の秋にリリースした楽曲『セイ・ユー、セイ・ミー』が、全米シングルチャート4週連続ナンバーワンを獲得します。1986年の年間チャートでも2位に輝きました。映画『ホワイトナイツ/白夜』のサウンドトラックに収録されており、第58回アカデミー賞では、アカデミー歌曲賞を受賞しています。
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