横スクロールアクションの金字塔!レトロゲームの雄【アルゴスの戦士】まとめ。
2017年1月24日 更新

横スクロールアクションの金字塔!レトロゲームの雄【アルゴスの戦士】まとめ。

『アルゴスの戦士』は、テクモ(現:コーエーテクモゲームス)から1986年に発表されたアーケード用のアクションゲームです。 1987年にはファミコンに、1988年に『アルゴスの十字剣』としてセガ・マークIIIに移植されました。 また『RYGAR』というタイトルで海外でも販売され、大人気となりました。 ビデオゲームの一時代を築き、その後のアクションゲームにも大きな影響を与えた『アルゴスの戦士』についてまとめました。

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■ウルフ一族

ライガーの親衛部隊。
特殊訓練を受けており、集団戦法が得意。
4匹肩車からの攻撃「塔狼縦撃破」、1匹を踏み台に跳びかかる「跳狼飛襲技」、集団で突っ込んでくる「軍狼速進破弾」を使ってくる。
ウルフ一族の秘儀「塔狼縦撃波」

ウルフ一族の秘儀「塔狼縦撃波」

4匹一体の肩車から一気に飛びかかってきます。
なお、ダルマ落としの要領で下から倒すと「塔狼縦撃波返し」でボーナス点。
(ちなみに筆者は最初プレイした時、塔狼縦撃波で瞬殺されました…)
基本ラウンド最後にボスというものは存在しませんが、4ラウンド毎に現れる夕日のステージに「スナイパー」という強敵が配置されており、事実上の中ボスとして機能。
スナイパー

スナイパー

スピードが速い上、ディスカーマーでは一撃で殺せない難敵。
ただし踏殺のインドラを装備していると一撃で踏み殺せ、秘技「跳踏潰殺技」で5万点ボーナス。

自分はいつもコイツにやられてたんですが、踏み殺せばよかったのか…
■獣王ライガー

ラウンド27で待ち受けるラスボス。
世紀末、太古の昔より蘇って人類を支配した怪物達の王。
ラスボス・獣王ライガー

ラスボス・獣王ライガー

ひたすらジャンプ体当たりしかしませんが、固いうえに素早いので、慣れないと攻略できません。
実は、タイミングは難しいものの「跳踏潰殺技」で一撃殺も可能。
そして、晴れてライガーを倒すと…
エンディング

エンディング

胴上げなんです!

「北斗の拳」の影響

そもそも「激動の乱世に終止符をうて!」というキャッチコピー、ボーナスポイントが「七星凶転喜」「五神体得技」という名前であったり、「塔狼縦撃破」「跳狼飛襲技」「軍狼速進破弾」を使うウルフ一族が登場したり…

そう、アルゴスの戦士の世界観は、当時の人気漫画「北斗の拳」の影響を強く受けています。
「北斗の拳」に登場する「牙一族」

「北斗の拳」に登場する「牙一族」

集団拳法「泰山群狼拳」を使う野盗の一族。
ウルフ一族の元ネタ。
女戦士・マミヤ

女戦士・マミヤ

牙一族から村を守るために闘う。

で、なんかディスカーマー持ってますし…
そして極めつけがこちら。
インドラの秘伝書

インドラの秘伝書

ラウンド13に隠されており、取ると祝福のファンファーレが鳴り、100万点のボーナス。
当時、ゲームセンターで配布されていたパンフレット「奥義秘伝書」に、この秘伝書の在り処のヒントとして、
「アポロンの神宿りし者に 死の星は喜びと化して舞い降りん」
の一文がありました。
インドラの秘伝書の位置

インドラの秘伝書の位置

「死の星」とは北斗七星。
そう、アイテム「インドラの星」で作られた北斗七星の、最後の星の位置に秘伝書が隠されていたのです!
「北斗の拳」の主人公・ケンシロウ

「北斗の拳」の主人公・ケンシロウ

北斗七星といえば、「北斗の拳」を象徴するシンボル。
1986年当時といえば、「北斗の拳」が絶大な人気を誇っていました。

なので、「アルゴスの戦士」そのものが時代を映す貴重な証人ともいえます。

最後に

いかがでしたか?

約30年前のゲームということで、今のゲームからすると見劣りしないでもないですが、ゲームそのものの楽しみを存分に味わうことの出来る良作です。
レトロゲームを集めたゲームセンターだと比較的見かけることの多いタイトルですので、頑張って探せば見つかるのではないかと思います。
そしてぜひ一度、プレイしてみていただきたいと思います!
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