『スタンド・バイ・ミー』(監督:ロブ・ライナー、1987年)の魅力とみどころを徹底紹介!解説レビューまで公開します!~
2019年10月13日 更新

『スタンド・バイ・ミー』(監督:ロブ・ライナー、1987年)の魅力とみどころを徹底紹介!解説レビューまで公開します!~

1986年に公開されたアメリカ映画。 原作はモダン・ホラーの大家スティーヴン・キングの非ホラー短編集『恐怖の四季』の中に収められた、秋の物語『THE BODY』(『死体(英語版)』)です。 思春期に差しかかった少年4人が〝ひと夏の冒険〟に出かけるストーリーで、そのゴールには「死体探し」というちょっとしたホラー要素が含まれます。 誰にでもある〝少年期―少年の頃の懐かしい思い出〟が満載です。 その「少年のときだからこそできる、無鉄砲な冒険譚」が本作では輝くほどに展開します! 所せましと彩られた傑作の名シーンから〝隠れた名場面〟まで、今回は「本作の魅力」を一挙ご紹介していきます!

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【まえがき】

1986年に公開されたアメリカ映画。

原作はモダン・ホラーの大家スティーヴン・キングの非ホラー短編集『恐怖の四季』の中に収められた、秋の物語『THE BODY』(『死体(英語版)』)です。

思春期に差しかかった少年4人が〝ひと夏の冒険〟に出かけるストーリーで、そのゴールには「死体探し」というちょっとしたホラー要素が含まれます。
誰にでもある〝少年期―少年の頃の懐かしい思い出〟が満載です。

その「少年のときだからこそできる、無鉄砲な冒険譚」が本作では輝くほどに展開します!

所せましと彩られた傑作の名シーンから〝隠れた名場面〟まで、今回は「本作の魅力」を一挙ご紹介していきます!

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12才の夏、 誰も大人になんかなりたくなかった……。

【ストーリー】
1959年オレゴンの小さな町。文学少年ゴーディをはじめとする12才の仲良し4人組は、行方不明になった少年が列車に轢かれて野ざらしになっているという情報を手にする。死体を発見すれば一躍ヒーローになれる!4人は不安と興奮を胸に未知への旅に出る。たった2日間のこの冒険が、少年たちの心に忘れえぬ思い出を残した………。

【映像・音声特典】 ● 音声解説(ロブ・ライナー監督) ● メイキング・ドキュメンタリー:「あの夏の想い出」 ● ミュージック・ビデオ ● ミュージック・スコア ● タレント・ファイル ● 関連作品予告編集
【スタッフ&キャスト】
≪監督≫ロブ・ライナー
≪出演≫ウィル・ウィートン

〈概要について〉

【映画版】
1950年代末のオレゴン州の小さな町キャッスルロックに住む4人の少年。

それぞれの好奇心から線路づたいに“死体探し”の旅に出ます。ひと夏の冒険が描かれていきます。

アカデミー脚色賞、ゴールデングローブ賞作品賞、監督賞にノミネートされ、これを機に全米のみならず日本でも大きく人気を博します。

また、ベン・E・キングが歌う同名の主題歌は本作と競合する形でリバイバルヒットされしました。

ストーリーでは、主人公・ゴーディの兄弟間で拡がる葛藤が描かれ、その葛藤が生むとされるカインコンプレックスの詳細な性質が、本作をもって世に知られます。

【原作との違い】

●映画ではキャッスルロックはオレゴン州にあるが、原作ではメイン州である。
●映画では4人は沼を渡る時にヒルに襲われるが、原作ではビーバーが作った貯水池で水浴している時に襲われている。
●映画ではクリスがエースを挑発し、ゴーディが銃を発砲してエースの動きを束縛しているが、原作では逆でゴーディがエースを挑発し、クリスが発砲する。
●映画ではゴーディが執筆する際にテディとバーンとは疎遠となっているが、原作では執筆する以前に2人はすでに死亡している。
●映画ではクリスは弁護士になってから刺殺されるが、原作ではまだ法学部の学生の頃に刺殺される。
●原作ではゴーディは劇中で短編小説を2本執筆しているが、映画ではクリスたちに直接語った1本のみである。
●原作では街に帰った後4人はエース達に復讐されるが、映画ではその描写はない。
●原作では執筆後のゴーディが工場で働いているエースを目撃するが、映画ではその場面がない。

【主な登場人物】

●ゴードン・ラチャンス 
主人公。愛称は「ゴーディ」。性格は内向的で真面目。
●ゴードン(大人)
劇中での語り手。ストーリー現時点で作家となっている。
●クリストファー・チェンバーズ
愛称は「クリス」。ゴーディの親友。
●セオドア・ドチャンプ 
愛称は「テディ」。大きな黒縁眼鏡をかけている。
●バーン・テシオ  
太っちょで、ちょっとのろま。性格は臆病でうっかり者。
●エース・メリル
不良グループのリーダー。
●アイボール・チェンバーズ
クリスの兄。いつもエースの隣にいる。
●ビリー・テシオ
バーンの兄。少年の死体の情報を発見した。
●デニー・ラチャンス
ゴーディの兄で故人。アメリカンフットボールのスター選手である。
●ゴーディの父と母
デニーを事故で亡くした悲しみで活気を失っており、ゴーディには関心がない。

【30秒でわかるあらすじ】

ストーリーは冒頭から、成長したゴーディの回想録から始まります。

ゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人は、いつも一緒にいる仲良しでした。

その4人はある日、バーンが兄から盗み聞きした「死体」の情報を知り、その死体を探しに行きます。ひと夏の冒険の始まりです。

死体の主(ぬし)はブラワーといって、キャッスルロックから30キロ離れた森の奥でずっと野ざらしになっています。このブラワーの死体は「行方不明」として扱われており、発見者はテレビ局からヒーロー扱いされ、一躍有名人になれます。

4人は「ヒーロー」になることを夢見て旅に出ますが、その途中、さまざまな苦難に遭います。
不良グループにからまれたり、陸橋で列車に追い駆けられたり、沼で体中をヒルに噛まれたりと…。それでもめげずに4人は冒険を続けます。

そして4人はやっとの思いでブラワーの死体を森で発見しますが、そこにまた不良グループが現れて…。

【本作の魅力!1】:広大な自然

アメリカ映画にはとかくよくありますが、本作もアメリカのオレゴンを舞台としているため、その広大な自然の魅力が満載です。ゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人が自分たちの町から森へと出て行くシーンは、「その広大な自然」が少年4人を待ち受けているという純粋な魅力にあふれています。

冒険中では、アメリカならではの大きな森林の空間、川、草原、また沼や峡谷のような難所の描写まで、緻密な構成が興味深いでしょう。
観れば観るほど、自然を彩る適材適所の光景が心地良く刺激します。

【本作の魅力!2】:楽しいリズミカルな音楽

本作では音楽がよく流れます。この音楽はまるで、少年4人の間や不良グループの間で日常茶飯事に交わされる〝挨拶〟のようです。

この音楽や歌の流れるタイミングが実にいい!

「映画だからこその演出」となりますが、これも観れば観るほど味わいがあり、ストーリー展開と脚色に効果大の魅力を添えてくれます。

音楽や歌を効果的に使うことで、映画のストーリー脚色がこんなにも変わるのかという演出効果のように思います。

本作で有名になった『ラディポップ』や『スタンド・バイ・ミー』(テーマ曲)は、他のどの曲と比較しても傑作と言えるでしょう。

【本作の魅力!3】:思春期の懐かしさと冒険

本作のテーマは「冒険」と「人生」です。

この2つのテーマを最大に魅了してくれるのが「思春期」という誰でも1度は通るタームにあります。

「少年期」と言ってもとりわけ未熟な部分だけを際立たせた描写ではなく、少年期にこそ覚える純粋でデリケートな印象です。

少年期からその後の人生までを彩らせる「とてつもなく壮大な構想設定」が浮き彫りになっていきます。

ゴーディと実兄との間で交わされるコンプレックスや、ゴーディとクリスとの間に生まれる友情、さらにテディやバーンとの間に見られる家庭の事情や体形のコンプレックスなど、それぞれの描写にも一口には語り尽くせない〝人間の孤独と幸福〟が豊富に描写されます。

【本作の魅力!4】:少年らしい勇気

少年期にある子どもにはよく〝無謀な勇気〟に魅了されます。

世間知らずゆえの「向こう見ずな勇気」に見えますが、本作ではその「向こう見ずな勇気」が非常に大切にされます。子どもらしい純粋な姿勢のように描かれています。

不良に襲われたクリスをゴーディが守ろうとするときや、列車に追い駆けられるゴーディとバーンを見守るクリスとテディの表情、また犬に襲われかけたゴーディをクリス・テディ・バーンの3人が助けようとするときなど、それぞれの場面で少年たちは自分の危険も顧みずに動いていきます。

このときに芽生えた少年らしい勇気は「向こう見ず」と言うよりも、人が生来持ち合せた「純粋な愛情」と言う方が適切でしょうか。とても暖かい仕上がりです。
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