1990年のW杯での”スルーパス”
彼のW杯のハイライトは1990年イタリア大会の1次リーグである。UAE戦で自身初ゴールをあげ2-0とW杯初勝利する。2戦目のユーゴスラビアを0-1と落とし、最終戦に引き分け以上でなければ1次リーグ敗退が決まるコロンビアは、ローター・マテウスやユルゲン・クリンスマンを擁する西ドイツと対戦する。試合終了間際の88分に西ドイツのピエール・リトバルスキーのゴールが決まり、コロンビアの1次リーグ敗退が濃厚となった。
しかし、直後の90分にバルデラマからフレディ・リンコンへスルーパスが通り、リンコンはゴールキーパーのボド・イルクナーの股を抜く同点ゴールが決めた。この得点により決勝トーナメント進出を決めた。
対戦した西ドイツ主将マテウスは「彼のパスはシルクの糸のようだった」と評した。
Italia 90 Mundial World Cup 1990 Germany v Colombia
1:20~ バルデラマを中心とした組み立てからのゴール!
via www.youtube.com
数々の名シーンを生み出したバルデラマ。
コロンビア代表でのキャップ数「111」は歴代最多である。また、1999年、ワールドサッカー誌の「20世紀の偉大なサッカー選手100人」で78位に選出された。
2004年3月、「偉大なサッカー選手100人」にコロンビアから唯一選定されている。
コロンビア代表でのキャップ数「111」は歴代最多である。また、1999年、ワールドサッカー誌の「20世紀の偉大なサッカー選手100人」で78位に選出された。
2004年3月、「偉大なサッカー選手100人」にコロンビアから唯一選定されている。
クラブチームでの活躍
80年代後半から90年代前半にかけてフランス(モンペリエ)やスペイン(バリャドリード)に在籍したが、あまり本領を発揮したとはいえず、その後国内リーグに戻った。
1995年にはアトレティコ・ジュニオールで、トヨタカップ(当時)への出場権が与えられるリベルタドーレス杯でベスト4に進出した。
選手としての晩年はアメリカのクラブで過ごし、タンパベイ・ミューティニーでは1996-97シーズンに東カンファレンスでリーグ制覇し、MLS年間最優秀選手を獲得。2003年に現役を引退した。
1995年にはアトレティコ・ジュニオールで、トヨタカップ(当時)への出場権が与えられるリベルタドーレス杯でベスト4に進出した。
選手としての晩年はアメリカのクラブで過ごし、タンパベイ・ミューティニーでは1996-97シーズンに東カンファレンスでリーグ制覇し、MLS年間最優秀選手を獲得。2003年に現役を引退した。
via torecca.com
バルデラマは日本の治安の良さに関心を持ち、一時はJリーグに移籍するのではないかと噂されたが、実現しなかった。
あの絶妙なショートパスを生で観てみたかった。
あの絶妙なショートパスを生で観てみたかった。