アニメ『ルパン三世 PART2』の最終回ってどうだった？

子供のときに観てたけど、最終回ってどんなだったっけ？そんな作品ってけっこうありますよね。そんな方のために、最終回のあらすじをお届けします。これであなたも思い出せるはず？『ルパン三世 PART2』はこんな感じでした。

という訳で、途中で打ち切りだった第1作目が再放送で評価され、5年後に制作された第2作目となります。

なんと言っても最終回で語りたくなるのは、宮崎駿の魅力が詰まっていることでしょう。

演出面では空飛ぶラムダの浮揚感、重量感のある戦車の動き、その迫力ある砲撃シーンなどが要注目です。

物語面でも、宮崎駿を語るには重要な1本です。
細かいところでは、ヒロイン小山田真希の声優は1979年『ルパン三世カリオストロの城』でクラリス、1984年『風の谷のナウシカ』でナウシカをつとめた島本須美ですし、ラムダは1986年『天空の城ラピュタ』に登場します。

他、最後に不二子が証拠としてビデオカメラを回していますが、これはそのまま『カリオストロの城』ですね。

大きなところでは、これが『カリオストロの城』や『ラピュタ』などで顕著な《プリンセス・エスコート・ストーリー》という物語形式であることです。つまり主人公はヒロインを助けて、目的の場所まで連れて行くという物語なのです。

2021年10月15日21時から日本テレビ系「金曜ロードショー」にて、テレビシリーズセレクションが放送されます（本記事執筆時10月10日）。
「あなたが今一番見たいルパン三世」の人気投票が行われ、全276話の中から本作「さらば愛しきルパンよ」が1位に選ばれました。

最後に付け加えるなら、ラムダやストーリーの原型としてフライシャー兄弟（フライシャー・スタジオ制作）の1941年《スーパーマン》の「謎の現金強奪ロボット」があげられます。
特に動きなどを比較して見ると楽しめるでしょう。