『まいっちんぐマチコ先生』
制作：テレビ東京、学研
放送期間：1981年10月8日から1983年10月6日
放送時間：木曜19:30から20:30（スペシャルなどで変更あり）
放送局：テレビ東京系ほか
放送話数：全95話
主題歌：「私はマチコ」今田裕子
放送期間：1981年10月8日から1983年10月6日
放送時間：木曜19:30から20:30（スペシャルなどで変更あり）
放送局：テレビ東京系ほか
放送話数：全95話
主題歌：「私はマチコ」今田裕子
スタッフ
原作：えびはら武司、アニメディア
チーフディレクター：案納正美
演出：田代文夫（最終回担当）ほか
脚本：菅 良幸（最終回担当）ほか
キャラクターデザイン：上梨一也
音楽：乾 裕樹
チーフディレクター：案納正美
演出：田代文夫（最終回担当）ほか
脚本：菅 良幸（最終回担当）ほか
キャラクターデザイン：上梨一也
音楽：乾 裕樹
キャスト
マチコ先生： 吉田理保子
ケン太：野沢雅子
カメ：つかせのりこ
金三： 龍田直樹
山形：千葉繁
愛知教頭：松金よね子
ケン太：野沢雅子
カメ：つかせのりこ
金三： 龍田直樹
山形：千葉繁
愛知教頭：松金よね子
『まいっちんぐマチコ先生』とは
原作は、あらま学園の教師マチコと教え子たちのドタバタを描いたギャグマンガ。連載は学研（学習研究社）から出版されていた『少年チャレンジ』など。エッチないたずらをされた時のセリフ「まいっちんぐ！」とそのポーズがブームとなった。
アニメはオープニング映像から乳房の露出があり、他にスカートめくり、胸に触るなどのシーンがあったため当時のPTAから抗議、苦情が相次いだ。その結果として一部地域では放送打ち切りにもなっている。
アニメはオープニング映像から乳房の露出があり、他にスカートめくり、胸に触るなどのシーンがあったため当時のPTAから抗議、苦情が相次いだ。その結果として一部地域では放送打ち切りにもなっている。
『まいっちんぐマチコ先生』の最終回
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第95話「愛のソフトタッチ」
社交ダンスを踊っている輪の中に、マチコ先生と山形先生もいた。そこへ鹿児島先生が現れて、マチコを奪う。怒った山形はワルツの流れているカセットデッキを止めて、音頭を流した。今度は音頭を踊るマチコと鹿児島。怒って追いかけてきた鹿児島と山形は取っ組み合いになる。
ベッドから落ちる山形。それは夢の中の出来事だったのだ。
山形「明後日の『あらま学園』創立記念パーティーでマチコさんとダンスを踊りたいなあ…。思い切って申し込んでみようかなあ…」
朝。学園への通勤にマチコと歩いている山形。ダンスを申し込んでみると、あっさりとOKされた。喜ぶ山形。
マチコ「だって学園こぞっての楽しいパーティーですもの。山形先生だけじゃなく参加する全員が私のパートナーですわ。楽しいパーティーになりそうですわね。派手にやりましょうね！」
ショックを受けて今度は落ち込む山形。
あらま学園。教室でディスコダンスを踊っている生徒たち。その中にはケン太やカメ、金三もいる。
カメ「さすがおやびん決まってるでやんす」
金三「きっとダンスパーティーでマチコ先生と踊るつもりなんだもーん」
ケン太「そういうこと！マチコ先生のパートナーは俺っきゃないんだ、イエーイ！」
そこへ来た山形に、ケン太は頭を叩かれる。その横にはマチコもいる。
山形「マチコ先生のパートナーは俺なのよね。ケン太君は10年早いのよね」
ケン太はそれを気にせず、マチコの手を引いて踊りに誘った。生徒たちと一緒に踊り出すマチコ。突然、曲が止まる。眼鏡をかけた女生徒がカセットデッキを止めていた。
ちひろ「この学校では授業の前にダンスパーティーをするのが日課になっているんですか？」
ケン太「なんだこいつ？」
カメ「見かけない顔でやんす」
マチコ「あなたは…？」
ちひろ「おばさまからお噂は伺っておりましてよ、マチコ先生」
マチコ「そうかあ。あなたが教頭先生の」
そこへ愛知教頭先生が現れた。
教頭「そうざんす。姪のちひろざんす」
ちひろは両親が海外に出張することになり、その間、教頭の家に下宿してあらま学園に通うことになったのだった。教室の席は、ケン太の隣になる。
ベッドから落ちる山形。それは夢の中の出来事だったのだ。
山形「明後日の『あらま学園』創立記念パーティーでマチコさんとダンスを踊りたいなあ…。思い切って申し込んでみようかなあ…」
朝。学園への通勤にマチコと歩いている山形。ダンスを申し込んでみると、あっさりとOKされた。喜ぶ山形。
マチコ「だって学園こぞっての楽しいパーティーですもの。山形先生だけじゃなく参加する全員が私のパートナーですわ。楽しいパーティーになりそうですわね。派手にやりましょうね！」
ショックを受けて今度は落ち込む山形。
あらま学園。教室でディスコダンスを踊っている生徒たち。その中にはケン太やカメ、金三もいる。
カメ「さすがおやびん決まってるでやんす」
金三「きっとダンスパーティーでマチコ先生と踊るつもりなんだもーん」
ケン太「そういうこと！マチコ先生のパートナーは俺っきゃないんだ、イエーイ！」
そこへ来た山形に、ケン太は頭を叩かれる。その横にはマチコもいる。
山形「マチコ先生のパートナーは俺なのよね。ケン太君は10年早いのよね」
ケン太はそれを気にせず、マチコの手を引いて踊りに誘った。生徒たちと一緒に踊り出すマチコ。突然、曲が止まる。眼鏡をかけた女生徒がカセットデッキを止めていた。
ちひろ「この学校では授業の前にダンスパーティーをするのが日課になっているんですか？」
ケン太「なんだこいつ？」
カメ「見かけない顔でやんす」
マチコ「あなたは…？」
ちひろ「おばさまからお噂は伺っておりましてよ、マチコ先生」
マチコ「そうかあ。あなたが教頭先生の」
そこへ愛知教頭先生が現れた。
教頭「そうざんす。姪のちひろざんす」
ちひろは両親が海外に出張することになり、その間、教頭の家に下宿してあらま学園に通うことになったのだった。教室の席は、ケン太の隣になる。
マチコの授業が始まった。ブラックホールについて調べてくるという宿題が出ていて、ケン太は指名されるが説明できない。床に鉛筆を転がしてちひろに近づき、そっと「教えろ」と言うが「マチコ先生、この学校では人に答えを聞いてもいいんですか？」と告げ口されてしまう。クラスメイトに笑われるケン太。そしてちひろは、すらすらとブラックホールについて説明した。拍手するクラスメイト。
ケン太「可愛いくねえ女だなあ。くっそう」
休み時間になった。次々とスカートまくりをしているケン太は、マチコの胸にもタッチした。するとちひろの平手打ちが飛ぶ。吹っ飛ぶケン太を見て、喜ぶ女生徒たち。
ちひろ「少し生徒たちを甘やかしすぎるんですよ。マチコ先生はもっとしっかりしていただかないと」
拍手が聞こえる。それは教頭だった。
教頭「ちひろちゃんの言う通りざんす。マチコ先生、こりゃ一本取られましたわね。ホホホホホ」
ちひろは教頭にも冷たい視線を送って言う。
ちひろ「これは教頭であるおばさまの監督不行き届きですわよ」
ギクッとする教頭。
下駄箱の前にいるケン太。「いまに覚えてろ」と言うケン太に、マチコは「ケン太の方が悪いのだから自業自得よ」と言う。ちひろは今まで女学校だったから、ケン太みたいな男子生徒を見て強いショックを受けたのだと言う。
マチコ「みんなと一緒にダンスパーティーを楽しめば仲良くなれると思うわ」
ケン太たち3人組と校門を出るマチコ。そこへちひろを中心として、女生徒たち4人組（ヒロミ、テンコ、まる子、まどか）がいた。マチコはダンスパーティーの打ち合わせをするので家に来ないかと誘うが、ちひろは断る。これから図書館に行って女生徒たちは勉強会をするのだと言う。
ちひろ「時間の無駄よ。早く行きましょう」
女生徒たちは行ってしまう。
ケン太「どうも好きになれないんだよなあ。ああいうタイプ」
ケン太「可愛いくねえ女だなあ。くっそう」
休み時間になった。次々とスカートまくりをしているケン太は、マチコの胸にもタッチした。するとちひろの平手打ちが飛ぶ。吹っ飛ぶケン太を見て、喜ぶ女生徒たち。
ちひろ「少し生徒たちを甘やかしすぎるんですよ。マチコ先生はもっとしっかりしていただかないと」
拍手が聞こえる。それは教頭だった。
教頭「ちひろちゃんの言う通りざんす。マチコ先生、こりゃ一本取られましたわね。ホホホホホ」
ちひろは教頭にも冷たい視線を送って言う。
ちひろ「これは教頭であるおばさまの監督不行き届きですわよ」
ギクッとする教頭。
下駄箱の前にいるケン太。「いまに覚えてろ」と言うケン太に、マチコは「ケン太の方が悪いのだから自業自得よ」と言う。ちひろは今まで女学校だったから、ケン太みたいな男子生徒を見て強いショックを受けたのだと言う。
マチコ「みんなと一緒にダンスパーティーを楽しめば仲良くなれると思うわ」
ケン太たち3人組と校門を出るマチコ。そこへちひろを中心として、女生徒たち4人組（ヒロミ、テンコ、まる子、まどか）がいた。マチコはダンスパーティーの打ち合わせをするので家に来ないかと誘うが、ちひろは断る。これから図書館に行って女生徒たちは勉強会をするのだと言う。
ちひろ「時間の無駄よ。早く行きましょう」
女生徒たちは行ってしまう。
ケン太「どうも好きになれないんだよなあ。ああいうタイプ」
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次の日、あらま学園の校舎裏。カメラを持っているケン太に、ちひろが近づいて来た。
ちひろ「学校新聞の取材ということで来たんだけど」
カメラを構えるケン太。しかしそれはびっくりカメラで、レンズから蛇のおもちゃが飛び出した。驚いてお尻から転んだちひろは、泥だらけになってしまう。
ケン太「やったー！ざまみろー！」
去って行くケン太たち。
泥だらけのちひろは、マチコに連れられてシャワー室に来た。一緒に浴びているマチコは、ちひろの背中を洗っている。
マチコ「どうせこんないたずらをするのはケン太君でしょう。昨日の仕返しとか何とかで。ちひろちゃん、ケン太君たち、本当はいい子なのよ。ケンカしないでお友達になって」
ちひろ「あれでいい子なんて信じられないわ」
一方ふたりがシャワーの間に、ケン太たちは着替え場に潜入していた。乾燥機からイチゴ柄のパンツを盗み、それを屋上にある旗ポールにくくりつけてみんなの前にさらす。
ケン太「さあさあ、見て行ってちょうよ。生意気なちひろのイチゴのパンツだよ！さっきまではいていたイチゴのパンツだよ！」
見上げている生徒や教師たち。そこへマチコとちひろがやって来た。パンツを見て驚くマチコ。ケン太はちひろを指さして言う。
ケン太「あっ！みなさん見てください！あのパンツの持ち主が登場しました！ということは今現在、ちひろ君のあのスカートの下にはなーんにもない、つまりパンツをはいてないということです！」
ちひろは泣きながら走り去る。
ちひろ「ひどいわー！あんな人とお友達になれだなんてひどいわ、マチコ先生！」
ケン太「ざまーみろー！女の生意気なのはこのケン太様がおしおきしてやるんだー！」
マチコがケン太を平手打ちした。
ちひろ「学校新聞の取材ということで来たんだけど」
カメラを構えるケン太。しかしそれはびっくりカメラで、レンズから蛇のおもちゃが飛び出した。驚いてお尻から転んだちひろは、泥だらけになってしまう。
ケン太「やったー！ざまみろー！」
去って行くケン太たち。
泥だらけのちひろは、マチコに連れられてシャワー室に来た。一緒に浴びているマチコは、ちひろの背中を洗っている。
マチコ「どうせこんないたずらをするのはケン太君でしょう。昨日の仕返しとか何とかで。ちひろちゃん、ケン太君たち、本当はいい子なのよ。ケンカしないでお友達になって」
ちひろ「あれでいい子なんて信じられないわ」
一方ふたりがシャワーの間に、ケン太たちは着替え場に潜入していた。乾燥機からイチゴ柄のパンツを盗み、それを屋上にある旗ポールにくくりつけてみんなの前にさらす。
ケン太「さあさあ、見て行ってちょうよ。生意気なちひろのイチゴのパンツだよ！さっきまではいていたイチゴのパンツだよ！」
見上げている生徒や教師たち。そこへマチコとちひろがやって来た。パンツを見て驚くマチコ。ケン太はちひろを指さして言う。
ケン太「あっ！みなさん見てください！あのパンツの持ち主が登場しました！ということは今現在、ちひろ君のあのスカートの下にはなーんにもない、つまりパンツをはいてないということです！」
ちひろは泣きながら走り去る。
ちひろ「ひどいわー！あんな人とお友達になれだなんてひどいわ、マチコ先生！」
ケン太「ざまーみろー！女の生意気なのはこのケン太様がおしおきしてやるんだー！」
マチコがケン太を平手打ちした。
学園の木陰。マチコや女生徒たちの前に座らせられている、ケン太たち3人。
マチコ「ケン太くんたちも女の子の気持ちってものをもう少しわかって欲しいのよ。傷つきやすいのよ、あの年頃は」
ヒロミ「そうよ、あたしたちいつも傷ついているんですからね」
ケン太「ちぇっ。お前たちも、ちひろの味方だからな」
カメ「おやびーん。いちおうここは謝っていった方がいいでやんす」
マチコ「せこいイタズラやってると大物になれないぞぉ」
そこへテンコが駆けてくる。
テンコ「大変、大変、マチコ先生、たいへんよー！ちひろちゃんと教頭先生が！明日のダンスパーティー、中止になるかもしれないんです！」
校長室にちひろと校長、教頭がいた。ちひろは机を叩いて力説する。
ちひろ「第一、不謹慎です！馬鹿げてます！ダンスパーティーなんて学校の行事に相応しいと思えません！学校とディスコを一緒にしないでください！ねえ、おばさま。そう思いませんか？」
教頭「え、ええ、まあ…でもせっかくの創立記念日だしみんな楽しみにしているんですから」
ちひろ「記念式典なら他にもいろいろとあるでしょう！？何もダンスパーティーなんてしなくたって」
それをドアに耳を当てて聞いている山形。その周囲にはマチコやたくさんの生徒たちが立っている。
山形「くそう、せっかくマチコ先生とダンスできるっちゅうに」
マチコ「ケン太くんたちも女の子の気持ちってものをもう少しわかって欲しいのよ。傷つきやすいのよ、あの年頃は」
ヒロミ「そうよ、あたしたちいつも傷ついているんですからね」
ケン太「ちぇっ。お前たちも、ちひろの味方だからな」
カメ「おやびーん。いちおうここは謝っていった方がいいでやんす」
マチコ「せこいイタズラやってると大物になれないぞぉ」
そこへテンコが駆けてくる。
テンコ「大変、大変、マチコ先生、たいへんよー！ちひろちゃんと教頭先生が！明日のダンスパーティー、中止になるかもしれないんです！」
校長室にちひろと校長、教頭がいた。ちひろは机を叩いて力説する。
ちひろ「第一、不謹慎です！馬鹿げてます！ダンスパーティーなんて学校の行事に相応しいと思えません！学校とディスコを一緒にしないでください！ねえ、おばさま。そう思いませんか？」
教頭「え、ええ、まあ…でもせっかくの創立記念日だしみんな楽しみにしているんですから」
ちひろ「記念式典なら他にもいろいろとあるでしょう！？何もダンスパーティーなんてしなくたって」
それをドアに耳を当てて聞いている山形。その周囲にはマチコやたくさんの生徒たちが立っている。
山形「くそう、せっかくマチコ先生とダンスできるっちゅうに」
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ドアを開けてケン太が中に入って来た。
ケン太「校長先生！俺たちにも言わせてくれよ！」
言い合いになるケン太とちひろ。その間に校長が割って入る。
校長「まあまあ、まあまあ。ちひろ君、ダンスパーティーで創立記念日を祝おうというのは全員の希望なんじゃよ。もちろん私も含めてですよ」
女生徒たちもダンスパーティーを楽しみにしていることを知って、ショックを受けるちひろ。
教頭「ちひろちゃん、あなたもみんなと一緒に踊りなさい。ねっ？」
ちひろ、机を叩いて校長室を飛び出していく。
帰り道の教頭とマチコ。
マチコ「すみません、教頭先生。ちひろちゃんには少しでもあらま学園の良さを知ってもらおうと思っていたんですけど」
教頭「真面目すぎるのも問題がありまさあねえ…」
マチコは寄るところがあるからと教頭とわかれ、公園に来た。そこにはケン太たち3人、女生徒たち４人がいる。マチコはみんなに、明日のパーティーにちひろも来るようみんなで今から誘いに行こうと提案する。しかしケン太たちは反対し、ヒロミたちも乗り気ではない。怒って立ち上がるマチコ。
マチコ「わかったわ！もう頼まない！」
マチコがちひろの家に向かっていると、教頭に出会った。帰って来ないちひろを心配して探しているのだと言う。
教頭「きっと今日のことがショックで…まさか自殺なんて！」
倒れそうになった教頭をマチコが支えた。
マチコ「教頭先生、ちひろちゃんはそんな弱虫じゃありません。とにかく探してみましょう」
ふたりは分かれてちひろを探すことにした。
公園のブランコに乗って話しているケン太たち。
ケン太「マチコ先生、本気で怒ってたよなあ」
金三「うん、すっごい顔してたもんね」
まどか「ねえ、やっぱりちひろちゃんちにみんなで行ってみようか」
そこへカメがかけてくる。
カメ「おやびーん！大変、大変、大変でやんすー！ちひろちゃんが行方不明になったって！」
驚く一同。
ケン太「校長先生！俺たちにも言わせてくれよ！」
言い合いになるケン太とちひろ。その間に校長が割って入る。
校長「まあまあ、まあまあ。ちひろ君、ダンスパーティーで創立記念日を祝おうというのは全員の希望なんじゃよ。もちろん私も含めてですよ」
女生徒たちもダンスパーティーを楽しみにしていることを知って、ショックを受けるちひろ。
教頭「ちひろちゃん、あなたもみんなと一緒に踊りなさい。ねっ？」
ちひろ、机を叩いて校長室を飛び出していく。
帰り道の教頭とマチコ。
マチコ「すみません、教頭先生。ちひろちゃんには少しでもあらま学園の良さを知ってもらおうと思っていたんですけど」
教頭「真面目すぎるのも問題がありまさあねえ…」
マチコは寄るところがあるからと教頭とわかれ、公園に来た。そこにはケン太たち3人、女生徒たち４人がいる。マチコはみんなに、明日のパーティーにちひろも来るようみんなで今から誘いに行こうと提案する。しかしケン太たちは反対し、ヒロミたちも乗り気ではない。怒って立ち上がるマチコ。
マチコ「わかったわ！もう頼まない！」
マチコがちひろの家に向かっていると、教頭に出会った。帰って来ないちひろを心配して探しているのだと言う。
教頭「きっと今日のことがショックで…まさか自殺なんて！」
倒れそうになった教頭をマチコが支えた。
マチコ「教頭先生、ちひろちゃんはそんな弱虫じゃありません。とにかく探してみましょう」
ふたりは分かれてちひろを探すことにした。
公園のブランコに乗って話しているケン太たち。
ケン太「マチコ先生、本気で怒ってたよなあ」
金三「うん、すっごい顔してたもんね」
まどか「ねえ、やっぱりちひろちゃんちにみんなで行ってみようか」
そこへカメがかけてくる。
カメ「おやびーん！大変、大変、大変でやんすー！ちひろちゃんが行方不明になったって！」
驚く一同。
すでに夕方になっている。欄干に頬杖をついて、陸橋から夕日を眺めているちひろ。
ちひろ（…どうしてあたしって、こんな嫌な性格なのかしら。もっと素直になればいいのに。あたしだってみんなと一緒に遊びたい…）
すると。
マチコ「綺麗ねー」
横にマチコがいた。驚くちひろ。
マチコ「教頭先生が心配なさってるわよ、ちひろちゃん。それに早く帰って明日の―（以降、電車の音で聞こえないという演出）」
ちひろ「明日の準備？」
マチコ「そう、もちろんダンスパーティーのよ？当然でしょう。ちひろちゃんもあらま学園の
一員だもの」
ちひろ「でもあたしなんかみんなの邪魔になるに決まってる。みんななから嫌われてるの、あたし自身が一番良く知っているんです」
マチコ「いい加減にしなさい！自分自身にもっともっと素直にならなきゃだめ！」
土手を歩いているマチコとちひろ。
マチコ「とにかく明日のパーティーに出て、思いっきり踊ってごらんなさい。ね？」
そこへケン太たち3人が駆けてくる。ケン太たちも、ちひろを探していたのだ。女生徒たちが遠くからマチコとちひろの名を呼ぶ。
マチコ「みんな心配して探してたんだわ。おーい、ここよー！」
ちひろ（…みんな…）
ちひろの目には涙があった。
ちひろ（…どうしてあたしって、こんな嫌な性格なのかしら。もっと素直になればいいのに。あたしだってみんなと一緒に遊びたい…）
すると。
マチコ「綺麗ねー」
横にマチコがいた。驚くちひろ。
マチコ「教頭先生が心配なさってるわよ、ちひろちゃん。それに早く帰って明日の―（以降、電車の音で聞こえないという演出）」
ちひろ「明日の準備？」
マチコ「そう、もちろんダンスパーティーのよ？当然でしょう。ちひろちゃんもあらま学園の
一員だもの」
ちひろ「でもあたしなんかみんなの邪魔になるに決まってる。みんななから嫌われてるの、あたし自身が一番良く知っているんです」
マチコ「いい加減にしなさい！自分自身にもっともっと素直にならなきゃだめ！」
土手を歩いているマチコとちひろ。
マチコ「とにかく明日のパーティーに出て、思いっきり踊ってごらんなさい。ね？」
そこへケン太たち3人が駆けてくる。ケン太たちも、ちひろを探していたのだ。女生徒たちが遠くからマチコとちひろの名を呼ぶ。
マチコ「みんな心配して探してたんだわ。おーい、ここよー！」
ちひろ（…みんな…）
ちひろの目には涙があった。
こういち
