主役はのらくろの孫!「のらくろクン」
「のらくろクン」は「のらくろ」の孫が主役のアニメ。元祖「のらくろ」といえば戦前の1931年から連載がスタートし、主役の黒犬・のらくろが軍隊で活躍する漫画で当時大人気でした。内容は時代を反映して戦争の色が濃いものでしたが、「のらくろクン」は一新探偵アニメとなって帰ってきました。
「のらくろクン」のあらすじ
主人公ののらくろクンは大家さんの息子・木下圭太や、お隣の女子高生・沢口リカと一緒にその仕事を手伝うことになる。しかし事務所には孫悟空やクレオパトラなんていうちょっと変わった人物までもが次々と依頼にやってきて…奇想天外なドタバタコメディ!
OPとEDは大人っぽい!
のらくろクン OP1「YOU!YOU!YOU!」BaBe
のらくろクン ED1「Hold Me」BaBe
ファミリー向けだけどサービスシーン多め!?
のらくろクンのヒロインの子のスケベパワーの高さ・・・口の下にホクロついてて、こりゃ間違いなしのスケベだぜ!! pic.twitter.com/EjLmV7XboH
— きゃの十三@夏コミ2日目(土)南地区ク‐32a (@kyano13neo) October 16, 2016
放送時間帯的にも内容としても、ターゲットは圭太くんと同世代くらいの子ども達に向けて作られているのですが、どうにもやたらとサービスシーンが多かったのがこのアニメの特徴です。
というのも、お隣に住んでいるかわいい女子高生の沢口リカちゃん。髪の毛は紫色で口元にほくろがあったりして、かわいいだけでなくちょっとセクシーな雰囲気。しかも趣味がエアロビです。(ここも時代を感じますが、エアロビクスは80年代に大流行しました)リカちゃんはレオタードを着てエアロビやスポーツに励み、ナイスバディを保つことに余念がないのです。
このリカちゃんを筆頭に、圭太くんの担任である松本先生の服が破れて下着が丸見えになったり、銭湯シーンで裸の女性がたくさん出てきたりとサービスシーンが何かと織り込まれていました。
「のらくろクン」。当時でも追加サブキャラの「沢口リカ」は「あー、80年代的蛇足だなあ、あざといなあ」と思ってたけど、キャラクターデザインが、もりやまゆうじ氏と聞いて、妙に納得した思い出があるw pic.twitter.com/ZOte6AjT24
— みぐぞう🔞@新刊「知られざる名作ゲーム達」5/19頒布開始 (@migzou) October 23, 2016
ただ「のらくろクン」のヒロインである沢口リカちゃんは、普通に服を着ていてもどことなく色っぽいのです。この理由がどうやらキャラクターデザインのもりやまゆうじさんにあるようです。
キャラクターデザインを担当した「もりやまゆうじ」氏とは?
「うる星やつら」や「めぞん一刻」など歴代の髙橋留美子作品でも活躍されており、もりやまゆうじさんが手掛ける「のらくろクン」のOP・EDが「らんま1/2」のOPと似ているのは当然だった訳です。
もりやまゆうじさんのデザインする女の子のキャラクターは、ロリっ子でどことなく色気があるのが特徴的です。沢口リカちゃんの謎の色気も、デザインがもりやまゆうじさんなら納得です。
そしてもりやまゆうじさんといえば個人的には「プロジェクトA子」!パンツを惜しみなく見せつつ(?)も迫力のあるこの動きをご覧ください。凄すぎませんか。
This scene from Project A-Ko (プロジェクトA子 ), as I kid, I was in awe. pic.twitter.com/yBrBb7JUr4
— Darren Page (ダレン✩゛) (@IWarriors) February 4, 2019
アニメよりも有名?「のらくろロック」が売れた理由とは
「のらくろロック」はタカラ(現・タカラトミー)から発売された、音に反応して動くおもちゃです。元々は子ども向けに考案され発売されたのですが、この時代はちょうどゲームブーム。世のお子様たちはおもちゃより最新のゲームに夢中でした。
しかし「のらくろロック」は予想をはるかに超えて売り上げをのばします。
調査をしたところ、ターゲットにしていた子どもだけでなく、なんと20代のOLなど大人が「のらくろロック」を購入していることが分かりました。この時代、「大人がおもちゃを買う」というのはかなり珍しいことでした。おもちゃは子どもの物なのに、大人が自分用におもちゃを購入しているなんて!当時のタカラ社内では衝撃的だったようです。