高橋留美子がデビュー前に使用していたペンネーム！！
日本を代表する女性漫画家・高橋留美子。ミドルエッジ世代であれば誰もが彼女の作品に触れたことがあるでしょう。そんな彼女が1978年に「勝手なやつら」でデビューする前に、別名義で同人活動をしていたのを皆さんご存知でしょうか？この記事では、高橋留美子の別名義での作品にスポットを当ててみたいと思います。
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のさかけも
1975年、新潟中央高校在学中に「のさかけも」名義で巨人の星の同人誌「虚塵の星」を発表しました。原作は梶原一騎ならぬ「火事原逸機」と、完全にパロディに徹しています！
こちらが「虚塵の星」です。
高橋留美子先生、のさかけも名義の二次創作物「虚塵の星」(1975年)。 pic.twitter.com/jAQD3GZaeu
— とよかわじゅんたろう (@juntaro009) August 29, 2014
けも・みとめ
1976年に「けも・みとめ」名義で、「フキダシvol.6」に掲載された連作漫画「風塵」の第2回分と、「びびっとvol.1」に掲載された「そして半分いなくなった」を執筆。「そして半分いなくなった」には登留子嬢（とるこじょう）が登場するなど、エッジを効かせた作風に！この頃、日本女子大学に入学し上京しています。
「そして半分いなくなった」
高橋留美子先生、けも・みとめ名義の作品「そして半分いなくなった」(1976年)。
— とよかわじゅんたろう (@juntaro009) August 29, 2014
ヒロインは“真倉 登留子嬢”...凄いネーミングじゃ。 pic.twitter.com/uu8b2yUjjY
けも・こびる
1977年、今度は「けも・こびる」に改名。当時所属していた日本女子大の漫研「（没）」で、目白花子らとともに多数の作品を発表しました。けも・みとめの項にも登場した「びびっと」は漫研「（没）」の会報誌です。
こちらが会報誌「びびっと」
けも・こびる時代の作品の数々！
けも・こびるの日記で思い出しましたが、高橋留美子センセイがなぜ「けも・こびる」なのかは未だに謎のままなんでしたっけ？ pic.twitter.com/VuTlZczmTf
— MUCOM™ (@mucom88) September 29, 2014
“ラ・ヴィ・アン・ローズ”と云えばこの作品。けもこびる（高橋留美子先生）×目白花子先生『涅槃の方程式』 pic.twitter.com/K0ByanaIWV
— Suguru Takamatsu (@kurukuru13) January 11, 2015
けも・こびるはデビュー後も使用しています！
「勝手なやつら」でデビューした1978年以降も、実は「けも・こびる」名義で作品を発表しています。1978年には「不良青年団」「けもの24時間」、1980年には最後の「けも・こびる」名義の作品「スパークリングカレンダァー」を発表。
となりきんじょ
