『コンなパニック』ってどんな漫画?
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『コンなパニック』は1991年1月号から少女雑誌「なかよし」にて連載されていました。作者はあさぎり夕先生。あさぎり先生の描く女の子って、目が大きくてとってもキュートなんですよね!個人的には「りぼん」派だった私ですが、『コンなパニック』は当時本屋で発見し、絵柄のかわいさで表紙買いをした思い出深い作品です。
では、知らない方の為にもざっとあらすじをご紹介します。
では、知らない方の為にもざっとあらすじをご紹介します。
内気で人見知りな中学二年生、如月まいには秘密があった。それは興奮するとキツネの耳や尻尾が生えてしまうということ。大好きな卓巳くんに近づきたいけど秘密がバレたら困るしどうしよう。他にも変身できる人間が現れて、まいの日常はてんやわんや。そんな「コンなパニック」なラブコメディ。
主人公のまいは自分の事を「まい」と呼んじゃうタイプ。自覚はないのでしょうが、どんくさくて常にオロオロしているのもあり、俗に言うぶりっこちゃんな女の子です。でも常々そんな弱気でダメな自分から「変わりたい」と思っていて、キツネに変身できるようになった事がきっかけでまい自身が変化していきます。主人公の成長と恋、秘密がバレそうなドタバタ感が少女漫画らしい作品でした。
『コンなパニック』の主な登場人物
主人公・如月まい
泣き虫で不器用でちょっとドジな女の子。北見中学校に通う2年生。運動神経が良くないのにバスケットボール部に所属、もちろん万年補欠。同じくバスケットボール部の河合卓巳に憧れ、片想いしている。実はキツネ族の血が流れており、ひょんな事からキツネに変身するように!
河合卓巳(たくみ)
まいと同じく北見中学2年生。バスケットボール部のスター的存在の男の子。明るくて、過ぎた事は気にしないさっぱりとした性格。動物に優しい一面があり、正義感も強い。今は女子よりバスケットボールに夢中といったところ。
白狐の乱(らん)
キツネ族の男性で、まいにとってお兄ちゃんのような存在。純血のキツネ族であり、母を亡くして以来キツネ族の仲間を探す旅をしていた。長い髪に鋭い目をしたクールなイケメンだが、まいの事になると冷静でいられないという、かわいい一面も。通称「乱ちゃん」。
宝田美緒
まいたちの同級生で同じバスケットボール部。部で一番の美人で目立つ存在だが、とにかく性格が悪い。自分が常に一番でないと気が済まないタイプ。好きでもないのに卓巳に思わせぶりな態度を取ったりする。まいの事が気に入らないので何かと意地悪をする。
阿久津圭
美緒とはいとこ同士の同級生。そして彼もまた性格が悪い。生徒会長で頭脳明晰、イケメンで女子からの人気も高いのだが、同じく女子人気の高い卓巳の事が気に入らない。何かと卓巳を陥れようとしてくる。
白羽根シュン
鳥に変身できる14歳の少年。日本人とドイツ人のクォーターで碧い目と薄い茶色の髪をしている。鳥に変身できるという秘密を守るため家に幽閉されていたが、同じく動物に変身できるまいに助けられる。その後まいに好意を寄せるようになる。
白羽根教授
シュンの祖父で、ドイツでオオカミ人間などの「変身伝説」の研究をしていた。シュンを普通の人間に戻したいという思いから、まいを実験材料にしようとする。