『伊賀忍法帖』のオーディションを兼ねた「角川映画大型新人女優募集」でグランプリを受賞し芸能界デビュー。(16歳)
伊賀忍法帖(1982年12月18日公開、東映) - 篝火 / 右京太夫 / 鬼火 役(三役)(演:渡辺典子)
篝火(かがりび)(演:渡辺典子)
忍者僧達の陵辱を拒み自らの忍法で自害をはかるが、彼女が松永弾正が横慕いする主君の妻・右京太夫にそっくりだったことが、その後の物語を導くことになる。
映画「晴れ、ときどき殺人」(1984年5月26日公開、東映セントラル) - 主演・北里加奈子 役:渡辺典子 (女優)
晴れ、ときどき殺人(1984年5月26日公開、東映セントラル) - 主演・北里加奈子 役
映画「晴れ、ときどき殺人」予告編 - YouTube
アメリカ留学から戻ってきたお嬢様の北里可奈子(演:渡辺典子)は、母の浪子の死の間際、ショッキングな告白を聞きます。
間もなくして、冤罪を着せられた容疑者の投身自殺を目の当たりにした浪子は、罪悪感に苛まれながら身内の中に真犯人がいると云う事を突き止めるが、その真実を帰国したばかりの娘・可奈子に打ち明けようとしていた最中に突如、息を引き取ってしまう。
母の贖罪の為、コールガール殺しの犯人を探さなければならなくなった女子大生・加奈子。だが、加奈子にも魔の手が……
戦国の世に現れた謎の男・果心居士。彼は様々な術を操り、その目撃・体験談は多くの場所で語られていた。彼が武将松永弾正のもとに呼び出された。弾正は三好義興の妻・右京太夫に恋心を抱いており、どうにかして彼女を手篭めにしようと企んでいたのだった。
そこで果心が提案したのは「淫石」を作るという計画だった。「淫石」とはすなわちどんな女の心も蕩かすという催淫剤のこと。それは、女達を果心の配下である七人の忍法僧が強姦し、そこから得られる愛液を煮詰めることによって作られる。その計画のおぞましさに、居合わせた千宗易、柳生新左衛門は戦慄する。
計画は実行に移され、僧たちは多くの女を捕らえ、陵辱し、淫石を作り始める。女たちは愛液を搾取され5人に1人は死に至り、生き残っても狂人になってしまうのだった。作業は順調に進められていったが、それはあまりの悲惨さに、命じた弾正さえもが辟易するような有様だった。
そこに捕らえられた女のひとりに伊賀忍者・笛吹城太郎の妻・篝火(かがりび)がいた。彼女は元遊女で、城太郎と共に駆け落ちした先から伊賀に帰る途中を襲われ、根来僧達の奇怪な忍法に城太郎を倒され拉致されてしまったのだ。篝火は忍法僧達に極上の素材として陵辱されかかるが、それを拒んで自害してしまう。篝火が自分が執心している右京太夫そっくりだったこともあって惜しんだ弾正は、忍法によって篝火をよみがえらせ、自分の寵妃としてしまう。
死んだと思われていた城太郎は気を失っていただけであった。あてどなく篝火を探しはじめた城太郎のもとに、瀕死の女が「淫石」を入れた平蜘蛛の茶釜を携えやってくる。それは、忍法で篝火をよみがえらせる代償として殺され、篝火の記憶だけが残った女だった。その口から事の次第を聞いた城太郎は、七人の根来忍者僧と松永弾正への復讐を誓い、戦いを挑んでいく。
(出典:Wikipedia「伊賀忍法帖」)
戦国曼荼羅の世界に乱舞する、伊賀忍法帖VS魔界の妖術。
戦乱渦巻く暗黒の時代。希代の妖術師・果心居士は松永弾正を操り、天下奪取の陰謀をめぐらせていた。伊賀忍者・城太郎は美姫・右京太夫を守り、果心居士の率いる妖術僧と対決する。「オン・マリシエイ・ソワカ」愛の呪文は悪魔の妖術に勝てるのか?
(c)1982 角川映画