熱血漢の牧師。39歳。牧師という立場上、他の主人公よりも説得を容易に進めることができる。重要人物は子供の姉弟であるハリーとステラ。とその従兄弟ジャック。『ポセイドン・アドベンチャー』の主人公とほぼ同じ特徴を持っているらしい。
正義感に燃える航海士。21歳。地図を持っているため位置の把握が容易(ただし、船内には地図に載っていない場所もある)。船員であるため、一人で脱出すると……。重要人物は沈没したレディ=クリサニア号のオーナーであるイスメイ(名前はタイタニック号のオーナーだったJ・ブルース・イズメイから)。ルークが主人公以外の場合では、生存者として登場する。
やり込み要素は、マルチエンディングにあり!!
ゲームエンドの条件
原則的には、60分の経過による船体の沈没のみがゲームの終了の 条件です。しかし主人公がミスをすると5分間のタイムロスとなり、 また仲間とも(一時的に)はぐれてしまいますので、ミスを繰り返せば 脱出はより困難なものとなっていきます。
◦ 主人公のミス ◾ 身体の4つ分以上の高さから落下したとき
◾ 炎や落下物に当たったとき
◾ 素潜りで一定時間が過ぎたとき(実際は即ゲームオーバー?)
◦ 仲間のミス
ゲーム中仲間になった人々は、主人公と異なり1度死んで しまうと復活はありません。
◾ 設定された体力値がゼロになったとき
◾ 身体の4つ分以上の高さから落下したとき
◾ 素潜りで一定時間が過ぎたとき
• エンディングの種類について
このゲームは主人公、助けた仲間の条件によりエンディングが異なる マルチエンディング制をとっています。助けられる要救助者には、 それぞれ「救助ポイント」なる点数が定められており、これの 合計ポイント(*1)がエンディングに関わってきます。具体的には 「1人か」「その主人公にとって重要な人物を助けているか」 「合計ポイントが25以上であるか」の条件がエンディングに関わります。 すなわち主人公1人につき次の5種類のエンディングがあるわけです。
1. 1人で脱出
2. 「重要人物」を無視した場合
3. 「重要人物」を途中で死なせてしまった場合
4. 「重要人物」を助けているが、合計ポイントは25未満
5. 「重要人物」を助けていて、かつ合計ポイントが25以上
もちろん、5が真のハッピーエンディングです。しかし他のエンディング にも味のあるものがあるので多くのエンディングをみることをお勧めします。
(*1)‥‥この「合計ポイント」はエンディング終了後、「Fin」の文字が 出た後、約10秒待ってAボタンをおすと確認できます
• 助けられる仲間について
助けられる要救助者は最大で7人(主人公を入れて8人)です。これ以上は 助ける事は不可能です(というかそれ以上出現しなくなる)。ですから、 救助ポイントの低い要救助者ばかり助けていると、最大数救助しても 25ポイントに足りない場合があります。こうなってしまわないためにも なるべく救助ポイントの高い者から優先的に救助しましょう。基本的に女性や子供は救助ポイントが高い傾向にあります。
そんなわけで、すべてのエンディングを見る!!というやりこみ要素満載のゲームですね!
【SFC】セプテントリオン ベストエンディング集 - YouTube
裏技は、機関長をどう回避するかに絞られていた!!(笑)
•機関長をやりすごす(その1)
このゲームに出現する唯一で最大の敵(^^;):機関長をやりすごす方法 です。ここではゲームのシステムを利用します。 攻略の基本事項 でも述べた通り、仲間になる人数の最大は7です。それ以上は出現 しません。ここでちょっと 要救助者のリストをみてみましょう。 機関長と一緒に出現する「29:ヘンリー」はガードナー(牧師) かジェフリー(医者)ならば救助が可能です。‥‥ということは、 そうです、この場所まで仲間を7人連れていれば機関長&ヘンリーは 出現しないのです。
•機関長をやりすごす(その2)
先ほどとは別の方法もあります。ここではゲームのバグ(?)を利用 します。やり方は要救助者を仲間にした後、どこかで気絶します。 (この時、仲間の集合場所が安全な地点が望ましい)そして、 仲間を無視してボイラー爆発後、冷凍庫の「15:ジャック」のみ を連れて脱出します。この状態では機関長は出現しません。 (おそらく、救助ポイントがいくらか以上ならば出現するのでしょう。) そして、このままラス面(ボイラー室)に行きましょう。すると ‥‥‥うまくいけば見捨てていったはずの仲間たちがどこからともなく 降ってきます(!?)これはバグに近い技なので成功するとは限りませ んがだいたいは成功するでしょう。
•機関長をやりすごす(その3)
機関長をやりすごす方法は他にもあります。その方法はズバリ、 ボイラー爆発前にボイラー室にたどりつく、です。この方法が もっともまともではあるのですが、結構難しいです。船の傾き などの運もからみます。しかし、ちゃんと論破することが正攻法であることはいうまでも ありません。:-)
•機関長をやりすごす(その4)
まだあります。その3とは反対に沈没寸前で(全てが水に浸かる状態) でボイラー室前に行っても機関長は出現しないようです。 ( DICEさん 情報提供ありがとうございました)
みなさんの感想!
@Otojya けっこう難しかったです。タイタニック知ってる人だと、やりがいありなゲームでした。
— はちみつ (@taratta_suzy) February 13, 2013
ちなみにセプテントリオンとはその昔スーパーファミコンで発売された脱出ゲーム。高波を食らい転覆した豪華客船レディクリサニア号の中からの生還を成そうとする乗客、船員たちの人間ドラマを描いたゲームです。
— さまよう邪神ロキさん (@roki24844262) August 16, 2015
まとめます!
ただ、エンディングを全て見る事に重点を置いているところは、評価するべきであり、その全てのエンディングにみる価値を見いだせている点が、称賛に値すると言っても過言ではありません。
4人の主人公のそれぞれのパートに5種類のエンディングがあり、全部で20種類のエンディングが用意されています。また、どうあがいても一つのエンディングをみるまでに1時間以上かからない点も、プレイヤーをのめり込ませる手法、やり込み要素を与える手法にもなっていると思います。
全てのエンディングに味がある、それがこのゲームの一番の醍醐味ではないでしょうか。
転覆した豪華客船の中で、それぞれの主人公が、誰を救出し、何を思い、そして行きつく先は果たして何なのか。そんなリアルタイム時間制限を取り入れたドラマティックな部分も、名作といわれる所以ではないでしょうか。
有野さんが「ゲームセンターCX」で、プレイされていましたが、結構おもしろそうにやっているのを見て、「ああ、この人もなかなか忍耐強い人だな。」と個人的には尊敬の意を込めて、放送を見させていただきましたが、そんな好き嫌いの大きく分かれるゲームです。このゲーム、おすすめですが、無理にとは言いません。でも、やってみる価値のあるゲームである事は確かです。
もし、機会があれば一度は試してみてから、続けるかやめるかを決めるのもいいのかも知れません。
なぜなら、このゲームの全てのエンディングを観た時、あなたは得も言われぬ価値や喜びに遭遇出来るのですから。
・・・いや、出来ないかもしれませんけどね(笑)
生真面目な観光客。建築家。23歳。平均的な能力を持っている。重要人物は義妹のエイミー。