【90年代洋楽】シェリル・クロウって覚えてる? 実力派はまだまだバリバリの現役!
2020年3月17日 更新

【90年代洋楽】シェリル・クロウって覚えてる? 実力派はまだまだバリバリの現役!

1990年代前半デビューし、世界的ヒット曲を生み出したシェリル・クロウ。 実力派と呼ばれた彼女のヒット曲を振り返りつつ、人気のヒミツと、カントリーミュージックへの華麗なる転向までをまとめました。

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実力派シェリル・クロウってどんな人?

1990年代前半に世界的ロックアーティストとして有名になったシェリル・クロウ。

全米で1,700万枚、世界で5,000万枚のレコード・セールスを記録し、これまでに9回にわたって受賞している実力派アーティストで、現在も活動中です。

ギターを弾きながら歌うスタイルが特徴で、日本では、MIWAが大ファンだと公言しています。

オルタナティブロックの人気が盛り上がっていた90年代前半にデビューし、バンド旋風のなか、ソロアーティスト、しかも女性として人気になりました。

人気を牽引した要素は、彼女のつくり出す曲が、ロックだけれども、カントリーやポップミュージック、そして、R&Bやラップの要素も取り入れた曲調で、幅広いファンを獲得したことでしょう。

そのミックスされた曲が、当時の新しい風を起こしていたオルタナティブロックと相まって、一気に世界的なヒットへとつながりました。

楽曲のすばらしさだけではなく、なんといっても美人でスタイル抜群、細い腕でギターをかき鳴らし、美しさと色っぽさをあわせ持った声は、男性だけでなく、女性にも広く支持されました。

生い立ちと大物アーティストの元での下積み時代

彼女はミズーリ州に生まれ、大学では、作曲、演奏、教育の学位を取り、一時は音楽の先生をしていた経歴は有名です。

教師として働きながら、地元でバンド活動続けていましたが、夢を追いかけること決意。

1986年にカリフォルニア州に移住し、デビューまでの下積み時代をスタートさせました。

彼女の才能はすぐに認められ、翌年1987年には、マイケル・ジャクソンのバックコーラスとしてツアーに参加し、その後も、スティービー・ワンダーなどの数々のビックアーディスとのバックコーラスとして活動。

1993年、『チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ』(Tuesday Night Music Club)で念願のデビューを果たしました。

次々と世界的なヒット曲連発!

デビューしてすぐにはヒットしなかったアルバムでしたが、じわりじわりとセールスをのばし、翌年1994年にシングル曲「オール・アイ・ワナ・ドゥ」(All I wanna do)が大ヒット!

最高で、全米ビルボード2位を獲得しました。

「これは、カントリー?ロック? っていうか、本当に新人?」

この曲を始めて聞いたときの衝撃が忘れられません。

軽快なギターサウンドのイントロで始まり、ラップのように語りかけるように歌う彼女。

どこか力の抜けた、リラックスしたような曲調なのに、心躍るサウンドで、私はすぐに彼女の虜になってしましました。

1995年の第37回グラミー賞では最優秀レコード賞、最優秀新人賞、最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞の3冠を受賞しました。

Sheryl Crow - All I Wanna Do (original music video)

自身の名前をタイトルにした、2nd アルバムの「Sheryl Crow」は世界的にも大ヒット。

このアルバムの1stシングル曲『イフ・イット・メイクス・ユー・ハッピー』(If it make you happy)は、スマッシュヒット!

1997年には、再び、グラミー賞にノミネートされ、最優秀女性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞、最優秀ロック・アルバム賞の二部門を受賞し、人気を不動のものにしました。

Sheryl Crow - If It Makes You Happy (Official Video)

世界的なヒットから華麗なるカントリーへの転向

2006年公開、映画ディズニー・ピクサーのカーズ(Cars) へのオープニングソング『リアル・ゴーン』(Real gone)を担当。
カーズ オリジナル・サウンドトラック

カーズ オリジナル・サウンドトラック

自曲の制作活動だけではなく、いろいろなアーティストへの楽曲提供も含め、現在も活動中です。

近年は、デュエット曲ばかりを集めたアルバムを出したり、他のアーティストとのコラボで活躍しています。

日本でも根強い人気のスティングとの曲がコチラ。
大人の2人が歌う切ないラブ・ソング。

Sheryl Crow ft. Sting - Always On Your Side (Official Video)

2013年、ロック・ポップ部門から、カントリーミュージックへの転向を果たしました。

日本ではあまりメジャーではないカントリーミュージックですが、お年寄りから若者まで、主にアメリカ南部のソウル・ミュージックといえるほど、人気のジャンルなんです。

シェリルは、住まいもロスからカントリーミュージックの聖地ナッシュビルへと移し、カントリーミュジックの大物たちとも次々とコラボを果たしています。

もうすぐ還暦を迎えるとは思えない、魅力いっぱいのシェリル・クロウ。

彼女のギターサウンドは、まだまだ衰えることはなさそうですね。

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