【トラウマ映画】懐かしい日本映画史に残る凄惨なトラウマシーン(13作品)
2020年4月15日 更新

【トラウマ映画】懐かしい日本映画史に残る凄惨なトラウマシーン(13作品)

懐かしい70年代から90年代の邦画(アニメ映画含む)を中心に、日本映画史に残る恐怖のトラウマシーンを振り返ってみましょう。『悪魔の手毬唄』「吉原炎上」『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』『震える舌』ほか13作品。

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ヘドラは当初、夜間や雨天時しか上陸してこないと思われていたが、成長したヘドラは飛行能力を得て白昼に出現する。ヘドラの飛行先では硫酸ミストが散布され、人々が次々と倒れていく。
ヘドラが通った後には硫酸ミストがまき散らされ、金属は錆びて人間は骨と化す。

『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』/ 超巨大戦艦が現れた時の絶望感

『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』/ 地球と白色彗...

『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』/ 地球と白色彗星帝国の戦いを通じ、ヤマト乗組員たちの死が描かれる。

いつ終わるとも知れぬ戦いの中で乗組員たちが 次々に命を落として行く。絶望的状況下、古代は決死隊を率いて都市帝国内部に侵入し沢山の尊い犠牲と引き替えに動力炉を破壊するが、誘爆し崩壊して行くその内部から、予想も出来ぬ超巨大戦艦が出現した。
超巨大戦艦は、都市帝国の内部に隠されていた巨大な戦艦。都市帝国の壊滅に伴い姿を現し、地球人たちを絶望させたが、ヤマトとテレサの特攻によって消滅する。
超巨大戦艦は、アニメ史に残る絶望シーンの代名詞

パイプオルガン 『白色彗星』

アニメ史に残る最高に怖い曲
本作の音楽で話題になったのが、パイプオルガンを用いた「白色彗星」のテーマである。宮川泰としても会心の出来だったようで、完成した直後に喜び勇んで「凄いのが出来たぞ!」と息子の晶(宮川彬良)に自慢したほどである。

宇宙SF映画にありがちな曲になりそうな主題を、ありそうで無かった、覚えやすくキャッチーで、迫力もあり恐怖感も満点な曲に仕上げている。
デスラーは、古代に白色彗星の弱点を教え、自ら宇宙空間に身を投げ死亡した。

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 予告篇

真田さんの戦死シーン 日本のアニメ史上、屈指の名シーン

このシーンは何回見ても涙が止まらない。

真田「 古代、行け!! 行かんかあー!! 」

斎藤「技師長、慌てず急いで正確にな。」

真田「隊長、ありがとう。」

「この子の七つのお祝いに」/ 岸田今日子怪演のインパクト

トラウマ映画「この子の七つのお祝いに」

トラウマ映画「この子の七つのお祝いに」

真弓(演:岸田今日子)は麻矢に「お父さんは私達を捨てた悪い人。恨みなさい、憎みなさい。大きくなったら必ず仕返しをしなさい。絶対に許しては駄目。」と毎日毎晩教え込み、虐待していた。そして麻矢が7歳の正月、真弓は彼女に晴れ着を着させた後、手首と頚動脈を切って自殺した。

『この子の七つのお祝いに』 あの頃映画松竹DVDコレクション

とおりゃんせ とおりゃんせ ここはどこの 細道じゃ...母から娘へ 一枚の手型が奏でる"殺し"の子守唄。
岸田今日子が演じる真弓は、みんなのトラウマ。
敗戦の混乱の中、妻と生き別れて満州から引き揚げてきた高橋佳哉は真弓(演:岸田今日子)と結ばれ、赤ん坊が生まれた。だがその赤ん坊はすぐに病死し真弓はショックのあまり精神に異常をきたした。

高橋はふとした偶然で生き別れていた妻と再会し、真弓の前から姿を消して別に家庭を持った。二人の間に生まれた赤ん坊(2人目の娘・きえ)は、復讐鬼となった真弓に盗まれ、三十数年が経過した。

その間、真弓に育てられたのが盗まれた赤ん坊の倉田ゆき子(演:岩下志麻)で、高橋に復讐する事だけを徹底的に教え込まれ、占いという特殊能力を生かし、青蛾(せいが)を使って高橋が目の前に現われる日を待っていたのだが、途中、おじ気づいた青蛾を殺害した。

高橋に、真弓の本当の娘でない事を教えられたゆき子(きえ)はあまりの残酷さに発狂寸前だった。

日本映画を代表するトラウマ映画『震える舌』/ まるで和製「エクソシスト」のような子役の演技

『震える舌』は、オカルト・ホラー的趣向で製作されている。

『震える舌』は、オカルト・ホラー的趣向で製作されている。

破傷風に侵されてしまう少女・昌子を演じる若命真裕子の迫真の演技が話題となった。

奇病に取り組み、血も凍る恐怖を熱演した当時5才の子役の圧倒的な演技が見所。

映画『震える舌』 あの頃映画松竹DVDコレクション

野村芳太郎監督 破傷風に侵された少女と、それを看病する両親の闘病記を、ホラー映画のように纏め上げた異色作。
『震える舌』は、ホラー映画より恐いトラウマ映画として有名。
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