80年代の大映テレビ制作のドラマ鑑賞で、楽しくステイホームしましょう!
2021年1月30日 更新

80年代の大映テレビ制作のドラマ鑑賞で、楽しくステイホームしましょう!

観ると絶対に楽しめる、それが大映テレビ作品です。特に80年代。もうどれもこれも絶品ですよ。コロナ禍のおり、ステイホームを楽しむ最良の方法のひとつ、80年代の大映テレビ制作ドラマの鑑賞をお勧めします。

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荒廃しきった高校に、元オールジャパンの名フランカー、滝沢賢治(山下真司)が1人乗り込み、学園を、そして生徒たちを立ち直らせて、やがて高校ラグビーで全国優勝を成し遂げる物語。滝沢と家族や同僚の教師、生徒たちの姿を通して描く、84年から放送され、今も色あせることのない人気ドラマだ。
全国の視聴者の涙を誘ったイソップの死は第13話です。念のために説明しておくと、イソップとは貧相な体格で運動能力の低いラグビー部員、奥寺 浩のあだ名です。当然補欠だったのですが、誰よりもラグビーを愛し、脳腫瘍に倒れるまで誰よりもひたむきに人生を駆け抜けました。彼の生き方が、もう胸をしめつけるのですよね。
因みにイソップには実在したモデルとなる人物がいたのですが、実際に脳腫瘍で亡くなっています。

School Wars [スクール☆ウォーズ] - TV Series 1984 |Part I. 1-13 Ep|

主要登場人物の死と言うことではもう一人、ラグビー部のマネージャー山崎 加代が第19話で交通事故にあって命を落とします。
加代は一日も欠かさず練習日報を付けていて、交通事故に遭った当日、最後の日報にはには「このノートに書けなかったのは、それは"花園出場"という4文字です。」と綴られていた。泣く。もう泣く。麻倉未稀が歌う「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」が流れてきたらもう最後、涙で画面が見れなくなること必至ですわ。
因みに山崎 加代にも実在したモデルとなる人物がいるのですが、こちらはご健在です。

ポニーテールは振り向かない

80年代の大映テレビを代表する女優は伊藤かずえ かもしれませんね。「少女が大人になる時」「不良少女とよばれて」「乳姉妹」「花嫁衣裳は誰が着る」「ザ・スクールコップ」などなど主役、脇役に関係なく多くの作品に出ています。あ、そうです「スクール☆ウォーズ 」にも出ていましたね。
そんな伊藤かずえ のファンの方にも、そうでない方にもお勧めしたいのが「ポニーテールはふり向かない」です。
ポニーテールはふり向かない

ポニーテールはふり向かない

原作:喜多嶋隆「ポニーテールはふり向かない」
脚本:大原清秀、佐伯俊道、田渕久美子
監督:山口和彦、合月勇、江崎実生
出演者:伊藤かずえ、松村雄基、鶴見辰吾、国広富之、松崎しげる
オープニング:小比類巻かほる「Never Say Good-Bye」

放送期間:1985年10月12日 - 1986年3月29日
回数:24
横須賀の女子少年院帰りのミッキーこと麻生未記(伊藤かずえ)はジャズ・ドラマーだった亡き父(フランキー堺)譲りのドラムの才能を秘めた少女。その彼女があらゆる障害をもろともせず、自分の手で最高のメンバーを探し出しスーパーバンドを結成していく課程を熱っぽく描く。今までアイドルタレントが扮したヒロインと対立する役柄が多かった伊藤かずえの本格的な出演作。原作はCFディレクター出身の作家・喜多島隆の同名小説。未記を取り巻く一癖も二癖もあるミュージシャンたちにはかつて天才サックスプレイヤーで今はアル中の霧島航に国広富之、年上の人妻・妙子(片平なぎさ)との不倫に溺れに人気ロックスターの座を棄て今はディスクのバックステージで影武者としてベースを弾く牧村稔に坂上忍、芸大で将来を嘱望されながらも今は横須賀フロンティアでピアノを弾く田丸晃に松村雄基、素晴らしいギターの腕を持ちながら名門・板倉家の一人娘・由起子を虜にしジゴロまがいの生活を送る医大生の名倉邦男に鶴見辰吾、本格的なシンガーを目指したが心ならずもアイドル歌手としてデビューさせられ鳴かず飛ばずに終わった苦い過去を持つ”フロンティア”の歌姫・千葉かおるに岡田奈々と大映テレビ作品お馴染みのメンバーが顔を揃えている。
何故「ポニーテールはふり向かない」をお勧めするかというと、伊藤かずえの初主演作品というだけではなく、他に80年代の大映テレビを代表する松村雄基、鶴見辰吾、岡田奈々、石井めぐみ、下川辰平、片平なぎさ、国広富之、松崎しげる、名古屋章といった役者が顔を揃えているからなんですよ。
大映テレビ俳優総出演!「ポニーテールはふり向かない」を観ると80年代の大映テレビの濃さが分かるというものです。
しかし、まぁ、出来ることなら石立鉄男、宇津井健にも出演してほしかったなぁ。

ポニーテールは振り向かない [第1回]

90年代に入ると「スチュワーデス物語」のコメディー版と言われる「トップスチュワーデス物語」や「スクール・ウォーズ2」と80年代作品の続編を制作。これらの作品はヒットはしたものの、まぁ、徐々に勢いを失っていくんですよねぇ。
しかし、大映テレビはシリーズものに活路を見出します! 1983年から 2008年まで続いた「家政婦は見た!シリーズ」をはじめ、「十津川警部シリーズ」「山村美紗サスペンス 赤い霊柩車シリーズ」「小京都ミステリーシリーズ」「温泉若おかみの殺人推理シリーズ」がそれです。
「赤い霊柩車シリーズ」と「小京都ミステリーシリーズ」に主演した片平なぎさは各放送局で引っ張りだことなり、2時間ドラマの女王となるわけです。片平なぎさは大映テレビが育てたと言ってもいいでしょうね。
80年代の大映テレビ作品はどの作品も観ると絶対に楽しめます。観終わるとお腹がいっぱい!それが大映テレビです。
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