世界で最も有名な着せ替え人形であるバービー人形に新たに3体形の人形が登場。肌や目の色もさまざまだ。
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発売から50年以上となる米マテルのバービー人形に3つの体型が追加される。「カービー(曲線的。最近は太めな体型を指す)」、「ペティート(小柄)」と「トール(長身)」の3つだ。これにより、同社は長期にわたる売り上げ低迷から脱却したい考えだ。
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米マテルがバービー人形を発売してからおよそ56年。米国の主要玩具メーカーは現代の女の子が何を求めているかを解き明かそうとしている。
多くの親は自分の娘に、あり得ない体形をした金髪のバービー人形を与えることに怒りを感じている。
そんななか、かわいらしさを拒否し、女の子の生活を現実的に表現した人形を求める人が急増している。
多くの親は今でも人形遊びの価値を認めてはいるが、子どもには自分らしくいてほしいと考えている。さまざまな人を受け入れることがかっこいいといわれる時代になり、メーカー数社は新たな人形を発表し、マテルはバービー人形のイメージチェンジに取り組んでいる。
「女性の見た目や体形は様々であり、自分の体形なんて気にしなくていい」というメッセージを発信した形になる
「カービー(曲線的。最近は太めな体型を指す)のバービー人形」と「従来型のバービー人形」の比較
背が高く、細くて、金髪という伝統的なバービーの外観に比べて、多様性に富んだ美への幅広い見方を提供することになります。
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バービーの「ファッショニスタ(Fashionista)」シリーズは今後、4つの体形の人形が用意される。肌の色は7種類、瞳は22色で、髪形も24種類ある。遅すぎたきらいはあるものの、女性の見た目はさまざまだというメッセージを発信した形だ。
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バービーの「ファッショニスタ(Fashionista)」シリーズは幅広い美の観点、多様な価値観を反映したコレクション
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バービー人形コレクター大会で販売されたバービー人形
【1月29日 AFP】青い目にブロンドといったステレオタイプ的な「美女」の容姿をしていたバービー(Barbie)人形が、大きなイメージチェンジを果たした──従来の体形に加え、新たに「長身」「小柄」「ふくよか」の3体形が用意されることが決まったのだ。
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マテルの担当者はバービー人形の公式サイトに掲載したビデオで、「自分の体形なんて気にしなくていい、と女の子たちに伝えたい」と語っている。
バービーブランドの責任者を務めるエベリン・マゾコ上級副社長は、「われわれは女児や親に対し、美への幅広い見方を反映するという責任を負っている」と述べた。このニュースは、タイム誌によって報じられていた。
バービー人形は女の子に対して非現実的な美しさの基準の押し付け、細すぎる体形への偏重を植えつけるとして長らく批判されていた
バービー人形は1959年に発売され、根強い人気を保ってきたが、細すぎる体形を巡っては、事実上不可能な美しさの基準を女の子に押し付けるとして批判が強まっていた。
1959年に発売が開始されたオリジナルのバービー人形にも、これまでさまざまな修正が加えられてきたが、女の子に対して現実離れしたボディイメージを植え付けるとして長らく批判にさらされてきた。
世界中で人気のバービー人形の製造元、米玩具メーカー大手マテル(Mattel)は28日、バービーといえば非現実的なまでに完璧なプロポーションという56年間続いた伝統に終わりを告げ、新たな体形のバービーたちをそろえたと発表した。
「アディオス・バービー(さよならバービー)」という活動団体を1990年代末に設立したピア・ゲレロ氏は、新しいバービー人形のラインアップは、実際にバービーと遊ぶ女の子たちや、彼女たちが属すコミュニティーをはるかに正確に反映するものになっていると評価している。
ゲレロ氏は「私たちの要求はバービーを窓から投げ捨てろというものではなく、バービーをいろいろな体型のうちの1つにして欲しいというものだった。さまざまな体型やサイズがあるのは良いことだ。実際にそのような体型やサイズの女性たちが存在するからだ」と話した。
ただし、新しいバービーに砂時計のような特徴(いわゆる「くびれ」)が残っていることが1つの問題だと同氏は考えている。「必ずしも全ての人のウエストが細いわけではない」