水沢めぐみの「チャイム」はいつ連載していたの?
水沢めぐみさんといえば一番の代表作は「姫ちゃんのりぼん」ですよね。「姫ちゃんのりぼん」はいわゆる魔法少女の変身もの。ですからファンタジーマンガのイメージが強いかもしれませんが、昔は正統派な少女漫画も連載されていたんです。
「チャイム」が連載されていたのはりぼん1989年4月号から1990年5月号まで。約1年間の連載でした。
前作は外国を舞台にした「空色のメロディ」、次作は代表作の「姫ちゃんのりぼん」です。
りぼんマスコットコミックスは全3巻。現在は廃刊になっていて、文庫本が全2巻で発売されています。前作「空色のメロディ」も「ポニーテール白書」も全5巻だったのでちょっと短いんですね。連載当初りぼんを読んでいた私は「え!もう最終回?」とびっくりした記憶があります。
ファンタジー色の強い作品に挟まれているのでどうしても地味なイメージがあるかもしれませんが、こういう作品の方が好きという人も多いはず!
「チャイム」が連載されていたのはりぼん1989年4月号から1990年5月号まで。約1年間の連載でした。
前作は外国を舞台にした「空色のメロディ」、次作は代表作の「姫ちゃんのりぼん」です。
りぼんマスコットコミックスは全3巻。現在は廃刊になっていて、文庫本が全2巻で発売されています。前作「空色のメロディ」も「ポニーテール白書」も全5巻だったのでちょっと短いんですね。連載当初りぼんを読んでいた私は「え!もう最終回?」とびっくりした記憶があります。
ファンタジー色の強い作品に挟まれているのでどうしても地味なイメージがあるかもしれませんが、こういう作品の方が好きという人も多いはず!
「チャイム」のあらすじ
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そんなチャイムのあらすじをご紹介していきます。
チャイムというタイトルからもわかる通り、学園物ですよ。
主人公は中学3年生の女の子、立原朝子。朝子は中学3年生の始業式の朝、寝坊して学校までの坂道を駆け上がっていました。走り疲れて倒れたところで同級生の男の子高野良介と出会います。2人はこの時が初対面だったんです。これが運命の出会いになるんですよね。
朝子は腕はまだまだですが写真部に所属しています。そして、中学1年生のころから写真部の顧問である有馬先生に憧れていました。中学3年時の担任でもあります。ですが、有馬先生が結婚をすると知り、ショックを受けます。しかも相手は高野くんのお姉さんでした。
担任の先生の結婚を知ってクラスはすっかりお祝いモード。ですが、朝子は有馬先生への想いを誰にも打ち明けていなかったので、感傷に浸ることもできません。しかも、写真部だからということで有馬先生の結婚祝いの実行委員にされてしまいます。
実行委員のメンバーには高野くんや親友のなみちゃんも。高野くんは朝子の様子がおかしいことに気が付き、有馬先生への気持ちを見抜きます。そしてさりげなく気を遣ってくれました。察することのできる男の人って素敵ですよね。
朝子はだんだん高野くんに惹かれていくのですが、親友のなみちゃんも高野くんのことを気になっています。そして朝子はなみちゃんにゆずってしまうんですね。
この展開はりぼんの代表作柊あおいさんの「星の瞳のシルエット」と似ていますよね。今だったらあんまりない展開だと思いますがこの頃は多かったです。時代を感じますね。個人的には自分の気持ちを隠して友達に譲るという展開はどうもイライラしてしまいますが・・・。とはいえ心情もしっかり描かれているので大人が読んでも面白いです。
チャイムというタイトルからもわかる通り、学園物ですよ。
主人公は中学3年生の女の子、立原朝子。朝子は中学3年生の始業式の朝、寝坊して学校までの坂道を駆け上がっていました。走り疲れて倒れたところで同級生の男の子高野良介と出会います。2人はこの時が初対面だったんです。これが運命の出会いになるんですよね。
朝子は腕はまだまだですが写真部に所属しています。そして、中学1年生のころから写真部の顧問である有馬先生に憧れていました。中学3年時の担任でもあります。ですが、有馬先生が結婚をすると知り、ショックを受けます。しかも相手は高野くんのお姉さんでした。
担任の先生の結婚を知ってクラスはすっかりお祝いモード。ですが、朝子は有馬先生への想いを誰にも打ち明けていなかったので、感傷に浸ることもできません。しかも、写真部だからということで有馬先生の結婚祝いの実行委員にされてしまいます。
実行委員のメンバーには高野くんや親友のなみちゃんも。高野くんは朝子の様子がおかしいことに気が付き、有馬先生への気持ちを見抜きます。そしてさりげなく気を遣ってくれました。察することのできる男の人って素敵ですよね。
朝子はだんだん高野くんに惹かれていくのですが、親友のなみちゃんも高野くんのことを気になっています。そして朝子はなみちゃんにゆずってしまうんですね。
この展開はりぼんの代表作柊あおいさんの「星の瞳のシルエット」と似ていますよね。今だったらあんまりない展開だと思いますがこの頃は多かったです。時代を感じますね。個人的には自分の気持ちを隠して友達に譲るという展開はどうもイライラしてしまいますが・・・。とはいえ心情もしっかり描かれているので大人が読んでも面白いです。
チャイムの登場人物
立原朝子
中学3年生。写真部所属。写真部顧問の有馬先生を好きだったけれど、同級生の高野くんに惹かれていきます。
「ポニーテール白書」の結や「姫ちゃんのりぼん」の姫ちゃんのような元気な女の子!というより少しおとなし目でどちらかというと地味なタイプの女の子という設定です。
「ポニーテール白書」の結や「姫ちゃんのりぼん」の姫ちゃんのような元気な女の子!というより少しおとなし目でどちらかというと地味なタイプの女の子という設定です。
高野良介
朝子のクラスメイト。陸上部所属。
ぶっきらぼうだったり、朝子をからかったりもするけれど、実は優しい少年。水沢めぐみさん作品のヒーローはこの手のタイプの男の子が多いですね。
ぶっきらぼうだったり、朝子をからかったりもするけれど、実は優しい少年。水沢めぐみさん作品のヒーローはこの手のタイプの男の子が多いですね。
本橋なみ子
愛称は「なみちゃん」。朝子の親友でクラスメイト。明るい性格。朝子と同じく高野くんのことを好きになります。小学校からの2人の友情は気まずくなってしまう。
芹沢敦
写真部の部長で秀才。朝子のことが好きで高野くんのことを意識しています。朝子と高野くんの仲を裂こうとしますが、いつもうまくいきません。
こういうタイプの男の子のキャラクターってめずらしいのではないでしょうか。
こういうタイプの男の子のキャラクターってめずらしいのではないでしょうか。
有馬一郎
朝子の担任で写真部の顧問。24歳だけど、生徒からの人望も厚いです。中学校の同級生である高野の姉と結婚し、受け持ちの生徒たちから祝福されますよ。担当強化は理科。
ラストはどうなった?
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昔読んでいたマンガって、なんとなく内容は覚えていてもラストは結局どうなったんだっけ?と分からなくなる作品も多いですよね。
チャイムのラストはどうなったのでしょうか。
体育祭の借り物競争に出場した高野くん。引いたお題は何と「好きな人」。高野くんが選んだのは朝子ではなくなみちゃんでした。目の前で好きな人が、親友の手を引いて去っていく・・・。このシーンは何とも切ないです。
そして高野くんとなみちゃんは付き合い始めます。朝子は「おめでとう」といって2人を祝福するんです。ですが、付き合い始めた後で高野くんは本当は誰が好きなのかに気づいてしまいます。こう書くとなんだかプレイボーイみたいですが、そうではないんですけどね。
そして、最後は高野くんと朝子が両想いに。やはり少女漫画はこうでなくちゃ!ですよね。親友のなみちゃんとの関係も修復されました。素直になれば恋も友情も手に入る。ということなのでしょうか。
全3巻と短い作品ですが、恋だけではなく友情もしっかり描かれている作品です。
最終回でチャイムが鳴り響く中、朝子が階段を駆け上がっていくシーンが印象的で今でも覚えています。派手な話ではなく、日常にも起こりえるようなラブストーリー。だからこそ、人の心に残る作品なのかもしれませんね。
チャイムのラストはどうなったのでしょうか。
体育祭の借り物競争に出場した高野くん。引いたお題は何と「好きな人」。高野くんが選んだのは朝子ではなくなみちゃんでした。目の前で好きな人が、親友の手を引いて去っていく・・・。このシーンは何とも切ないです。
そして高野くんとなみちゃんは付き合い始めます。朝子は「おめでとう」といって2人を祝福するんです。ですが、付き合い始めた後で高野くんは本当は誰が好きなのかに気づいてしまいます。こう書くとなんだかプレイボーイみたいですが、そうではないんですけどね。
そして、最後は高野くんと朝子が両想いに。やはり少女漫画はこうでなくちゃ!ですよね。親友のなみちゃんとの関係も修復されました。素直になれば恋も友情も手に入る。ということなのでしょうか。
全3巻と短い作品ですが、恋だけではなく友情もしっかり描かれている作品です。
最終回でチャイムが鳴り響く中、朝子が階段を駆け上がっていくシーンが印象的で今でも覚えています。派手な話ではなく、日常にも起こりえるようなラブストーリー。だからこそ、人の心に残る作品なのかもしれませんね。
via amzn.to