ちなみにサラミス艦は、マイナーチェンジを繰り返して、『機動戦士Vガンダム』(1993年)の、宇宙世紀0153年にも登場していることから、70年以上現役の戦艦として、ガンダム史の中でも唯一この部分でだけスポットが当たっているメカであったりする。
キット製作に関しては、今回もキット成型色を残して、他の赤茶色や黄色部分だけを追加塗装。
砲塔の可動は、かなり金型にガタがきているのか、ゆるゆるではあるのだけれども、重力に負ける方向へ傾けて撮影することもないとは思い、砲身を砲台に接着はしたが、砲台を艦本体には接着はしていない。
キット製作に関しては、今回もキット成型色を残して、他の赤茶色や黄色部分だけを追加塗装。
砲塔の可動は、かなり金型にガタがきているのか、ゆるゆるではあるのだけれども、重力に負ける方向へ傾けて撮影することもないとは思い、砲身を砲台に接着はしたが、砲台を艦本体には接着はしていない。
これまでにも書いてきたが、ガンプラはこのタイミングでの、1/1200 サラミスと、1/60 量産型ゲルググの発売を以て、アニメ版『機動戦士ガンダム』(1979年)及びその劇場用映画に登場したモビルスーツや艦船、モビル・アーマーのキット化を一度終了する。
ガンプラブームの流れは既に、よりプラモデルマニアやミリタリーファン向けに特化した、架空の設定のモビル・スーツ・バリエーション(MSV)へと、ガンプラの主力は移動し始めており、『プラモ狂四郎』等の漫画や、プラモデル雑誌メディアとコラボしたオリジナルモビルスーツが商品化され、そして1985年のアニメ続編『機動戦士Zガンダム』の満を持した登場を迎えるのである。
ちなみに『Zガンダム』始動直前の1984年末には「1/100 ガンダム」の最終リベンジともいうべき、1/100 パーフェクトガンダムが、MSVから発売された。パーフェクトガンダム自体は『プラモ狂四郎』漫画内のキャラだが、専用装甲を全て取り外すと、4年間の技術の進歩を全て注ぎ込んだ、フルアクションのRX-78 ガンダムが完成するという仕様で、これもガンプラの一つの区切りだったのかもしれない。
ガンプラブームの流れは既に、よりプラモデルマニアやミリタリーファン向けに特化した、架空の設定のモビル・スーツ・バリエーション(MSV)へと、ガンプラの主力は移動し始めており、『プラモ狂四郎』等の漫画や、プラモデル雑誌メディアとコラボしたオリジナルモビルスーツが商品化され、そして1985年のアニメ続編『機動戦士Zガンダム』の満を持した登場を迎えるのである。
ちなみに『Zガンダム』始動直前の1984年末には「1/100 ガンダム」の最終リベンジともいうべき、1/100 パーフェクトガンダムが、MSVから発売された。パーフェクトガンダム自体は『プラモ狂四郎』漫画内のキャラだが、専用装甲を全て取り外すと、4年間の技術の進歩を全て注ぎ込んだ、フルアクションのRX-78 ガンダムが完成するという仕様で、これもガンプラの一つの区切りだったのかもしれない。
Zガンダムのガンプラ群は、MSVや『重戦記エルガイム』(1984年)のヘビーメタルプラモデルで蓄積してきた、可動関節システムやポリキャップなどが標準装備されるようになり、その後も次々にガンダムは新作が作られ、それと共にガンプラもリリースされ、進歩を辿っていくことになる。
とりあえず、『ガンプラり歩き旅』は、あくまで「初作『機動戦士ガンダム』の立体物を追い求める旅」であるため、このキットを最後に、第一期ガンプラブームの商品の製作と紹介を終えて、後は90年代以降の、HGUCや完成品フィギュアアイテム、EXモデルなどの紹介に移行していこうと思っている。
『ガンプラり歩き旅』新展開の次回はまず、今や幻となってしまった、37年間のガンプラの歴史の中で、唯一公式アナウンスで絶版を宣言された“あのガンダム”が登場する!
乞うご期待!
とりあえず、『ガンプラり歩き旅』は、あくまで「初作『機動戦士ガンダム』の立体物を追い求める旅」であるため、このキットを最後に、第一期ガンプラブームの商品の製作と紹介を終えて、後は90年代以降の、HGUCや完成品フィギュアアイテム、EXモデルなどの紹介に移行していこうと思っている。
『ガンプラり歩き旅』新展開の次回はまず、今や幻となってしまった、37年間のガンプラの歴史の中で、唯一公式アナウンスで絶版を宣言された“あのガンダム”が登場する!
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市川大河公式サイト

光の国から愛をこめて
フリーランスライター・脚本家・演出家・元映画助監督・制作進行
市川大河が語る、ウルトラマン、ガンダム、日本のカルチャー