『超電磁ロボ コン・バトラーV』
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昭和51年4月17日から昭和52年5月28日にかけて全54話が放送されたテレビシリーズ。
『勇者ライディーン』のメインスタッフを招集することで、後に「長浜ロマンロボット3部作」と呼ばれる作品群の第1作目に数えられている。
アニメ設定通りに合体できるロボット玩具が大ヒットした。この作品で登場する5人のパイロットたちのキャラ属性(熱血漢、クール、紅一点、幼児、巨漢)は後発作品に強い影響を与え、合体ロボットアニメにおけるパイロットたちのキャラ設定の定型となった。
あらすじ
地底に潜んでいたキャンベル星人が侵略行動を開始した。
これを予期していた南原博士は超電磁の力で合体する巨大ロボ「コン・バトラーV」を建造。天下御免であらゆる武器を持てる許可証を交付して全国から4人の若者を集め、孫娘のちずるを含めた「バトルチーム」を結成した。
南原博士の死と四ッ谷博士の登場、大将軍ガルーダの悲しい秘密、新たな敵女帝ジャネラの出現…地球に平和を取り戻すまで豹馬たちの戦いは続く。
コン・バトラー隊
主人公でチームリーダー。熱血少年だが、孤児院育ちの天涯孤独な生い立ちからか理屈屋のため少々ひねくれた所もある。但し、正義感は強く、友情や人との信頼を大事にし、そのためには命も惜しまない。暴走族あがりで気性の激しいケンカの達人。バトルジェットに乗り込み、コンバイン後はコン・バトラーVのメインパイロットを務める。
この当時、ロボットアニメの操縦者は必ずバイクに乗っていた印象ですね。
敵幹部のガルーダに撃たれた両腕を切断して義手に交換するというエピソードは衝撃的でした。
敵幹部のガルーダに撃たれた両腕を切断して義手に交換するというエピソードは衝撃的でした。
常に斜に構える気障な皮肉屋で、口の悪さは相当なもの。ライフルの腕前は、わずか8歳でライフルの大会に出て優勝するなど超一流。豹馬とはぶつかることも多いがお互いの力は認めており、いつしかお互いに頼れる仲間となっていた。バトルクラッシャーに乗り込み、コンバインの後は銃器管制を務める。
シニカルなキャラで、初期はとにかく豹馬と啀み合っていた様な気がします。
ガッチャマンに始まる「2番目キャラ」の伝統はこの十三がしっかり引き継いでくれました。
ガッチャマンに始まる「2番目キャラ」の伝統はこの十三がしっかり引き継いでくれました。
巨漢で柔道の達人。漫画家になるのが夢(主に擬人化された動物を描く)。バトルタンクに乗り込み、コンバインの後には出力の制御を主に行う。九州、阿蘇山麓の出身で熊本弁を操る。気は優しくて力持ちの好漢。五人兄弟の長男。
大作が主役となるエピソードは何と19話まで無かったという不遇の人です。
ゴレンジャーでいう所のキレンジャーポジションなんですよね、大作。
ゴレンジャーでいう所のキレンジャーポジションなんですよね、大作。
南原博士の孫で紅一点。髪は緑色のロングヘアでやや勝ち気だが女の子らしい一面もあり、豹馬とやがて恋仲に。バトルマリンに乗り込み、戦闘中はマリンでタンクを運ぶ他、搭載された修理装置で他のバトルマシンの応急修理をすることも。スリーサイズ:B84-W60-H不明。
いかにも安彦良和デザインらしい可愛さで今でもファンが多いキャラですね。
負傷で気絶してしまった豹馬の代わりに超電磁スピンを出すというエピソードが熱かったです。
足手まといにならない女性キャラというのが当時としては新しかったと思います。
負傷で気絶してしまった豹馬の代わりに超電磁スピンを出すというエピソードが熱かったです。
足手まといにならない女性キャラというのが当時としては新しかったと思います。
小学生ほどの年齢だがIQ200、飛び級で大学に進学したほどの天才で敵の戦闘力や武器の性能を瞬時に読み取り対抗策をアドバイスしている。研究者・開発者としての面も持ち、コン・バトラーの強化の際には四ツ谷らと共に徹夜をしたこともある。バトルクラフトに乗り込む。
ちずる同様、ちびっ子キャラが足手まといにならず現場で的確な指示を出すというのが新鮮でした。
おねしょがまだ治っていないというのもご愛嬌。
おねしょがまだ治っていないというのもご愛嬌。
正義の戦士だ コン・バトラーV
キャンベル星人の地球侵略とその尖兵である巨大戦闘メカ・どれい獣に対抗するため、南原博士が国連の協力を得て開発した巨大合体ロボット。バトルジェット、バトルクラッシャー、バトルタンク、バトルマリン、バトルクラフトの5機のバトルマシンが合体して巨大ロボットとなる。動力源は原子力エンジンから発生する電力を基にして生み出される超電磁エネルギー。
光子力や光量子や念動力といったクリーンエネルギーで動くロボットが多い中、真正面から原子力を使ってくる心意気。
ちなみに次作『ボルテスV』も動力には原子力を採用しています。
ちなみに次作『ボルテスV』も動力には原子力を採用しています。
今尚、ファンの間で語り継がれる名作群ですね。