A2型と同型の頭部メガキャノンを装備した機体をベースに無人機化し、「ビットMS」として運用するべく、本体を軽量化。また、可変機構はオミットされている。背部にFAZZと同型のハイパー・メガ・カノンを、脚部にEx-Sガンダムと同型のインコムユニットを装備。
地球連邦軍が使用し、数機生産された。極秘裏に実施された「ZZ-00起動試験」に際しては有人で使用されたが、すべて破壊されてしまい、結果として実戦に投入される事は無かった。
「電撃ホビーマガジン」のオリジナルストーリー「ソロモンエクスプレス2 THE MYSTERY OF PSYCHOMMUN-SYSTEM」で登場した機体でした。モビルスーツをビットとして考えるところなどはとても面白い発想ですよね。しかしビットといえばサイコミュ・システムをニュータイプがコントロールするというのが前提だったはず。そしてコントロールする機体(装置?)は何を使用する予定だったのでしょう?テスト段階で全て失われてしまったことで、計画は頓挫しているのでしょうが、何か気になるところだと思いませんか?
WAVE RIDER FLEET
WAVE RIDER FLEETの各機種
この「WAVE RIDER FLEET」基本作戦単位1パッケージ分(最大時 砲兵使用4機、爆撃仕様4機、制空仕様3機、白兵仕様3機、空中指揮機1機)の作戦遂行能力は、ジム級MS+サブフライトシステム各27機に各種支援機10数機分、運用人員においては10倍以上に匹敵する、という比較も挙げられている。
via モデルグラフィックス2002年3月号
ここからは宇宙世紀0090年にアナハイムのキャルフォルニア事業部 (AECD) が構想した、全機種をTMSのみに統一した部隊構想「WAVE RIDER FLEET(Ζプラス戦爆連合)」に基づく宣伝用の機体群を続けてご紹介いたします。実際には採用されなかった構想なので、実際には製造されていませんし、連邦軍の正式な型式番号ももっておらず、張りぼてのようなダミーが制作されたとの資料はありますが、結局はプランのみで終わっているはずです。
AECD-model756-S
Ζプラス・サベイランス
E型の延長線上に位置する複座型の機体。電子戦能力に特化し、早期警戒管制能力に優れている。指揮管制機として空中機動部隊の中枢機能を担う事が想定されている。編隊に随行するエスコートジャマー的な運用がなされる予定だった。
AECD-model755-D
Ζプラス・ドミナンス
空戦能力の強化・WRモードでの制空権確保を主目的とした、D型の延長線上に位置する機体。各部にブラッシュアップが行われているものの、比較的既存のD型からの変更範囲は少なく、新造機だけでなく既存のD型を制空仕様に改造するアップデートキットの提案もあった模様。
AECD-model757-H
Ζプラス・ハウザー
A2型をベースとして砲撃戦および爆撃に特化した機体。Ζプラス・サベイランスと編隊を組み、それを護衛することが主目的としている。遠距離からの火力支援および直接射撃用に大出力のビーム砲を中心とした砲撃装備を携行し、各種ミサイルをはじめとする爆撃も可能。