RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(15)
2018年2月20日 更新

RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(15)

今回はMSZ-006 Ζプラスのヴァリエーションのご紹介です。宇宙世紀でいえばグリプス戦役の終盤(ペズンの反乱)といったところが中心になっていきます。記事の順番が前後してしまいますが、MSVの中でも重要な機体だと思いますので、ここで一気に書いてみたいと思います。

32,263 view

ΖプラスC1Bst型(ハミングバード)

ガンダムセンチネル小説版ヴァージョン   MSモード

ガンダムセンチネル小説版ヴァージョン   MSモード

WRモード

WRモード

通称「ハミングバード」(ハチドリの意)。アナハイムによりディープ・ストライカーの随伴機として計画され、Sガンダムのブースターユニット4機を肩部装甲・脚部ユニットの代わりに装着するもの。
当初はWR形態のみに仕様を限定した超高速攻撃案だったが、MS形態に変形が可能なプランも立案されていた。武装はC1型標準のビームスマートガンに加え、Sガンダム用のビームスマートガンやビームカノンも装備可能とされ、カタログスペック上はΖプラス系列機の中で最も過激な性能を有する。ディープストライカーの廃案に伴い本機も計画のみに終わり実機は製作されなかったとされるが、WR形態のテスト機のみ造られたとする説もある
via ja.wikipedia.org/
あのMSA-0011[Bst]PLAN303Eディープストライカーと編隊行動可能な超高速WRと言った機体だったのですね。いづれにしてもそれだけの高速で敵に突入すれば直進方向にかかる慣性をどうやって制御して旋回、運動性能を確保するのかは大変問題があったはずです。まさに一撃離脱のみを考えた結果MSモードを犠牲にせざるを得なかったのではないでしょうか?

MSZ-006C4

ΖプラスC4型

MSモード

MSモード

全高 21.11m
頭頂高 19.86m
全長 24.64m(WR時)
本体重量 32.56t
全備重量 84.15t
装甲材質 ガンダリウムγコンポジット
出力 2,770kW
推力 124,000kg
センサー
有効半径 16,600m
武装 バルカン×2
ビーム・サーベル×2
変形用サブ・ユニット・ビーム・カノン
その他 姿勢制御バーニア×14
via Gundam Sentinel Special Edition 大日本絵画
WRモード

WRモード

via Gundam Sentinel Special Edition 大日本絵画
地球連邦軍が使用し、試作機として少数生産された。
低軌道から大気圏上層の守備を目的として、Ζガンダムと同様のフライング・アーマー型バインダーを装備した機体。逆V字型の、主翼の小さなWRになるように設計されており、大気圏突入時の衝撃波を効率よく機体下面に集中させ、また効力の一部を揚力として取り出すため、この領域では高い飛行性能を発揮する。
変形用サブユニットにはメガ・ビーム・ランチャー付属型とビームライフルを内側に収納できるシールド型の2つが存在する。どちらとも大気圏突入の際に高熱に耐えられるように頑丈な造りとなっている。
via ja.wikipedia.org/
大気圏の境目ともいえる微妙な空域が主戦場となる機体で、本来のWR形態を具現化した云わば局地戦闘機のような役割を考えていたのではないでしょうか?引力からの脱出と大気圏の再突入を繰り返すような戦闘があり得るのかどうかは疑問ですが・・・

MSZ-006D

ΖプラスD型

MSモード

MSモード

全高 22.92m
頭頂高 19.86m
全長 24.64m(WR時)
本体重量 35.57 t
全備重量 106.17t
装甲材質 ガンダリウムγコンポジット
出力 2925 kW
推力 124,000kg
センサー
有効半径 不明
武装 バルカン×2
ビーム・カノン×2
via 電撃HOBBY MAGAZINE 2002年4月号
WRモード

WRモード

via Gundam Sentinel Special Edition 大日本絵画
カラバと地球連邦軍が使用した少数生産機で、生産数は不明。
WRモードによる空戦能力を重視したため、MS形態では人型を外れたフォルムを有するとされる(しかし、背部の基礎フレームはA・C・D型で共通であるという設定が同ソースに明記されており、A/C型と極端にMS形態のフォルムが異なるとは考えにくい)。熱核ファンジェット・エンジン2基を収めたバックパックが新たに追加され、WR形態もより空力特性を強化したものに改修されている。結果、コストは張るが、「ガンダムタイプの高性能MS」かつ「一級品の能力を持つ戦闘機」という、バランスのよい機体になっている。また、後に宇宙での運用のためにバックパックをC1型と同等のものに換装した改良型も生産された
via ja.wikipedia.org/
WikipediaではMS形態画稿は無いとのことでしたが「電撃HOBBY MAGAZINE 2002年4月号」で模型作品例として画像がありましたので出典させていただきました。AE社に対する要求スペックはA1型の操縦性とC型のパワーを併せ持つことが条件であったようで、この機体は見事にその要求を満たしていたようです。しかしながらコストはそれなりにかかってしまう機体だったようで少数の生産としか記録がありませんでした。

MSZ-006E

ΖプラスE型

 (1976042)

詳細は不明
126 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

ガンダムの完成品フィギュアシリーズの歴史:ROBOT魂・HCM・MIA・GFF・ガンダムコレクション・ZEONOGRAPHYほか

ガンダムの完成品フィギュアシリーズの歴史:ROBOT魂・HCM・MIA・GFF・ガンダムコレクション・ZEONOGRAPHYほか

1980年代中盤のハイコンプリートモデル(略称:HCMまたはハイコン)、1999年6月開始のMOBILE SUIT IN ACTION!!(モビルスーツ・イン・アクション)(略称:MS IN ACTIONまたはMIA)、2001年1月開始のGUNDAM FIX FIGURATION(ガンダム・フィックス・フィギュレーション)(略称:GFFまたはG.F.F.)から現在までのガンダムのモビルスーツの完成品フィギュアシリーズの歴史を振り返っていきましょう。
ガンモ | 63,856 view
名作『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』全6話一挙放送!!

名作『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』全6話一挙放送!!

株式会社ドワンゴは、ライブ配信サービス「ニコニコ生放送」にて、アニメOVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』の全6話を、作中で重要な意味を持つクリスマスに合わせ、2023年12月24日(日)21時半より無料一挙放送します。
BS12!12月は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『機動戦士ガンダムF91』を連続放送!

BS12!12月は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『機動戦士ガンダムF91』を連続放送!

全国無料放送のBS12 トゥエルビは、日曜よる7時より劇場版アニメや長編アニメに特化した『日曜アニメ劇場』を放送中。2023年12月は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『機動戦士ガンダムF91』がお届けされます。
『機動武闘伝Gガンダム』より「マスターアジア」が全高約24cmのボディで流派東方不敗を繰り出す印象的なポーズで立体化!!

『機動武闘伝Gガンダム』より「マスターアジア」が全高約24cmのボディで流派東方不敗を繰り出す印象的なポーズで立体化!!

メガハウスより、「機動武闘伝Gガンダム」のフィギュア『GGG 機動武闘伝Gガンダム マスターアジア アートグラフィックス 完成品フィギュア(メガハウス)』の発売が決定しました。
隣人速報 | 121 view
『機動戦士ガンダム』より、Eco素材“竹”からできた「RX-78-2」の超精密クラフトパズルが登場!!

『機動戦士ガンダム』より、Eco素材“竹”からできた「RX-78-2」の超精密クラフトパズルが登場!!

プレックスより、アニメ『機動戦士ガンダム』の主人公 アムロ・レイが搭乗する「RX-78-2 ガンダム」をモチーフにした、エコな竹製素材で作られたクラフトパズル『Bamboo Art wa-gu-mi RX-78-2 ガンダム』が発売されます。
隣人速報 | 173 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト