TEAM NACS(チーム・ナックス) なぜ人気?大泉洋以外のメンバーや結成秘話を紹介!
2022年11月15日 更新

TEAM NACS(チーム・ナックス) なぜ人気?大泉洋以外のメンバーや結成秘話を紹介!

「全部 大泉のせい!」こんなワードが飛び交ったNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の前半を「源頼朝」役で盛り上げた”大泉洋”さんは、北海道の演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーです。「日本一チケットが取れない劇団」と言われる「TEAM NACS 」の人気の秘密を探ります。

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TEAM NACS 結成秘話 5人の出会い

 (2450545)

■メンバー:
森崎博之
安田顕
戸次重幸
大泉洋
音尾琢真

■出身地:北海道

■活動期間:
1996年3月7日- 3月10日 1997年8月8日 -

■所属事務所:
CREATIVE OFFICE CUE(2000年 - )
アミューズ(2004年 - /業務提携)
「TEAM NACS」はメンバー全員が北海道出身で、北海学園大学の演劇研究会の先輩後輩で結成されました。

大学への入学は、1990年「森崎さん」→1992年 現役で「安田さん」→1993年 一浪で「戸次」さん→1994年 二浪で「大泉さん」現役で「音尾さん」

当時 部員が少なかった演劇研究会ですが、森崎さんの入部に続いて入学順に入部 1994年に大泉さんと音尾さんが入部し5人が顔を揃えます。

出会った時の印象はお互いあまりよくなかったそうで、特に大泉さんは今のように明るいキャラでなかった為、他のメンバーからは「なんだあいつ!」と最悪の印象でした。
音尾さん曰く「大泉さんなんてのは、今でこそこんな陽気におしゃべりなさりますけど、出会った時はまったくしゃべらないし、笑いもしないし、ブスッとして雰囲気悪かったんです。」
これには大泉さんなりの理由があり大学へ二浪して入った大泉さんは、同級生が年下で同い年が先輩という状況に馴染めなかったそうです。
今の大泉さんからは想像できませんが、シャイだったのですね。

そんな最悪な大泉さんに転機が・・・
あるとき大泉さんがアニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」のラストシーンを完璧に再現してみせたことで、「あれ? めっちゃ面白くない? こいつ」と全員が大泉さんのスター性に気がつき、5人の距離は徐々に縮まっていきます。

1996年3月 当時、森崎さん 戸次さん 大泉さん 音尾さんが所属していた「劇団イナダ組」の予定されていた公演が延期となり「押さえてあった劇場で公演をやったらどうか」との提案を受け 、卒業制作の発表を決める。
2回留年した森崎さんとストレートの安田さんが卒業のため、卒業制作として「LETTER〜変わり続けるベクトルの障壁〜」を札幌の小劇場で公演。
旗揚げ解散公演と銘打ち1回限りのユニットとして「TEAM-NACS」が結成され即 解散しました。

TEAM-NACS 再結成

森崎さん 安田さんの大学卒業とともに解散した「TEAM-NACS」ですが、1997年8月に再結成。

森崎さんは東京の証券会社に、安田さんは地元の総合病院の事務職に就職されていましたが、どちらも1年にならないうちに退職され、森崎さんの呼び掛けで又 メンバー全員が集まる事に。
ただ、この時 演劇を続けるか就職するか決めかねていた大泉さんは相当悩まれたそうですが、森崎さんからの「人生なんとかなる」という言葉を信じてチームに合流。

今となっては「なんとかなる」どころか大成功ですよね。

「RECOVER〜描き続けるもう一つの結論〜」で復活公演。

再結成後、1998年「FEVER〜眺め続けた展望の行方〜」で正式に演劇ユニットとして活動を開始し以降、札幌でおよそ1年ごとに舞台公演を行う。

1996年から2002年までレギュラー放送された北海道テレビの「水曜どうでしょう」に大泉さんがレギュラーで、安田さんが準レギュラー、その他メンバーもゲストで出演。
この番組がヒットし、大泉さん目当てに演劇に関心のない人にもナックスの公演が注目され知名度が上がっていきます。

涙のラストランから20年…どうでしょう軍団緊急集結!

1996年10月10日(10月9日深夜)に放送を開始。レギュラー出演者の鈴井貴之と大泉洋、ロケーション同行ディレクターの藤村忠寿と嬉野雅道の4人(例外として安田顕らゲストが加わり出演人数が増えることがある。詳細は後述)が過酷な旅を行い、その模様を放送する。

2002年9月25日にレギュラー放送を終了。その際に「今後、一生続けられるペースで『水曜どうでしょう』をやっていく」と宣言(いわゆる『一生どうでしょうします』宣言)。レギュラー放送終了後は、不定期での新作放送や、過去に放送された企画の再放送・DVD化が行われている。

2000年代初め北海道内で圧倒的人気を確立し東京へ進出

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2004年5月「LOOSER ~失い続けてしまうアルバム」で東京進出。

全21ステージ
動員数:11,600人+3,800人(アンコール)
スターへの道を歩み始めた「TEAM-NACS」ですが、東京進出へは不安があったようです。

東京でやるのが怖かった。僕らはライバルのあまりいない北海道でやっていた“こそこそグループ”でしたから。プレッシャーから解放されたくて、『修学旅行気分でディズニーランドに寄って帰ります』なんて言っていた」
と、森崎さんが当時の心境を語られています。

とはいえ、大成功だった東京初公演を機に、
2004年12月15日 大手芸能事務所「アミューズ」と業務提携し全国展開へ。
北海道内では「CREATIVE OFFICE CUE」が、以外は「アミューズ」が手がけ活動が活発になっていきます。

2005年10月から「TEAM」と「NACS」の間のハイフンが取れ現在の「TEAM NACS」の表記となる。

「NACS」の由来は「North (北の)Actors(役者の) Club(集まり) Special(特別な)」の頭文字からきているという後付けの設定がある(笑)ようですが、本当のところはメンバーの森崎さんがお芝居の練習中に「ノックス」という単語を力を込めて発声したところ、それが「ナックス」に聞こえ暫く演劇研究会の中でブームになったところからきているそうです。

ちなみにメンバーカラーもあります。
森崎さん : 青
安田さん : 緑
戸次さん : 赤
大泉さん : 黄
音尾さん : 黒
なんだかジャニーズアイドルみたいですね(笑)
ナックスとしては公演のたびに動員数を増やしメンバー全員が揃う冠番組を持つ一方、各メンバーがテレビや映画へ出演。

かつては”大泉洋”さんの存在がひときわ目立っていて、大泉さん自身も「ナックスの客寄せパンダ」という自覚があり「ナックスが大きくなるためなら、できることをいくらでもやろう」と思われていたそうです。

が、現在は・・・
「TEAM NACS」は全員がパンダ状態!
個人の活動も活発です。

全国区となった「TEAM NACS」 メンバーの思いと最新情報

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