淫乱化した巴御寮人(岩下志麻)は契った男を殺しまくった。洞窟にゴロゴロ転がっている白骨が殺された男たち。
「巴の心は二つに引き裂かれた。いや、巴の体の中に、二人の女が棲み込んだのだ。ひとりは昔に変わらず巴。それが、もうひとりの方は、狂いながら男を追い求める淫乱な女」。
つまり、ここにある死体は、すべて巴と契って、そして殺された男たちってことなんですね。そして、ただ一人、逃げ出したのがフェリーに発見された青木だったのです。
鵺の鳴く夜は恐ろしいとは?
これは要するに、トラツグミと言う鳥の鳴き声を鵺に例えており、この鵺の鳴き声の合図と共に巴御寮人は発狂し出す。見境のつかなくなる巴御寮人は身内、娘も構わず殺してしまう。つまり
トラツグミの鳴き声は巴御寮人を発狂させてしまい、恐ろしい事が起きると言う事を言っているのではないだろうか。
強引に分かれさせられた竜平と巴は「鵺の鳴き声」を合図に逢瀬を重ねていたので、巴御寮人にとって鵺の鳴き声は特別に強い意味を持つようになり、淫乱・凶暴化する発作が起こるトリガーになったのだろう。
巴御寮人 / ふぶき(演: 岩下志麻)「あたしたちが、永遠に離れんように、ほら、腰と腰がこんなにくっ付いて、フフッ。見て竜平さん。竜平さん、さわって」。恐怖のあまり越智竜平はのけぞっています。「あなたも、この子らと、いっしょにいてあげて」と言いつつ、ブラック巴が越智竜平の首を絞めはじめました。
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赤ん坊の骨を破壊されたブラック巴は、あ”ーーーっと絶叫しながら暗い洞窟を突進。
しかし、いきなり穴の中に落ちていくのです。ここは最高のシーンです。走っていたはずなのに、穴の中を垂直に落下するんですから。それも、まるでロケットの打ち上げを逆回転させたかのように、スローで。
もちろん、お志麻さんが限界まで目を見開いての熱演なのは言うまでもありません。
あまりといえば、あまりの展開に、金田一と越智竜平が唖然としていると、ズガーン。猟銃を口に咥えた大膳が、自殺したようです。
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