世紀末に君臨したカオスアニメ!「へっぽこ実験アニメーション エクセ ルサーガ」を振り返ってみよう
2020年8月16日 更新

世紀末に君臨したカオスアニメ!「へっぽこ実験アニメーション エクセ ルサーガ」を振り返ってみよう

1999年に放送されたテレビアニメ「エクセル・サーガ」。監督であるワタナベシンイチが毎回「実験」と称し、過激なパロディや楽屋オチ、果ては原作者や監督が本編のキーキャラクターになるなどまさに世紀末に君臨する滑稽無稽で面白いアニメになりました。今回はこのアニメについて振り返ってみたいと思います。

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エクセル・サーガについて

「へっぽこ実験アニメーションエクセル♡サーガ」1999年10月7日から2000年3月30日までテレビ東京系で放送されたテレビアニメです。

六道神士が少年画報社の漫画雑誌「ヤングキングアワーズ」に連載していた漫画が原作ですが、アニメの監督であるワタナベシンイチ氏の手によって原作から大きく逸脱したハイテンションギャグアニメに。

三石琴乃や南央美・子安武人など豪華声優陣を起用しつつ、パロディ・楽屋オチ・投げっぱなし展開の多用、あらゆる笑いのネタが総動員されスタッフ・キャスト一同が全力でバカをやるという凄まじいアニメになりました。
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原作について

原作は六道紳士が少年画報社の漫画雑誌「ヤングキングアワーズ」で1996年から2011まで連載されていた漫画です。

この腐った世界を是正するために世界征服を目論む悪の秘密結社「アクロス」とそこに所属する少女エクセルの物語…なのですが無理のない世界征服の第一歩としてF県F市の「市街征服」から始めるというスケールの小さい物語で、作者が住んでいる福岡県のローカルネタ・楽屋オチやパロディなどいい意味でグダグダな作風が特徴になっております。アニメではこの原作のエッセンスを微妙に汲み取りつつさらに楽屋オチ・パロディ・投げっぱなしなど様々なネタが繰り広げられるようになったのです。
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監督について

"ワタナベ シンイチ(1964年9月6日)は、日本のアニメ監督・演出家。本名は渡邊慎一(わたなべ しんいち)。通称はナベシン。"
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アフロな髪形、赤いジャケットと青いシャツと黄色ネクタイのルパン風の衣装という見た目がトレードマークで、このスタイルをほぼ貫いているそうです。

初監督作品である「はれときどきぶた」は原作のシュールさ・アナーキーさをくみ取りつつ、楽屋オチやパロディ、過激な展開など児童文学らしからぬハイテンションなギャグアニメに大きく変え、当初の 2 クールから 4 クール強に延長 されるなど人気を博しました。本作はそんな“ナベシン”監督の2 作目という事もあって高く注目もされました。

内容

本作は冒頭で原作者である六道紳士がエクサル・サーガを ○○風にするという「実験」を許可し、劇中ではその「お題」に沿った様々な実験が繰り広げられます。

その結果1話から

・冒頭でエクセルが交通事故で死んでしまう(その後生き返る)
・原作者の六道紳士が「低俗な漫画家を抹殺する計画」として最初のターゲットにされる。
・原作にないオリジナルキャラクター・ペドロがエクセルのミスにより事故死するなど過激な内容になってしまいました。

その後も

・B級映画風や恋愛ゲーム風に作られる
・監督がキーキャラクターとして本編にでしゃばる
・総集編が3回も作られ内容も新規シーンが多かったり、ペドロがメインだったりと妙な物ばかり
・原作のプロトタイプである「私立戦隊ダイテンジン」が“同人誌の初のアニメ化”としてアニメ化されるなど様々な展開が「実験」として繰り出されていきました。

個人的におすすめするのは第4話の「ラブへな」と第17話「アニメーションUSA 」です。
「ラブへな」はいわゆるときめきメモリアルなどの恋愛シミュレーションゲームのパロディ回で、実際にイルパラッツォがゲームで遊ぶのですが、「殴る」「殺す」など物騒なもの、「はさむ」などシュールな選択肢が出てきて、さらにゲームで選択した事が現実世界にも影響するというムチャクチャな内容になっています。

「アニメーションUSA」はペドロの息子のサンドラが裏社会のボスに拾われてアニメーターになるという話ですが、華々しいアニメ業界の裏側、日本と海外のアニメの違いなどシニカルかつユーモラスに描かれております。

いかがでしたか。
「へっぽこ実験アニメーションエクセル・サーガ」は現在バンダイチャンネルやドコモのdアニメストアで配信されています。興味のある方は是非見てください。
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