関門大橋の近くにあった塩水プールで泳いだり、栄町商店街でアイスを買ったり。
いまはなくなった市立丸山小学校で、ラジオ体操するのが毎年の恒例でしたね。
祖父母の代は非常に栄えた街、そして筆者が幼少期にはすでに過疎の傾向が見え始めた街。
そんな街が北九州の門司港でした。
北九州最古のデパート「山城屋百貨店」
1934年から2001年までの67年間、門司港・栄町地区にあり、最上階には食堂があったりとまさに昭和のデパートでした。
エレベーターはドア越しに鉄骨が剥き出しに見えているような、そんな往年のデパートの姿。
昭和のデパート 大食堂の思い出と日本初の『お子さまランチ』 - Middle Edge(ミドルエッジ)
門司港の中心的商店街の栄町地区
山城屋百貨店は2001年に閉店
1994年には和議申請して再建を図ったものの失敗し2001年3月末に閉店、その歴史に終止符を打ったのでした。
門司港は「門司港レトロ」に活路を見出す
いまや全国区の知名度となった「門司港レトロ」
1988年(昭和63年)から整備を開始、1995年(平成7年)3月にグランドオープンした。順調に観光客数を伸ばし、2003年(平成15年)には対岸の下関市にある巌流島がNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の舞台になったことで、年間255万人の観光客を集めた。翌2004年(平成16年)には反動で前年を下回ったが、焼きカレーが注目を集めていることもあり、2007年(平成19年)の観光客数は220万人(前年比+6万人)まで回復している。
2003年(平成15年)には、地区近辺4か所のバス停留所名に「レトロ」を冠したり(例:「桟橋通」→「レトロ桟橋通」)、門司港駅と門司区内の和布刈(めかり)地区を結ぶ周遊バスを運行するなど、バス利用者に対する利便性の向上を図っている。
国産第1号のウスターソースを開発したこの山城屋の門司支店が経営難に陥っていた平井屋を1934年末に買収して山城屋百貨店を開業。