誰をも虜にした、60年代、70年代に見るシルヴィ・ヴァルタン
2016年8月10日 更新

誰をも虜にした、60年代、70年代に見るシルヴィ・ヴァルタン

あまりにも可愛らしい60年代のシルヴィ・ヴァルタン。少女から大人の女性のセクシーさを身に付けた70年代のシルヴィ・ヴァルタン。いつの時代も見るものを虜にしてしまう魅力がいっぱいです。

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Sylvie Vartan - Irresistiblement

あなたのとりこ

70年代のシルヴィ・ヴァルタン

70年代に入るとシルヴィ・ヴァルタンは音楽の幅を広げ今までにない顔を見せていきます。「哀しみのシンフォニー」もそのひとつです。
哀しみのシンフォニー

哀しみのシンフォニー

【収録曲】La Moitie Du Chemin (※日本盤は「哀しみのシンフォニー」に差替)/スーザン/愛に生きるわたし/メディシン・マン/伐り倒された木のように/一握りのお金/君の友だち/カリフォルニア/アナベル/あなたのことを教えて/ディリンダム/いつか会う日まで
65年から74年までシルヴィ・ヴァルタンのバンド員で音楽制作の主要ブレーンに入っていたイギリス人のミッキー・ジョーンズ(後にフォリナーを結成したギタリスト)やトミー・ブラウン(ドラマー)等も参加のロンドン・名スタジオ オリンピック・サウンド・スタジオで録音。

SYLVIE VARTAN: CARO MOZART [1975]

哀しみのシンフォニー
1976年に発売されたアルバム「そよ風のブロンド」は、もしかすると日本ではあまり人気がないのかもしれません。
しかし、この中にはシルヴィ・バルタンの70年代の最大のヒット曲である「Qu'est-ce Qui Fait Pleurer Les Blondes ?(そよ風のブロンド)」が収録されています。
そよ風のブロンド

そよ風のブロンド

【収録曲】
1. Qu'est-ce qui fait pleurer les blondes ?
2. Tu ne me parles plus d'amour
3. Le mariage
4. Ma liberte
5. On peut mourir, le monde chante
6. Danse-la, chante-la
7. La lettre
8. Toi jamais
9. Changement de cavaliere
10. Ma decadence (I hit the jackpot)
11. La minute de verite
12. La drole de fin (Last Tango)

Sylvie Vartan - Qu'est-ce qui fait pleurer les blondes?

そよ風のブロンド
これ以降、シルヴィ・ヴァルタンは徐々にアメリカ志向となっていきます。折からのディスコ・ブームの流れに乗り、そのものズバリの「ディスコ・クイーン」なるシングルを1978年に発売し、翌1979年には全曲英語で歌われるアルバム「アメリカン・ナイト I don't want the night to end」を発売します。
アメリカン・ナイト

アメリカン・ナイト

【収録曲】アメリカン・ナイト/プリーズ・ステイ/イージーラブ/はるかな渚/愛のやすらぎ/ピュアー・ラブ/くよくよしないで/キープ・オン・ロッキン/踊ろう、恋のリズム/ホット・タイム・トゥナイト プロデューサー=デニー・ディアンテ (全曲英語)
1979年5月フランス発売の全曲英語オリジナル・アルバム。プロデュースはDenny Diante、オーケストラ Michel Combier、ギター Lee Ritenour、パーカッションPaulhino Da Costa、コーラス Maxime, Julia Waters等。本アルバムはドイツでヒットしたそうだ。又、Easy Loveは翌80年にディオンヌ・ワーウィックというアメリカの名黒人歌手がカバーしている。

様々な固定や枠や何かの内に籠らない、好奇心や冒険心や創造欲旺盛なやんちゃなシルヴィ・ヴァルタンは本当にカッコいい。どんな時も実際のシルヴィには生来の優美や品位があって、何時も全ての魅力を出し切るとは限らない魅力がある。秘めた能力・魅力がなおあり、そして、生来の可愛さは永遠。デビュー時の数枚の写真やBEST盤だけじゃシルヴィ・ヴァルタンは語れない。

Sylvie Vartan - I don't want the night to end 1979

アメリカン・ナイト
アメリカ志向は賛否両論ありますが、「アメリカン・ナイト」を見るとこのセクシーさにやられてしまいます。

1984年に、自分の分身というほどの信頼と愛情を寄せるアメリカ人のトニー・スコッティと結婚することになるわけですから、シルヴィ・ヴァルタンのアメリカ志向もここに極まれりといった感じですね。
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