ちょっとした怪我や病気に強い味方は「家庭の医学」と「救急箱」!一家に一台の頼れる存在でしたね。
2016年11月30日 更新

ちょっとした怪我や病気に強い味方は「家庭の医学」と「救急箱」!一家に一台の頼れる存在でしたね。

現代のようにネットが発達していなかった昔、ちょっとした怪我や病気などのときは一家に一台常備してあった家庭の医学と、常備薬の揃った救急箱が頼りでしたね。怪我や体調不良の時、母親が普段は手に取らない分厚い家庭の医学に目を通して救急箱をもってきて応急処置をする、まさに家庭のお医者さんに早変わりしてくれたものでした。

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いざというとき、家庭の頼れる味方だった「家庭の医学」「救急箱」

現代のようにネットが生活に浸透していなかった時代、怪我や体調不良になったとき、頼れる存在に「家庭の医学」と「救急箱」がありませんでしたか?

まさに一家に一台、いざという時の頼れる存在でした。

保健同人社の「家庭の医学」、一家に一冊ありませんでしたか

家庭向け医学本にセルフケアの考えを入れた「家庭の医学」

「家庭の医学」(保健同人社)

「家庭の医学」(保健同人社)

累計330万部も発行している「保健同人 家庭の医学」。
通称で「赤本」「新赤本」などと呼ばれています。
普段は本棚から取り出されることのない「家庭の医学」。

家族で本棚を共有していると、場所取るので邪魔にすら感じたこともあります(笑。
でも家族が怪我や体調不良などになったとき、頼れる存在だったのです。

いち早く家庭向けの健康雑誌に取り組んでいた保健同人社

”一家に一冊”なほど認知度の高かった「家庭の医学」は1969年の発刊で、家庭向けの医学にセルフケアの考えを取り入れたものでした。
発行元の保健同人社は、早くからセルフケアへの取り組みを行っていた出版社です。
1946年、大渡順二(創立者)が自身の結核闘病体験と結核の実情を考慮し、結核の療養のために指導啓発雑誌『保健同人』を創刊したことに始まる。
当時、最新の科学的知識を広め、結核との戦いにおいて、1952年に厚生大臣賞、1956年に保健文化賞を受賞。
結核が治せる病気になってきたことと成人病(生活習慣病)が世間から注目されてきた変化により、『保健同人』は誌名を総合的に【日々の暮らし】と【健康】を考える『暮しと健康』と変更し、家庭の健康雑誌になった。
また、1954年には「人間ドック」と名付けた健康診断システムを共同で開発し、定着させた。1961年(財)保健同人事業団付属診療所を健康診断と病気の早期発見の目的のため設立。
1988年に当時すでにニーズの萌しがあったメンタル相談も含む電話健康相談事業を開設するなど、保健事業を実施している。

こちらも「一家に一台」頼れる存在だった救急箱

常備薬が揃っている救急箱

常備薬が揃っている救急箱

まさに一家に一台、怪我した時の赤チンや風邪薬などが揃っていました。
一般的に、救急箱の中には下記のような常備薬が用意されているようです。
医薬品
風邪薬、鎮痛剤、下痢止め、外傷薬(軟膏)、殺菌剤(消毒薬)、湿布、抗ヒスタミン薬軟膏
処置用材料
包帯、止血帯、清浄綿、カットコットン、脱脂綿、絆創膏、三角巾、ガーゼ、綿棒、サージカルテープ
処置用器具
ピンセット、はさみ、毛抜き(とげ抜き)、爪切り、体温計、マスク、手袋、安全ピン、ペンライト
その他
応急処置の手引、ボールペン、メモ帳

救急箱の起源

古くは江戸時代、「富山の薬売り」の時代から配置薬、置き薬といった概念は存在していたようですし、救急箱もきっとそれらと関連しているのだと思います。

また一説では明治時代の軍隊用として活躍したような記述もあり、いずれにせよ救急箱は古くから私たちを守るものとして役割を果たしていたようですね。
明治26年、医官のいない部隊用に医薬品と包帯などを小箱に詰めて救急箱と称して配付した。その後、軍隊のみならず鉄道各駅、会社、工場、家庭などにも備えられた。
私たちの時代、救急箱といえば木箱でちょっと薬っぽい匂いがしていませんでしたか?
近年ではプラスチック製の救急箱が主流のようです。

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