『ケンネル所沢』とは?
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ちょっぴりエッチな作風で知られる漫画家おおつぼマキさん。代表作には『みだらな関係』『よろしくアスリート』『おだいじに!』などのタイトルが挙げられ、こちらの『ケンネル所沢』も、おおつぼマキさんらしさが際立つ内容となっています。
ケンネル所沢 1992/02/21
— AnimeVHSbot (@Anime_VHS) January 6, 2020
"妄犬注意! / 人間に恋した幸せな犬と恋された不幸な少女の純愛爆笑所沢ラブ・ストーリー" pic.twitter.com/AKOlPrT2q1
週刊ヤングサンデーの連載から約3年の月日を経て、1992年にはOVA化も実現した『ケンネル所沢』。物語の主人公・飼い犬リーチンチンの声には、お笑い芸人・ジミー大西さんを抜擢しているところも注目すべきポイントです。
OVA版『ケンネル所沢』の本編動画・ストーリー
ペットショップ『ケンネル所沢』の娘である主人公・チカ。動物たちの世話をしながらも、明るく元気に振舞う女子高生です。ある日の朝、チカが目を覚ますと、その寝姿をいやらしい目で見るシェパードの飼い犬・リーチンチンの姿がありました…
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リーチンチンは飼い主としてチカに懐いているのではなく、女性として意識し、恋愛感情を抱いていたのです。チカを想うあまり、リーチンチンは高校についてきてしまい、隙をみてはチカの姿に欲情する始末。
しばらくしてトリマーとしての勉強をしていたチカ。実際にカットしてみようと、身近にいたリーチンチンを実験台にします。しかし、カットは失敗してしまい、リーチンチンは悲惨な姿に。鏡を見て、自分の姿を知ったリーチンチンは自信を失ない、オスとして不能状態に陥ってしまうのでした。
リーチンチンの落ち込みぶりを案じたチカの友達たちは、チカに町内会のガラガラで当たったペア旅行券を手渡し、一緒に心の傷を癒してくることを提案してきます。こうしてチカはリーチンチンとともに旅行にいくことに…
しばらくしてトリマーとしての勉強をしていたチカ。実際にカットしてみようと、身近にいたリーチンチンを実験台にします。しかし、カットは失敗してしまい、リーチンチンは悲惨な姿に。鏡を見て、自分の姿を知ったリーチンチンは自信を失ない、オスとして不能状態に陥ってしまうのでした。
リーチンチンの落ち込みぶりを案じたチカの友達たちは、チカに町内会のガラガラで当たったペア旅行券を手渡し、一緒に心の傷を癒してくることを提案してきます。こうしてチカはリーチンチンとともに旅行にいくことに…
OVA版『ケンネル所沢』の魅力とは?
愛犬にスポットを当てた『ケンネル所沢』。その”犬”といった存在から思い浮かべてみると…
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このようなタイトルが脳裏を過るのではないでしょうか。他にも”犬”にスポットを当てたアニメはありますが、ミドルエッジ世代に響くタイトルというと、この辺りが代表的なところだと思います。
まずは『フランダースの犬』ですが、最終回では多くの視聴者を泣かせた感動アニメです。主人公ネロに対してのパトラッシュの忠誠ぶりといった部分では、『ケンネル所沢』と通じる部分はあるのかもしれませんね。しかし、世界名作劇場である『フランダースの犬』とギャグアニメの『ケンネル所沢』では、そのテイストはあまりにも違うといえるでしょう。
続いて『銀牙-流れ星 銀-』ですが、仲間との友情や努力・勝利という要素が強い少年向けアニメとなります。『ケンネル所沢』にはそういったテイストはなく、同じ”犬”を題材にした作品ながら、その方向性は全く違うものです。
ここでギャグテイストという点を加えて考えてみると…
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こちらのアニメ作品が挙げられると思います。意外とテイストが近い『平成イヌ物語バウ』と『ケンネル所沢』を比較させていただきますね。
類似点
主人公の犬の性格は、どちらもイメージ的に重なるのではないでしょうか。
『平成イヌ物語バウ』の主人公・バウは、お調子者でトラブルメーカーといった存在です。しかし、この特徴はそのまま『ケンネル所沢』の主人公・リーチンチンにも当てはまりますよね。
バウの食い意地が張っているところは、リーチンチンにはありませんが、代わりに欲情といった要素に置き換えられているように思えます。
主人公の犬のキャラクター性には、どちらの作品にも共通したものがあります。
『平成イヌ物語バウ』の主人公・バウは、お調子者でトラブルメーカーといった存在です。しかし、この特徴はそのまま『ケンネル所沢』の主人公・リーチンチンにも当てはまりますよね。
バウの食い意地が張っているところは、リーチンチンにはありませんが、代わりに欲情といった要素に置き換えられているように思えます。
主人公の犬のキャラクター性には、どちらの作品にも共通したものがあります。
相違性
出版社 :小学館
連載誌 :週刊ヤングサンデー
連載時期:1989年
巻数 :全3巻