007シリーズ誕生25周年記念作品は、ハード&シリアスな『リビング・デイライツ』。王道スパイ映画好きなら見逃すな!
2017年6月23日 更新

007シリーズ誕生25周年記念作品は、ハード&シリアスな『リビング・デイライツ』。王道スパイ映画好きなら見逃すな!

007シリーズ15作目の25周年記念作品は、大型予算で製作され、ハード&シリアスなものとなった『リビング・デイライツ』。王道&骨太のスパイ映画が好きなら見逃す手はない! なによりも、4代目ボンド、ティモシー・ダルトンと清楚なボンドガール、マリアム・ダボのコンビがいい。一度観ていても十分にまた興奮できる作品だ!

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まずは予告編!

まずは予告編を。
まさに、ハード&シリアスな007。
ロジャー・ムーア作品好きにはハード過ぎるかもしれない。
この『リビング・デイライツ』、ハード系スパイ映画のお手本ではある。

『リビング・デイライツ』 (字幕版)

ダンディ極まりない4代目ボンド、ティモシー・ダルトン

 007シリーズの15作目『リビング・デイライツ』は、4代目の新ジェームズ・ボンドを迎えた。ティモシー・ダルトン。3度目のオファーを受けての出演だった。まあ、ダンディ極まりない、その風貌は、制作側が3度もオファーするのも納得だ(オファーの詳細は下に)。
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流し目はダンディの基本。
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はい、こちらも極上の流し目。

ダルトンのオファー・エピソード

 ジェームズ・ボンド役のオファーは『女王陛下の007』の時にも受けているが、この時ダルトンは「自分は若すぎる」と言って断っている[1]。また、『007 ムーンレイカー』の後、ロジャー・ムーアが降板の意思を示した際、次回作『007 ユア・アイズ・オンリー』のボンド役として、再び彼にオファーが来たが『ココ・シャネル』への出演が決まっており断念した。『007 美しき獲物たち』を最後にムーアは降板したが、ダルトンは舞台で多忙のためピアース・ブロスナンにオファーが行くも、ブロスナンは『探偵レミントン・スティール』の契約があり受けられなかった。そこで、ダルトンに3度目のオファーがあり、『リビング・デイライツ』でついにボンド役を演じることとなった。

ティモシー・ダルトンは4代目007

 いちおう確認だが、ジェームズ・ボンドは現在まで6人が演じている。4代目のティモシー・ダルトンは、映画化権などの制作側の問題もあり、『リビング・デイライツ』『消されたライセンス』の2作にしか出演していない。
 ちなみに、故ダイアナ妃がティモシー007を「もっともジェームズ・ボンドらしい」と言ったという話は有名。実際に、チャールズ皇太子とダイアナ妃が撮影現場を訪れた動画もある。
初代 ショーン・コネリー 1〜5作目、7作目
二代目 ジョージ・レーゼンビー 6作目
三代目 ロジャー・ムーア 8〜14作目
四代目 ティモシー・ダルトン☆ 15〜16作目
五代目 ピアース・ブロスナン 17〜20作目
六代目 ダニエル・クレイグ 21〜24作目

撮影現場での一コマ。
飴ガラスでできた小道具の瓶で、チャールズ皇太子の頭を後ろから叩いたダイアナ妃。その瓶が激しく砕け散った。ダイアナ妃の愛すべきエピソード。

007シリーズ15作目『リビング・デイライツ』とは?

 1987年公開のシリーズ第15作。シリーズ誕生25周年の記念作品として、大型予算で製作された。原作は、イアン・フレミングの短編『ベルリン脱出』(The Living Daylights)。
 当時の国際情勢を色濃く反映し、完全悪役にソ連。そのアフガニスタン侵攻を描き、当時の兵器目白押しでリアルさを追求。それまでのシリーズ最大のスケールを誇る作品となっている。

あらすじ

 ソ連の高官コスコフの亡命を手助けするため、護衛の任に就いたジェームズ・ボンド。コスコフを狙う狙撃者から無事彼を守り亡命を成功させ、彼を厳重警備の下に置かれたMの邸宅に保護をする。コスコフの口からソ連が計画する西側のスパイ暗殺計画が漏らされた。その首謀者がボンドもよく知るプーシキン将軍であることに疑念を抱くボンドであったが、コスコフが何者かに強奪され、コスコフを狙った狙撃者もコスコフが囲っていた音楽家であることが判明すると、事態は混迷を極めていく。
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カーラ役のマリアム・ダボのびっくり顔が可愛い。アストンマーチンの秘密装備が出るたび、見ることができる。このコンビ、なかなかいいのだ。
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アクション映画に爆発はつきもの。
見事にスリル満点!
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まさに、アクション映画の真骨頂。
空はスパイでいっぱいさ!
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