【笑いたい時には】Mr.Booが面白い!!
2017年1月31日 更新

【笑いたい時には】Mr.Booが面白い!!

Mr.Boo!を知っていますか? ワケ分からないほどハチャメチャですが気が付けばそれが癖になっています。

8,620 view

Mr.Boo

「Mr.Boo!」あるいは「新Mr.Boo!」作品はいずれも1970年代後半から1980年代にかけての香港社会を皮肉った、風刺色の強いコメディ映画である。これまでの香港映画の常識を覆し、それまでアクション中心だった香港映画のあり方を変えた。

実はマイケル・ホイの各作品はいずれも単独の作品であり、シリーズとして制作されたものはない。 日本で最初に公開されたマイケルの作品『半斤八兩』を、配給元東宝東和が『Mr.Boo!』というオリジナルの邦題で公開し、これが大ヒット。東和は早速マイケルの他作品の公開を決めたが、集客の連鎖を狙うため邦題にはいずれも「Mr.Boo!」あるいは「新Mr.Boo!」のタイトルを付け、シリーズもののように宣伝したのである。
どこかで覚えがある手法ですね?
そうです。
サモ・ハン・キンポーの"デブゴン・シリーズ"と同じような手法ではありませんか?
つまりとっても面白いということだと思うんです。。。
Mr.Boo

Mr.Boo

1979年公開

監督:マイケル・ホイ
脚本:マイケル・ホイ
出演:マイケル・ホイ/サミュエル・ホイ/リッキー・ホイ
探偵のウォン(マイケル)は香港で私立探偵事務所「萬能私家偵探社」を開いているが、従業員は美人秘書のジャッキー(テレサ・チュウ)と間抜けな助手のチョンボ(リッキー)の3人だけだった。

不倫調査の仕事をこなしていたある日、探偵志望の青年キット(サミュエル)が安月給で良いから雇ってくれと事務所を訪れた。最初はこれ以上雇うつもりは無い(実際には、これ以上給料を払いたくない)と断ったのだが、直後に起きたスリ騒ぎでの鮮やかな対応を見て、渋々雇い入れることになった。

今まで以上のケチケチ振りを見せるウォンに対し、我慢するチョンボとキット。ウォンとともにキットが初めて行った不倫調査で、証拠を押さえたまでは良かったが……

Mr.BOO予告編 - YouTube

1976年の香港映画。『Mr.BOO!』シリーズの第1弾で、日本では1979年に公開
主題歌の歌詞がまたなんとも言えずいいです。
赤塚不二夫が日本語版カバーの訳詞を担当しました。

Mr.BOO Funny Scene (ミスター・ブー 名シーン) - YouTube

Mr.Boo名シーン集です。
この時の日本語吹替はキット役(サミュエル・ホイ)にビートたけし
チョンボ役(リッキー・ホイ)にビートきよしが起用されています。
その後は変更になっていますので貴重な2人揃っての声優起用かも。

シリーズ

実際はシリーズとして作られたものではないとのことですが…
シリーズもののように宣伝された「Mr.Boo!」タイトル付の映画の中から
ホイ3兄弟揃って出演の作品を紹介します。
天才とおバカ

天才とおバカ

日本未公開作品
監督:マイケル・ホイ
脚本:マイケル・ホイ
出演:マイケル・ホイ/サミュエル・ホイ/リッキー・ホイ
「恒生精神病院」で働く李は女好きの看護士。阿添は金に目がなくとことん不真面目な雑役。ある日、この精神病院に乱暴者の鄭明が入院してくる。鄭明は宝の在処を知る重要な秘密を持つ人物だった。そして鄭明の宝の秘密を知った李と阿添は、その宝を頂戴しようと企むが、欲に目の眩んだ二人は鄭明に振り回されることになるのだった……。
1975年公開当時香港では興行記録1位を記録した人気作ですが
日本公開はなかった作品です。

2013年にDVD化されました。
インベーダー作戦

インベーダー作戦

1979年公開

監督:マイケル・ホイ
脚本:マイケル・ホイ
出演:マイケル・ホイ/サミュエル・ホイ/リッキー・ホイ
テレビタレントのチ・マン(マイケル)は、香港のテレビ局MTV(マウス・テレビ)との8年間の専属契約を結んでいるが、一度もまともな出演機会がなく、たまに与えられる役はバックダンサーや奇術の標的などの端役ばかりで、それでもいつも失敗していた。

あるとき、ひょんな事からライバル局CTV(キャット・テレビ)のクイズ番組に司会者として出演したところ、大好評を得たので、そのテレビ局から専属契約を持ちかけられた。しかし、今のテレビ局との契約は破棄出来ない事になっていた為、発明好きの弟チ・リン(リッキー)や、インド人のマジシャンにこき使われ、独立のチャンスを伺っていた若手マジシャン(サミュエル)とともに、契約書奪還の為の作戦に打って出た。

Mr.BOO! インベーダー作戦 大搏殺 テレビ放映バージョン - YouTube

香港映画『Mr.BOO! インベーダー作戦』より。キャットTVのクイズ「大搏殺」のテレビ放映バージョンです。テレビ放映バージョンでは、さすがにブラック過ぎるのか、一部カットされております。DVDおよびBDでは、最後の部分(ごま油云々のくだり)の日本語吹替が収録されておりません。
香港のテレビを皮肉った映画になっています。
テレビ業界に対する皮肉もこもっていますが
この番組シーンなど結構強烈です。
アヒルの警備保障

アヒルの警備保障

1982年公開

監督:マイケル・ホイ
脚本:マイケル・ホイ/サミュエル・ホイ
出演:マイケル・ホイ/サミュエル・ホイ/リッキー・ホイ

この作品ではMr.Booの前に"新"゛つきました。
ウォン警備会社(王氏護衛局)に勤めるチャウ(マイケル)は、部下いびりに精を出す一方、社長にはへつらう自称鬼警備隊長だった。

しかし、社長の息子ファン(フォン・ツイファン)が身分を隠して視察のために入社してきた。

副隊長(サミュエル)やドジな新米隊員ロン(リッキー)たちに対するいびりや横暴さが御曹司にばれ、やり方が時代遅れだとチャウはヒラ隊員に降格されてしまう。元部下と立場が逆転したチャウは名誉挽回に奮起するが……
24 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

日本をブームに巻き込んだ「Mr.Boo!ミスター・ブー」(1979年)はやっぱり面白い!

日本をブームに巻き込んだ「Mr.Boo!ミスター・ブー」(1979年)はやっぱり面白い!

1979年に公開され、日本を一躍ブームに巻き込んだマイケル・ホイ監督による香港映画、「Mr.Boo!ミスター・ブー」。老いも若きも思わず笑ってしまうコメディ映画、Mr.BOO!シリーズの記念すべき第一弾となる本作品。その魅力をたっぷりとご紹介していきます!
きゃんで | 11,740 view
ジャッキー・チェンの初監督作『クレイジーモンキー笑拳』オープニングにモンキーパンチのアニメを起用!!

ジャッキー・チェンの初監督作『クレイジーモンキー笑拳』オープニングにモンキーパンチのアニメを起用!!

映画『クレイジーモンキー笑拳』は、監督・脚本、主演をジャッキー・チェンが担当しました。また、ジャッキー・チェンの初監督作品です。
星ゾラ | 16,726 view
ウォン・カーウァイ監督作品の満足度ランキングを発表!第1位に輝いた作品は!?

ウォン・カーウァイ監督作品の満足度ランキングを発表!第1位に輝いた作品は!?

株式会社つみきが運営する国内最大級の映画やドラマ、アニメのレビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」にて、サービス内のデータに基づいた「ウォン・カーウァイ監督作品 満足度ランキング」が発表されました。
隣人速報 | 156 view
BS松竹東急にて6夜連続でブルース・リー特集が放送決定!竹中直人が喜びのコメント「こんな人、初めて見た!たまらないぜ!」

BS松竹東急にて6夜連続でブルース・リー特集が放送決定!竹中直人が喜びのコメント「こんな人、初めて見た!たまらないぜ!」

BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)の放送枠「よる8銀座シネマ」にて、7月1日(月)夜8時から特集「炸裂!6夜連続 ブルース・リー・スペシャル」と題し、香港の伝説的アクションスター・ブルース・リー出演の6作品が一挙放送されます。
隣人速報 | 250 view
50周年記念映画「ライド・オン」が絶好調のジャッキー・チェン(70)が13年ぶりに来日!舞台挨拶で酔拳を披露!!

50周年記念映画「ライド・オン」が絶好調のジャッキー・チェン(70)が13年ぶりに来日!舞台挨拶で酔拳を披露!!

俳優のジャッキー・チェン(70)が11日、1974年に初主演を果たした映画「タイガー・プロジェクト/ドラゴンへの道 序章」の公開から50周年を記念したラリー・ヤン監督作品「ライド・オン」の舞台挨拶を行いました。
隣人速報 | 277 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト