現在では絶対無理な連載!それが「トイレット博士」
1970年から1977年の間、初期のジャンプの屋台骨を支えた作品だったわ。元々は赤塚不二夫のプロダクションにいた「とりいかずよし」の出世作であり最高の作品と言われたの。初期は「トイレット博士」を中心に異色の「スカトロマンガ」とも言われ「ウンコ」等当時のタブーが多く描かれていたのよ!今後こんな(失礼!誉め言葉よ!)作品は絶対に連載されることはないわよね。
小学生(男子)が愛した「マタンキ」&「メタクソ団」
しかし、トイレット博士も変革期が訪れるの。途中から「スナミ先生」「一郎太」が主役となりあの伝説の「メタクソ団」が誕生することに。小学生に社会現象を巻き起こした「マタンキ」もこの時期に流行したわ。「学園うんこ漫画」なんて「ドリフターズ」の影響もあったのかしらね?
学校で「禁止」になった技!「七年ゴロシ」!!
そしてもう一つ忘れてはいけないのが、秘技「七年ゴロシ」よ!「カンチョー」をかっこよくしたこの技はあっという間に小学生(男子)に流行り、そして「PTA」は「トイレット博士」を目の敵にしていくの。でも皮肉にもこの連載期間がトイレット博士が作品として最も輝いていた時期でもあったわ!
光あれば影あり!消えた「トイレット博士」
順調に見えた連載も、当時週刊で読んでいた方には違和感を感じた方が多かったと思うの。そう主人公として最初登場していた「トイレット博士」は、タイトルキャラであるにも関わらず、その後殆ど登場する事がなくなったの。もはや「トイレット博士」ではなくなっていたのよ。主人公キャラクターとしては、ジャンプ誌上最も悲劇の主人公となってしまったカルト的な「主人公不在マニアック作品」となったの。そして「とりいかずよし」本人も一発屋的な漫画家と紹介される事が多くなってしまったの。しかし、巨匠「赤塚不二夫」を師に持ち「翔んだカップル」で有名な「柳沢きみお」がアシスタントとして働いていただけあって、実は現在では愛知淑徳大学の教授も勤める多才な部分もっていたの。そう!「奇才」であり「鬼才」であった「トイレット博士」は、今でも誰もその域にはたどり着けない「崇高」な漫画」だったのかも知れないわ。
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