アニメの終盤
via i.ytimg.com
・35話で優ちゃんが自分をプレゼントに!
まず、久我山ちゃんの告白シーンについて。
優ちゃんとヒロシの仲がある程度不動のものとなっている事を知りつつも、自分の気持ちに踏ん切りをつけるため、あえて手編みセーターを送ろうとする久我山ちゃん。 着てはもらえないセーターをせっせと編む姿は涙もの。放課後、ヒロシに手渡そうとするが、「受け取れないよ・・・」と拒まれる。しかし「私が勝手にしたことですから」と笑顔で答えるなんて、普通の娘だったら絶対出来ないですよね。ヒロシが部室を出て行ったあとで、一人さみしく涙ぐむシーンがあると期待していたのですが、ハシモのお笑いシーンになってしまってちょっと残念です。
それでは本題にはいります。
久我山ちゃんの手編みセーターに対抗するプレゼントは「優ちゃん自身」しかない!という、まりりんの爆弾発言に心が揺れる優ちゃん。確かに久我山ちゃんに対抗するつもりも有ったかもしれないが、もうすぐ離れ離れになってしまうヒロシとの仲を決定的なものにしたいと真剣に考えた上での「ヒロシ君、えっちしたい?」だったと思います。一方、ヒロシは思いがけない申し出に困惑してしまい、優ちゃんの真意を酌むことが出来ず、結局のところ、傷つけてしまう。
この二人のすれ違いはどちらに原因があるのか?と考えてしまいます。 強いて言うならば、二人の若さに原因があると言えるのではないでしょうか・・・。
・36話では気まずいまま卒業
今日は中学生最後の日。なのにヒロシ君との仲は気まずいままです。何とか仲直りして気持ちよく静岡行きを見送ってあげたい優ちゃんですが、どう切り出せばいいのかさえわからない。
卒業式も終わり、ヒロシ君と仲直りしようという所で「先輩、第2ボタンください!」のシーン。原作では、この事がずっと優ちゃんの心のわだかまりになるのですが、TV版では久我山ちゃん自ら「実は先輩がくれたのは第1ボタンだったんです。」とネタばらしをしてしてしまいます。この後、優ちゃんと久我山ちゃんの仲はすっかり友好状態になりますが、なんか久我山ちゃんが“非の打ちどころのない完璧なイイ娘”として描かれているように思えます。原作ではそれほど感じませんでしたが、TV版では全般的にこの傾向が強いようようです。久我山ちゃんはお気に入りキャラの一人なので、このような扱いは不満ではないのですが、あまりにも完璧なのでちょっと現実味を失ってしまいます。やはり人間どこかに欠点があるから好感を持てると思うのですが。
話はかなり横道にそれましたが、2次会のお好み焼き屋に向かう途中、優ちゃんはみやうに悩みを相談するのですが、みやうについて友達以上の感情を持ち合わせていないからこそ、彼に相談したのでしょう。本人のほうもなんとなく分かっているようですね。うーん、ツライやねぇ・・・
2次会の席でも2人はすれ違ったまま。そこで、タカちゃんの発案で卒業旅行に行くことに。果たして優ちゃんとヒロシ君は仲直りできるのでしょうか?
・37話ではヒロシくんが旅立ち、復縁するが・・・。
角の卒業旅行も、ヒロシ君の新入生入部テストと重なってしまい、当初の目的は果たせなくなってしまいました。
という訳で、この旅行は急遽るみ子の告白の場に。優ちゃんは「このままあきらめるなんてダメだよ。ぜったい後悔しちゃうよ。」とるみ子を励まします。自分のことはダメでも他の人の事となると一生懸命になるのは、優ちゃんが優ちゃんである所以ですね。
「もうアタシ達ダメかも」と弱気になる優ちゃん。旅行最後の夜は更けてゆく・・・
ヒロシ君の静岡行きが近い夜、窓から紙つぶてが投げ込まれる。「卒業おめでとう&三年間ありがとう。日曜日たつ」という、短いけど優ちゃんにとっては何よりうれしいメッセージ。そしていよいよ旅立ちの日。無言で駅までの道を歩く2人の胸には、さまざまな思い出が巡っていたことでしょう。
最後だけは笑顔で見送ってあげようと泣きたいのを我慢していた優ちゃんですが、「お前の気持ち、全然分かってやれなくてごめんな。」という優しい言葉に泣き出してしまいます。やっぱりヒロシ君のほうが歩み寄る形で、やっと2人の中は元通りに戻ることができました。
これでハッピーエンドと思いきや、「その時は仲直りできたって思いました。だけど・・・」と言う優ちゃんのセリフ。原作知らないヒトは「え~!?このあとどうなっちゃうの??」と気になりますよね?
漫画の水色時代
水色時代 小学校編
河合優子は12歳になったばかりの小学6年生。小学校では一番大人だけど、中学生とかと比べると、まだまだ子供。最近、優子のクラスでは、女子の間でブラジャーや生理が「まだ」か「もう」かの噂がうるさくて…。
水色時代 中学校編・第一部
中学生になった優子は、ひょんな事から友人になった高幡多可子と共に吹奏楽部へ入部。部活は厳しいし先輩たちは怖いのに、多可子は今日も勝手に部活を抜けて、どこかへ行っている。実は、多可子は大好きなヒロシくんこと長沼博士の部活姿をこっそり見に行っていた。しかし、幼馴染みのヒロシくんは実は優子のことが好きで…。
via cache.aos.a4c.jp
via book.dmkt-sp.jp
水色時代 中学校編・第二部
紆余曲折あったものの、優子とヒロシくんは両思いになった。、友達やクラスメイトもみんなその事を知っていて、中学2年に進級し、学校でからかわれたり冷やかされたりの毎日。
そのかたわらで優子は生理が来たり、部活が大変だったりと毎日を忙しく過ごす日々を送っていた。優子と多可子の友情に亀裂が入る事があるもののすぐに修復し、少しずつ深まっていった。中学3年の春に通い始めた塾で友人になった北野深雪も優子と多可子の友情の輪に加わっていく。
年が明け、高校受験で博士はサッカーの強豪校への進学を決める。優子と博士が違う道へ歩み出す、卒業式の日が迫る。
via cache.aos.a4c.jp
水色時代 -12歳の季節-
優子のクラスは最近雰囲気が悪い。男子が「生理」のことでしょっちゅう女子をからかうから。まだ生理が来ていない優子は不安でいっぱい。親友のトンちゃんに相談したところ、「念のため」と生理用ナプキンをもらう。しかし、その現場を男子に見られ…。
小学校編では描かれなかった、優子と仲間たちが過ごす小学6年生の1年間がここでは描かれる。
via o24.kill.jp
小学編では思春期の模様が描かれ、中学編では、先輩や先生等の上下関係・部活動等といった中学校生活に関わる様々な事が多く描写されていました。