デビューから2歳女王へ
メジロドーベルのデビューは1996年、2歳の夏だった。新潟競馬場でデビュー戦を
白星で飾ると、続く新潟2歳ステークスは5着、秋になり、条件戦、オープン特別と
連勝し、迎えた2歳女王決定戦、人気はシーキングザパールに集まったが、伸びを欠く同馬を尻目にメジロドーベルは堂々と1着でゴールを駆け抜け、2歳女王に選出される。
鞍上の吉田豊にとっても、嬉しいG1初制覇、東のユタカと言われた吉田豊が
ドーベルとのコンビをきっかけに全国区になっていく、まさにそのきっかけでもあった。
白星で飾ると、続く新潟2歳ステークスは5着、秋になり、条件戦、オープン特別と
連勝し、迎えた2歳女王決定戦、人気はシーキングザパールに集まったが、伸びを欠く同馬を尻目にメジロドーベルは堂々と1着でゴールを駆け抜け、2歳女王に選出される。
鞍上の吉田豊にとっても、嬉しいG1初制覇、東のユタカと言われた吉田豊が
ドーベルとのコンビをきっかけに全国区になっていく、まさにそのきっかけでもあった。
第48回 阪神3歳牝馬ステークス 1996.12.1 阪神 芝1600m 天候:晴 芝:良 メジロドーベル
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ライバル、キョウエイマーチ
年明け初戦のチューリップ賞、ドーベルは圧倒的1番人気に支持されたが
折り合いを欠き、3着敗退。桜花賞はトライアルを圧勝したキョウエイマーチに次ぐ
2番人気となり、結果も2着だった。続くオークスでもキョウエイマーチに次ぐ2番人気
しかし、距離が伸びてこそ本領発揮できるメジロドーベルは見事にオークスを制覇
キョウエイマーチとの戦績を五分五分とした。
折り合いを欠き、3着敗退。桜花賞はトライアルを圧勝したキョウエイマーチに次ぐ
2番人気となり、結果も2着だった。続くオークスでもキョウエイマーチに次ぐ2番人気
しかし、距離が伸びてこそ本領発揮できるメジロドーベルは見事にオークスを制覇
キョウエイマーチとの戦績を五分五分とした。
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1997年 5月25日(日) 3回東京4日 天候: 晴 馬場状態: 重 10R 第58回 優駿牝馬 オークス メジロドーベル 3歳・オープン・G1(定量) (牝)(指定) 芝 2400m 16頭立 1 メジロドーベル 2 ナナヨーウイング 3 ダイイチシガー 4 プロモーション 5 オレンジピール 6 エイシンカ...
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ライバルとの決着をつける
秋になりメジロドーベルは初戦を古馬牡馬混合レースのオールカマーを選ぶ
しかし、この年のオールカマーはメンバーが手薄で、むしろ秋華賞トライアルの方が
厳しいメンバーじゃないかという声もあったくらいである。結果、メジロドーベルは古馬を相手に堂々の逃げ切り勝ち、本番の秋華賞はトライアルのローズステークスを解消したキョウエイマーチとの一騎打ちとなった。1600ではキョウエイマーチが、2400ではメジロドーベルがそれぞれ勝利をした。秋華賞の2000の舞台はどちらが世代最強かを決めるレースでもあった。
レースは早め先頭に立つキョウエイマーチをメジロドーベルが差し切り、二冠達成、ライバルに決着をつけ、世代最強の名を手にした。三冠で凌ぎを削ったメジロドーベルとキョウエイマーチであったが、この後、キョウエイマーチは短距離路線を進み、メジロドーベルは中長距離路線を進むので、これが最後の対決となった。
しかし、この年のオールカマーはメンバーが手薄で、むしろ秋華賞トライアルの方が
厳しいメンバーじゃないかという声もあったくらいである。結果、メジロドーベルは古馬を相手に堂々の逃げ切り勝ち、本番の秋華賞はトライアルのローズステークスを解消したキョウエイマーチとの一騎打ちとなった。1600ではキョウエイマーチが、2400ではメジロドーベルがそれぞれ勝利をした。秋華賞の2000の舞台はどちらが世代最強かを決めるレースでもあった。
レースは早め先頭に立つキョウエイマーチをメジロドーベルが差し切り、二冠達成、ライバルに決着をつけ、世代最強の名を手にした。三冠で凌ぎを削ったメジロドーベルとキョウエイマーチであったが、この後、キョウエイマーチは短距離路線を進み、メジロドーベルは中長距離路線を進むので、これが最後の対決となった。
1997年10月19日(日) 4回京都6日 第2回 秋華賞(GI) サラ系4歳 2000m 芝・右 (混合)牝(指定) オープン 定量 天候:晴 芝:良 1番人気 10番メジロドーベル(吉田豊) 2番人気 17番キョウエイマーチ(松永幹夫) 3番人気 4番メイプルシロップ(福永祐一) レース結果 着差 人気 1着...
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牡馬のカベ
牝馬二冠を制したメジロドーベルは年末の有馬記念に出走する。ファン投票は3位、単勝人気も3位に支持されたが、伸びを欠き、8着敗退。古馬牡馬G1のカベは厚かった。
年明け初戦は1月の日経新春杯を選択、しかし、ここでも1番人気で8着という不甲斐ない結果に終わった。その後、産経大阪杯の2着はあったものの、目黒記念と宝塚記念は5着に敗れ、ここでも牡馬のカベにはね返されてしまうのであった。
年明け初戦は1月の日経新春杯を選択、しかし、ここでも1番人気で8着という不甲斐ない結果に終わった。その後、産経大阪杯の2着はあったものの、目黒記念と宝塚記念は5着に敗れ、ここでも牡馬のカベにはね返されてしまうのであった。
真の女王の座へ
秋初戦、府中牝馬Sをハナ差ながらも勝利したメジロドーベルはエリザベス女王杯へ駒を進める。ここには牡馬相手でもヒケを取らない牝馬のエアグルーヴが出走しており、同馬が圧倒的支持を集める。エアグルーヴに勝たなくては女王の称号は無い、メジロドーベルは内をつく強気の競馬で見事、1着でゴール板を駆け抜ける。牝馬で初めてG1レース4勝目を挙げた。
しかし、年末の有馬記念はやっぱりというか牡馬相手に凡走し、9着敗退。しかし、エリザベス女王杯の勝利が評価され、エアグルーヴやシーキングザパールを抑えて最優秀古馬牝馬に選ばれた。
しかし、年末の有馬記念はやっぱりというか牡馬相手に凡走し、9着敗退。しかし、エリザベス女王杯の勝利が評価され、エアグルーヴやシーキングザパールを抑えて最優秀古馬牝馬に選ばれた。
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再度女王へ返り咲く
1999年、5歳のメジロドーベルは現役を続行する。初戦の中山牝馬Sは得意の牝馬限定戦だったが、58・5キロの斤量もこたえて2着敗退。この後、故障で休養を余儀なくされると、秋復帰初戦の毎日王冠は6着敗退、次走はエリザベス女王杯、下の世代のファレノプシスやエリモエクセルがライバルとして立ち塞がり、去年のエアグルーヴのように今度は自分が引導を渡されてしまうのか、しかし、この一戦は女王の座を譲れない一戦でもある。メジロドーベルは去年同様、内をついて見事勝利、エリザベス女王杯連覇を達成するとともに、牝馬にしてG1レース5勝目を挙げる。このレースを最後に引退。昨年同様最優秀古馬牝馬に選出された。
血を受け継ぐメジロドーベルはメジロライアンの初年度産駒であり
代表産駒の一頭である。