50~79歳男女に聞いた「終活に関する意識調査」モノよりおカネを遺したいシニア世代、平均金額は3,000万以上
2023年4月17日 更新

50~79歳男女に聞いた「終活に関する意識調査」モノよりおカネを遺したいシニア世代、平均金額は3,000万以上

ハルメク 生きかた上手研究所は、株式会社ハルメクエイジマーケティングと合同で、50~79歳の男女2,000名を対象に「終活に関する意識調査」をWEBアンケートにて実施。終活に取り組む人、必要だと思う割合はコロナ禍を経て変わらずも、お葬式は半数以上が家族葬を希望しています。

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自身のお葬式の形式として、「家族葬」と回答した割合は50.2%。
次いで「お葬式はしない」と回答した割合は24.9%。


・「家族葬」は、男女差がない。一方で「一般葬」は女性(3.5%)より、男性(7.6%)が倍以上の割合。「一日葬」「直葬」は男性より女性の割合の方が高い。
・お墓の形式として、4割弱が「まだ形式を決めていない」と回答。また「一般的な墓」を選ぶ人が29.2%。
・女性は、男性と比較して「海洋葬・山葬(散骨)」や「樹木葬(樹木の周辺に納骨)」と回答した割合が高い。
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【専門家の見解】
ハルメク 生きかた上手研究所 所長 梅津 順江(うめづ ゆきえ)
16年3月から現職。主に年間約900人の50歳以上のシニア女性を対象にインタビューや取材、ワークショップを実施
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終活は捨てる・減らす・やめるだけではない。見直す・増やす・始める方向の兆しも

 今回で3度目となる「終活調査」。シニアの終活に対する意識・実態について、変わったこと、変わらないことを整理します。
 変わらないことは「終活は必要と思っているものの、既に始めている人は半数程度」という結果。「自分にはまだ早い」「いつかはするが今ではない」と後まわしにする構造は2018年(コロナ前)も、2021年(コロナ禍)も、2023年(コロナ後)も変化していません。
 変わったことは、終活領域の広がりです。前回(2021年)は「●●の整理・処理」など捨てる・減らす・やめる類の終活が伸長。デジタル終活という新たな言葉も生まれました。さて、今回(2023年)はどうでしょうか。「整理・処理」だけでなく、「健康習慣の見直し」「資産運用の開始」「会いたい人に会っておく」など見直す・増やす・始めることも終活として「既にしている」、もしくは「必要」と思っていました。
 一見すると、真逆の視点・行為にみえますが、捨てる・減らす・やめることで、見直す・増やす・始める方向に向かえるのでしょう。「お金やモノを整理したら物質的にも気持ち的にも余裕が生まれ、第2、第3の新たな人生がスタートできる」「何かをやめたら余白ができて、次にチャレンジしたくなる」など“減らす・やめる”と“増やす・始める”はつながっています。対立構造にみえるこれらは、繰り返し循環させていくものなのかもしれません。
 シニアは歳を重ねても、終活を前向きに捉え、幾度も再生できる素晴らしさに気づきはじめています。うまく循環させながら終活するシニアを想像したら、明るい未来が描けました。

■女性誌部数No.1! 50代からの生きかた・暮らしかた応援雑誌「ハルメク」

 50代からの女性が前向きに明るく生きるための価値ある情報をお届けしています。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど、幅広い情報が満載です。 また、雑誌「ハルメク」の定期購読者には、本誌とともに提供するカタログと、オンラインでの通信販売を行っています。販売している商材は、ファッション・インナー・コスメ・美容・健康など多岐にわたり、独自のシンクタンクである「ハルメク 生きかた上手研究所」を通じて利用者の声を徹底的に調査、反映した商品開発で、多くの女性から支持を得ています。
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■ハルメク 生きかた上手研究所のシニアリサーチデータは、「ハルメク シニアマーケティングLAB」で掲載しています。

「ハルメク シニアマーケティングLAB」は、ハルメク世代(シニア)を顧客とする企業にとって有益な情報をお届けしている情報サイトです。ハルメクグループが提供する定期購読誌や通販等を通じて得たマーケティングデータや記事、シンクタンク「ハルメク 生きかた上手研究所」の調査レポートなど豊富な情報が満載です。

URL:https://marketing.halmek-holdings.co.jp/column/archive.php?c_no=274
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