時代劇での、超あるあるお決まりシーン・フレーズのまとめ《水戸黄門編》
2017年7月11日 更新

時代劇での、超あるあるお決まりシーン・フレーズのまとめ《水戸黄門編》

「時代劇での、超あるあるお決まりシーン・フレーズのまとめ《時代劇一般編》」では時代劇に共通したものをご紹介しましたが、今回は『水戸黄門』に特化したお決まりシーン・フレーズを列挙してみようと思う。さて、どのようなものがあるでしょうか?

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笹野高史がニセ黄門に扮した回

笹野高史がニセ黄門に扮した回

主演の水戸光圀役は、5人の俳優が務めているが、実は、このうち3人がニセ黄門役の好演がきっかけで、“ホンモノに昇格”したという逸話がある。
初代の東野英治郎と、2代目の西村晃、3代目の佐野浅夫、4代目の石坂浩二、5代目の里見浩太朗である。うち、西村、浅野、里見がニセ黄門役で出演していた。
西村は第12部でゲスト出演し、旅役者兼ニセ黄門の役を演じた。初代の東野英治郎は、西村晃が偽黄門で出演した際に「西村、おまえ、俺の役を取りに来たんじゃないだろうな」と語りかけた事があったそうだが、その言葉通り、間もなく東野は黄門役を降り、西村が2代目に選ばれたのだ。
佐野は第21部でゲスト出演し、ニセ黄門役を好演。次作の第22部から20世紀最後の第29部まで、3代目光圀役を務めた。
2代目助さんを17年演じた里見は、第13・14・17部でニセ黄門に扮した。
第13部では副将軍の正装。第14・17部では縮緬問屋の隠居の姿で、うっかり八兵衛が“ニセ助さん”となり、“悪の巣”に乗り込んだ。光圀より身長が10センチ以上高いのに、悪党どもは助さんみずから正体を明かすまで、ニセ黄門にまったく気がつかないのも画愛嬌か!?。

職人のガンコ親父には家出した跡取りと健気な娘がいる!!

がんこ親父の職人と

がんこ親父の職人と

職人のガンコ親父には家出した跡取りと健気な娘がいる。その跡取りが数年ぶりに街に帰るとライバルの悪徳商人の悪事に巻き込まれ・・・。お約束劇場の展開なのだ。これにもパターンが2つほどあった。
パターン1は最後に黄門様が跡取り息子とがんこ親父を仲直りさせて、店を立派に継がせるケース。
パターン2は放映前半部で跡取り息子が無残に殺されるが、実は健気な娘とがんこ親父の弟子が恋仲で息子の仇をうった後、黄門様が娘とその弟子の仲を取持ってがんこ親父の婿養子として取持つケース。

どっちにしろ、パッピーエンド(めでたし、めでたし)という訳だ。

最後に一言!

かつて70年代のテレビ視聴率40%以上を誇った『水戸黄門』だが、マンネリ化して、代替わりするごとに質が落ちていたという意見がある。演出家の故逸見稔没後、中尾幸男がマンネリ打破を試みた。しかし視聴者がそれを受け入れず、元のパターンに戻り、ついにシリーズは終了したという。問題なのは作り手以前に視聴者の質にあるとする意見もある。さて、どちらがただしいのであろうか??
私には回答できない。
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