時代劇での、超あるあるお決まりシーン・フレーズのまとめ《水戸黄門編》
2017年7月11日 更新

時代劇での、超あるあるお決まりシーン・フレーズのまとめ《水戸黄門編》

「時代劇での、超あるあるお決まりシーン・フレーズのまとめ《時代劇一般編》」では時代劇に共通したものをご紹介しましたが、今回は『水戸黄門』に特化したお決まりシーン・フレーズを列挙してみようと思う。さて、どのようなものがあるでしょうか?

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まずは『水戸黄門』のおさらいからしましょう

TBS系月曜夜8時放送のナショナル劇場(2008年よりパナソニックシアターと改名)での時代劇シリーズの1本。1969年8月より放送が開始された。
あらすじは、江戸時代、水戸藩2代目藩主の水戸光圀が越後のちりめん問屋に扮して諸国を漫遊しながら世直しをするというもの。「大岡越前」「江戸を斬る」などと交互に放送された。テレビ界まれにみる長寿番組で、42年間多くの人に親しまれてきたが、2011年12月で放送が終了した。2003年12月には放送1000回を数え、歴代のレギュラーが総出演する3時間のスペシャルが放送された。最高視聴率は1979年(第9部)に記録した43.7%。
実在の水戸光圀は水戸藩初代藩主頼房の3男で、徳川家康の孫にあたる。34歳で2代目藩主となり、勧農政策や教育の振興、藩職制の整備などに力を入れた。江戸の藩邸に彰考館を建てて『大日本史』編纂に努めたが、彼が国内を漫遊したという記録は残っていない。

『水戸黄門』と言えば、この曲ですね!!

【高音質】ああ人生に涙あり(第33部)

『水戸黄門』といえば、そうこの曲ぬきに説明ができません!!。私の年代だと、歌詞の2番まですらすら口から出てきます。(^^♪

男性陣で一番の思い出シーンと言えば、はやはり由美かおるの”入浴”シーンでしょう!?

元々は宮園純子だった!!

元々は宮園純子だった!!

もともと『水戸黄門』に出演している俳優は男性陣が殆どであったが、レギュラーとして出演していた女優では”宮園純子”と”由美かおる”だろう。
宮園純子は「霞のお新」として第3-8部、第12-26部(第9ー11部はご出産のため、途中で降板)に出演していた。第16部で「かげろうお銀」(演:由美かおるさん)が登場するまではお新が劇中のお色気担当を担っていて、現在では『水戸黄門』の”入浴シーン”と言えば、由美かおるの名前が上がるが、元は宮園純子が元祖であった。何気ないそぶりに色気が漂っていた!!。
”ご存知!!”、由美かおるの入浴シーン

”ご存知!!”、由美かおるの入浴シーン

かたや由美かおるは、「かげろうお銀」として第16-28部、「疾風のお娟」として第29-42部に出演している。
私たちのイメージでは、毎週入浴シーンがあったように思われがちであるが、由美かおるが出演716回に対して入浴は200回強。単純に計算すれば、1か月に1、2回のペースだったということになる。
ちなみに、由美かおるは「レギュラーになった1986年当初は、時々でした。ところが、90年代に入った頃にテレビの深夜番組で『由美かおるが何時何分にお風呂に入るか』というクイズが出たのをプロデューサーがご覧になっていて、『そんなに話題になっているなら』と入る回数が一気に増えました」とインタービューに答えている。
1992年の第21部では実に8割の確率で入浴になったらしい。世の中には相当すけべジジーが多いんですね!!!
マンネリを避けるため、毎回のようにお風呂のタイプも変わったそうだ。檜風呂、岩風呂、桶風呂、五右衛門風呂・・・
何はともあれ、二人の女優のお陰で視聴率も上がったろうし、また長寿番組となる役割を担ったのには間違いないようである。

チャンバラ・タイムの始まりはいつも「助さん、格さん、懲らしめてやりなさい!」

水戸黄門vsボスバトルの際の【BGM 】

今までバラバラだった悪党どもが一同に介した所で、正体を明かさないままの黄門様(通常は越後のちりめん問屋のご隠居という設定だった)が今で言う所の”罪状認否”を行うのであるが、悪党どもは当然、ああでもない、こうでもないと否定し、なお且つ黄門様たちに危害を加えようする際に黄門様が発する言葉が、「助さん、格さん、懲らしめてやりなさい!」であった。当然、これば"戦闘開始”の号令であり、私たちにも、これから”チャンバラ”が始まるよ!という合図でもあった。
場所的には、屋敷の裏庭やら屋外の原っぱなど色々とバリエーションがあったが、雨もようの天候設定は一度も見たことはなくかった。

チャンバラ・タイムの終わりはいつも「ええぃ静まれ!、静まれ静まれ!」

『水戸黄門』のクライマックス・シーン

『水戸黄門』のクライマックス・シーン

チャンバラが佳境に入って来る頃、あの超有名な印籠を見せる前に、助さん、又は格さんが「ええぃ静まれ!、静まれ静まれ!」というと、なぜかチャンバラをしていた全員が動きを止めて、声の主に注目してしまうシ-ンは、よく考えると絶対にありえない話しではなかろうか?
自分からチャンバラするぞ!とさんざん暴れた挙句に「静まれ!」とは何ごとぞ!である。でも正義の味方だから”よし”としますか!!?

極めつきは「ええ~い、控えい控えおろう!、この紋所が目に入らぬか!」!!

水戸黄門42部、紋所シーン3人で共演

最後は権力に物言わせるんですね!!

チャンバラ・シーンで飛猿が家の壁を破壊しながら登場し、バトルに参加!!

柘植(つげ)の飛猿のバトルシーン

柘植(つげ)の飛猿のバトルシーン

第17部から登場、二つ名の通り柘植の出身の忍び。初登場時はお銀のお付きである又平を殺した黒谷の道鬼一味だったが、実は最初から味方であり、光圀の命を狙う道鬼から光圀一行を守ることが一味に潜入する目的であった。道鬼一味壊滅後に改めて光圀一行の仲間となり、諸国漫遊の旅に同行するようになる。
彼は大体黄門様とは別行動で”事件”の探索をすることが多かったが、最終的なチャンバラ・シーンでは、中盤部以降に家の壁を破壊する派手な手法で登場し、黄門様に加勢することが多かった。
壁の修理代はだれが払ったのでしょうか!?

黄門様が地方を回りながらその特産品を紹介し、それに絡んだ”事件”を解決することが多かった。

現在の山形県天童市を訪れた際の”人間将棋”対決シーン

現在の山形県天童市を訪れた際の”人間将棋”対決シーン

黄門様一行が、将棋の駒作りで有名な天童に着いて、将棋盤の作成される様子を見学する。(実際に作成される場面が現れたが、職人の手だけが写っていた)この地では盛んに将棋が打たれていたが、人々が仕事も忘れて賭け将棋に熱くなり、負けて女房を取られる不届き者まで出る始末。
実は将棋好きの殿様・松平宗弘(神山繁)が将棋にうつつを抜かし、治世をおろそかにしているのだと聞き・・・で物語が始まった。
また、この回のゲストとして、歌手の”天童”よしみが出演していた。とんだ”天童”繋がりである!?
このような特産品ご紹介パターンとそれに絡んだストーリー構成がパターン化していた。

お銀が芸者に化けて、代官の酌接待をするシ-ン

CR羽根ぱちんこ水戸黄門の一シーン

CR羽根ぱちんこ水戸黄門の一シーン

このようなシ-ンには4パターンがあった。
まず、お銀が芸者の扮装で場面が料亭の場合、2パターン存在。
パターン1:お酒の中に睡眠薬を入れて、相手を寝かせてから相手の懐に入っている証拠書類を盗む。
パターン2:相手が酔った勢いでお銀を手篭めにしようとするが、逆にお銀に痛い目にあって、お銀は白い煙と共に、何処かに飛んで行ってしまう。

次に、お銀が町娘の扮装で場面が相手の屋敷の場合、2パターン存在。
パターン3:パターン1と似ているが、相手を寝かせてから相手の屋敷なので、金庫やら土蔵まで隅々を探索し、証拠を集める。
パターン4:呼ばれた町娘と入れ替わり酌をするが、相手が手を引き寄せようとすると、逆にお銀に痛い目にあって、お銀は白い煙と共に、何処かに飛んで行ってしまう。時々飛猿も加勢をすることがある。

2シーズンに1回位はニセ黄門の回があった。

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