ドラマデビューまで
上京してからもモデルとして活動していて、雑誌『non-no』のモデルやユニチカスイムウェアキャンペーンモデルをされていました。
そして、1992年の24歳の時にドラマデビュー。デビュー作は「愛という名のもとに」です。唐沢寿明さん演じる健吾の婚約者で鈴木保奈美さん演じる主人公の貴子の元を訪れたこともあり、ライバルという感じで登場していました。デビュー作ですがいきなり重要な役だったんですね。
結局、健吾が告発されたことで健吾から別れを告げられるのですが、高校時代から「将来結婚する相手」として健吾の写真を持ち歩いていたという一途な女性でした。
「木曜日の食卓」
夏川さんは古谷さん演じる宮沢恒雄と篠さん演じる東子(はるこ)の長女、千奈美を演じています。桑原(池田政典さん)と結婚し、同居するつもりで家を二世帯住宅にしました。
ですが長男(千奈美の弟)の達郎(西島秀俊さん)が他の相手と結婚する予定だった米坂摩耶(富田靖子さん)を略奪し、宮沢家に連れてきます。そのまま2人は結婚することになり、2階にすむことになって・・・というお話。
主題歌は竹内まりやさんの「家に帰ろう (マイ・スイート・ホーム)」でした。
「谷口六三商店」ではおバカな長女役!
ドラマ中で一番かわいい明子ちやんが大好きです!😘#夏川結衣 #谷口六三商店 #谷口明子 pic.twitter.com/Mz5Ub6t2Xh
— 🍁 (@Fiona_goodluck) October 21, 2022
東京下町にある老舗の煎餅屋の店主・谷口六三の一家のお話。六増夫婦と娘夫婦と3人の孫の7人家族。
ある日孫の真一(加勢大周)がサビィ・プラカーシュ(鷲尾いさ子さん)を連れてきて家族はびっくり。一緒に住むことになるのですが文化の違いなどで様々な問題が起こるというお話。
家族がそれぞれ個性的で面白かったですね。
夏川さんは真一の姉・明子を演じています。ちょっとおバカキャラで家族のムードメーカー。派手な服が好きで見た目も明るいです。結婚願望が強いのですがなかなかいい相手に巡り合えず、失恋すると別人のように落ち込むという女性でした。
夏川さんのコメディはなかなか珍しいですよね。
このドラマではかなりぶっとんだ演技でしたが同じ年には『人間ドキュメント 夏目雅子物語』で夏目雅子さんを演じています。第二の夏目雅子と呼ばれている時期もあったんですよ。
「家族A」
安西俊平(野村宏伸さん)と章子(夏川さん)の夫婦はマイホーム資金を貯金するために、章子の実家で同居することになります。
俊平は大家族に憧れていて、同居を楽しみにしていました。引っ越しの日に章子の父と妹2人と対面。一緒に暮らすことになるのですが、暮らしてみるとちょっと変わった家族で思い描いていた家庭ではなく・・・というちょっと変わったホームドラマでした。
このドラマは全11回の予定だったのですが、視聴率が振るわず、9回で打ち切りになっています。そのため、再放送やソフト化もされていません。
「青い鳥」で注目を集める
豊川悦司さん演じる柴田 理森は、9歳の時に5歳年上の尊敬する兄が亡くなり、母親が失踪。父親と二人暮らしをしています。父親は実家の最寄り駅である清澄駅の駅長で、理森も同じ駅で働いています。
ある時、街に似合わぬ美人女性、町村 かほり(夏川さん)とその娘誌織(鈴木杏さん)がやってきて心を奪われます。かほりは地元の名手の息子綿貫 広務(佐野史郎さん)の内縁の妻でした。
誌織は電車に乗って通学していたため、毎朝理森に会い「駅長さん」(実際はただの駅員)と呼んで慕っていました。ある時ずぶ濡れの2人を助けたことから会うようになり、理森とかほりは惹かれ合っていきます。
ですが密会の事実を知った広務が激怒し、3人は逃避行するという物語。夏川さんの美しさがないと成立しないドラマだったと思います。
かほりは中盤で亡くなってしまいますが、印象の強い役でした。
ドラマ初主演は「結婚前夜」
Macに取り込んだ30年分のビデオを報告していくツイート 166。1998年。「結婚前夜」夏川結衣さん。その2。素敵に変身してゆく。よいドラマだった。主題歌は小谷美紗子さん。#90年代 #平成 pic.twitter.com/FNAWXS5Vz4
— からP🌟ミルクセーキ音楽P (@Kara_P_Sounds) September 24, 2020
夏川さん演じる篠田奈緒は、婚約者に振られたばかり。どんな時に幼馴染の高杉雅人 (ユースケ・サンタマリアさん)に出会います。
そして2人は付き合うことになるのですが、その後破局してしまいます。破局した後も、雅人の父親高杉楯夫(橋爪功さん)は奈緒を気にかけていて、奈緒はだんだんと楯夫に惹かれていくという物語。息子の後に父親というのはなかなかショッキングですが、恋をして素敵に変わっていく女性を演じています。
その後も夏川さんは数々のドラマに出演されています。毎年何本も、という訳ではないですが印象的な役どころが多いと思います。今後の夏川さんの作品も楽しみです。