90年代とは
1990年代とは、日本の元号に当てはめると平成2年から平成11年までのことを指します。1980年代後半から続いたバブル景気が終了し、不況の時代へと突入。また日本のエンターテイメント界にも冬の時代が訪れ、それまで多く存在していた歌番組が相次いで打ち切りに。90年には22年にわたり放送された『夜のヒットスタジオ』が最終回し、音楽業界も新たな局面を迎えました。
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しかし悪いことばかりではありません。80年代後半から続く「トレンディドラマ」が黄金期を迎え『東京ラブストーリー』『101回目のプロポーズ』『あすなろ白書』といった今もなお語り継がれる名作を次々と世に送り出していきます。この頃から人気ドラマの主題歌は売れるという法則が出来始め、当時のヒット曲はほとんどがドラマ主題歌でした。こうした流れからCDが売れる時代へと突入し、シングル売り上げ100万枚を突破するアーティストが増え始めます。またそれまで「スナック」や「カラオケ喫茶」が主流だったカラオケが、個室に仕切った「カラオケボックス」へとシフトチェンジしたのも90年代でした。
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「ノストラダムスの大予言」に踊らされたり、90年代後半には美容師という職業にスポットライトが当たった「カリスマ美容師ブーム」などもありましたよね。軽量サイズの携帯電話が普及し始めたのも90年代。「PHS」や「着メロ」「着ボイス」などにも懐かしさがあります。また1995年、大リーグに挑戦した野茂英雄さんの大活躍が、現在まで続く後輩たちの夢の扉を大きく開いたことに間違いありません。そして何と言っても一世を風靡した国民的アイドル「SMAP(スマップ)」、安室奈美恵さんの大活躍は90年代、そして平成を語る上では欠かせないでしょう。
令和世代に再流行している90年代の魅力!
90年代にはまだまだ人々が1つのものを共有するという圧倒的なパワーで満ち溢れていました。それはインターネットがそれほど普及していなかったアナログな時代。情報は一瞬一瞬が全てでした。多くの人がリアルタイムにテレビを見て、共通のツールから流行をキャッチ。そして日本中が同じものを見たり、聞いたりしている中からブームは生まれたのです。
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「アムラー」「キムタク」「コギャル」に「たまごっち」「厚底ブーツ」「若貴フィーバー」「小室ファミリー」など音楽もドラマもファッションもスポーツも全て、視聴者が同じ時を共有しているという感覚。例えばファンではなくてもそれについて知っているという共通認識、昭和から続くこのような感覚が90年代には残っていました。当時と多様性の時代である現代との大きな違いを人気のバロメーターといわれた「視聴率」が強く物語っています。配信サービスの充実からCDや雑誌の売り上げなどにも同じことが言えますね。
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そんな90年代に青春を過ごした若者たちが今や令和の親世代!SNS時代に突入し、溢れすぎる情報から爆発的なブームが起きずらくなっている現代で、仲良し親子が増えている現状から考えてみても、熱気を感じる90年代の風景は令和に生きる子供たちにとっても魅力的に映っているのではないでしょうか。
現在ファッション界でも90年代初頭に流行った「グランジファッション」が人気急上昇中!その他さまざまな分野で90年代のリバイバル・ブームが到来しています。一周回ってタンスに眠っていた当時のファッション・アイテムを子供たちに譲り、思い出をシェアしてみては?
現在ファッション界でも90年代初頭に流行った「グランジファッション」が人気急上昇中!その他さまざまな分野で90年代のリバイバル・ブームが到来しています。一周回ってタンスに眠っていた当時のファッション・アイテムを子供たちに譲り、思い出をシェアしてみては?
いま「TikTok」で再ブームとなっている90年代ソング
只今、若者を中心に90年代の音楽が再ブームとなっています。流行の発信源は動画に特化したソーシャルネットワークサービス「TikTok(ティックトック)」。現在TikTokで流行っている「踊ってみた動画」に90年代ポップスが使用されていることから、当時を知らない令和世代の心にも刺さっている模様です。名曲はいつの時代も色褪せないとはまさにこのことですね!
ロマンスの神様
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その中でも特に広瀬香美さんの『ロマンスの神様』がTikTokで大ヒット、若者言葉でいう「大バスり」となっており、約30年前に発売されたウィンターソングの定番が、時代を超え再び高い評価を得ているのです。「踊ってみた動画」は広く共有され、広瀬さんご本人も喜びのコメントをしています。
他にも相川七瀬さんの『夢見る少女じゃいられない』といったジャンルにとらわれない幅広い90年代ソングが流行っている模様。音楽の聴き方も様変わりし、TikTokがトレンドの発信源!これがCDよりもサブスクを好む令和時代に生きる若者の常識となっているようです。何より彼らにとってもはや「90年代」がレトロになっていることに時の流れを感じずにはいられません。
他にも相川七瀬さんの『夢見る少女じゃいられない』といったジャンルにとらわれない幅広い90年代ソングが流行っている模様。音楽の聴き方も様変わりし、TikTokがトレンドの発信源!これがCDよりもサブスクを好む令和時代に生きる若者の常識となっているようです。何より彼らにとってもはや「90年代」がレトロになっていることに時の流れを感じずにはいられません。
令和の女子高生もルーズソックスがお気に入り
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1990年代初頭、女子高生の間では制服のスカート丈を短くする「ミニスカ」スタイルが大流行していました。これにより露出された脚にポイントを持たせるためや、寒さ対策も兼ね、登山用の靴下「ブーツソックス」が好まれるように!いつ頃から「ルーズソックス」と呼ばれるようになったのかは定かではありませんが、早い段階からこの呼び名で定着しています。